石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

超歌舞伎 初音ミク

2019-08-27 15:17:43 | Weblog

主人と南座へ。

「8月南座 超歌舞伎」

 

「ヤマトタケル」や「ワンピース」とか、

スーパー歌舞伎というわれるものは 何度か観たけれど

「超歌舞伎」というものは 初めて観た。

中村獅童と 初音ミクが共演する。

伝統芸能の歌舞伎と NTTの超高臨場感通信技術による、

最新のデジタル演出が融合したもの。

 

 

美しい歌舞伎の衣装や化粧、「型」、

歯切れの良い立ち回りの演出・キメのポーズ・・といった、

今までの伝統的な演出をベースに、

アクロバット的なシーンや 宙吊りや 

派手な仕掛けが満載で、

最後は わけのわからない高揚感で 会場すべての人がスタンドアップ

まるで 獅童ファン・初音ミクファンのライブ状態で

舞台に吹き荒れる桜吹雪のなか、

異様な盛り上がりで 終わった。

華やかなショーを観た気分。

中村獅童の 有り余るエネルギーとパワーに圧倒されるけど

私なんか、(主人も) ちょっと気おくれを感じた。

今まで まったく歌舞伎を知らなかった デジタルタイプの若い方が

超歌舞伎を観たら、すこーんと この世界にハマるかも。

既存の観客以外の客層をひっぱってくるのは可能。

 

華やかさや面白さはあるけれど、古典歌舞伎のような

深みは まったくない。

歌舞伎界の若手俳優さん、物心つく前から

古典歌舞伎を教え込まれ、伝統を身につけながら

新しい歌舞伎を 一生懸命模索されている。

いろんな冒険があっていいと思う。

 

大勢の若い人に支持されていけば

歌舞伎のひとつのジャンルが 新たに確立されるだろう。

 

コメント
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