松本幸四郎さんの ライフワークともいえる
ミュージカル 「ラ・マンチャの男」大阪公演を観た。
46年 このミュージカルを演じてこられ、
今回の大阪公演で 1231回となるそうだ。
松たか子さんや 松本紀保さんと共演されて話題にもなった。
今回のアルドンザ役は 宝塚出身の 霧矢大夢さん。
膨大な台詞、美しい歌の数々、激しい立ち回り・・・
松本幸四郎さん、73歳になられたと聞き、
一人の歌舞伎役者の人生が込められた舞台に、感動した。
ミュージカルにしては 哲学的にして、構造もちょっと難解。
でも、さすがに幸四郎さんが ライフワークにされるだけに
とても深いものをたくさん含んでいる。
名台詞も多い。
一番憎むべき狂気とは あるがままの人生にただ
折り合いをつけてしまって、あるべき姿のために
戦わないことだ。
事実は 真実の敵なり。
含蓄ある台詞が並ぶ。
「見果てぬ夢」・・・そんな壮大な夢が自分にはないことに気がついた。
日々の生活、人生に折り合いをつけて満足している自分。
戦っていないなあと感じる。
もし機会があれば 再び松本幸四郎さんの「ラ・マンチャの男」 観たい。