先日、ある葬儀に参列させていただいた。
105歳の天寿をまっとうされ、大往生だった。
私は22~3年前、とある選挙事務所で事務のアルバイトをした。
亡くなれたWさんは 立候補者の後援会長で、そのとき御年が82~3歳かと思う。
毎日、事務所に来られていろいろなお話をした。
とってもダンディーで男前で、お洒落な男性で、
ゴルフを愛し 奥様を心から愛しておられた。
喪主の息子さんのご挨拶に 感動した。
父は 晩年 自分の人生の絶頂期は88歳だったと口癖のように言っていた。
舞鶴の名士の方々が 次から次へと米寿のお祝いの宴を催してくれたこと。
たくさんいる孫たちが 同じく米寿のお祝いの会をしてくれたこと。
88歳が人生の絶頂期なんて・・・・勇気がみなぎる言葉だと思う。
誰しも、30代40代の若く、何の翳りもない時代を絶頂とするのではないか。
それが米寿が人生の絶頂期なんて、参列した皆、憧れのため息が漏れた。
ふと、思い出す。
Wさんが選挙事務所で語られたことで 一番印象に残ったこと。
Wさん、82~3歳の頃でも、毎朝 奥様とキスをされると伺った
そのとき、とても感動したのを覚えている。
最近、メディアでよくキスの効用を採りあげているが、これは本当なのだ。
キスをすると 脳やホルモンにとても良い作用を与えて、
毎日キスしている夫婦は 統計的に5歳は寿命が長いそうだ。
妻である女性も 生き生き・ツヤツヤしている方が多いらしい。
Wさん、天国で 最愛の奥様と出会ってらっしゃるだろうなあ。
ご冥福をお祈りいたします・・・