24節気 今日は大雪。
いよいよ寒くなってきた。
だってもう12月だもんね。
昨日は 数寄者 中田様の還暦茶事にお招きいただいた。
いつもながらの素晴らしいお道具組、
いや、
お目出たいお席なので ますますレベルアップしている。
11月12月で 約8名ずつ 14回茶事を企画されているそうだ。
私達が10回目。
100名以上のかたが この一期一会を楽しみに
全国各地から集うのだから凄い
中田様と御縁があってから5年の月日が経つけど
その間、茶事や懐石を通して
大変多くのことを勉強させていただいた。
今回の茶事で「忘れ草」という古瀬戸の美しい茶入れを使われた。
銘の由来は、伊勢物語 第100段、
忘れ草 生ふる野辺とは 見るらめど
こは しのぶなりのちも頼まむ
の和歌から引用されている。
その添え書きも 掛物にしてあった。
伊勢物語は ここ最近勉強させていただいていたので
とても身近な感じがした。
伊勢物語には 東下り・井筒・都鳥・杜若など
有名な段が多々あるのに
ひっそりと全く目立たない(・・・と私は思っていた)第100段を
あえて選んで銘にするところが 奥ゆかしくて心憎い。
伊勢物語を学んでいたからこそ
自分の脳のなかで ちゃんと繋がって
楽しいと感じる。お茶って奥深いな。