J2愛媛FCの話題です。なかなか珍しい事例ですね。 クラブに対して助言・提言をする愛媛FC健全経営委員会(委員長は愛媛大教授)が18日県庁で開かれたそうです。
収支のうち、収入では、スポンサー広告料が1億7,400万円、入場料は5,972万円など、支出では選手人件費が1億3,157万円、遠征費が4,481万円となり、営業利益は約35万円だったとか。
愛媛FCは、1試合の平均入場者数5,000人以上を目標にしていますが、今月8日の開幕戦では入場者数が5,122人だったそうで、委員からは「若者にアイデアを出してもらうなど、一歩踏み出してチャレンジすることが必要だ」などの意見が出されたそうです。
ここで注目すべきは、この委員会が県主導で行われていることです。委員会事務局は県庁企画情報部 管理局企画調整課 広域政策係に置かれています。会議場所は県議会議事堂の総務企画委員会室です。傍聴(定員10名:先着順)も可能ということで、何か議会みたいですね。
出席委員は5人。愛媛大学教育学部教授(委員長)、税理士、㈱エス・ピー・シー常務取締役、愛媛県企画情報部長、松山市総合政策部長のようです。出席者としてクラブ社長、GMも同席。
ネットで見た会議の詳細では、クラブ近況(成績や環境分析等)、競技場等の状況、下部組織、地域活動などが協議、報告されたとか。Jリーグ経営諮問委員会が来訪したようで、インフラ整備と観客動員を改善せよと指摘されたとか。Jの諮問委員会が来るというのは、どういう事なのでしょうか。どこにも行っているのか、愛媛だから来たのか。わかりません。きちんとJリーグがこういう指導をするのですね。
「Jリーグ百年構想の具体的アイデアは?」「ファンクラブ会員を増やさないといけない」「飲食店には固定客が居る。お店で応援団つくることやチケット販売も考えないと」「大きな法人だけでなく、小さなまとまりで密着していかないと」などの意見も出されたようです。
㈱エス・ピー・シーはタウン情報を発刊されている地元の情報企業のようですね。岡山でいうとスポンサー様である㈱アス様ですね。
㈱エス・ピー・シー公式HP:http://www.kk-spc.co.jp/