J2湘南は、先日決算を発表しましたが、約5千万円の赤字決算だったようです。選手の移籍金がなくなり、また分配金の減少が影響を受けたそうです。「被災地の子どもたちにゴールデンウィークを!」として、GWに福島の子どもたちを湘南地域へ招待する事業を実施されます。湘南地域の行政、支援団体、またボランティアの皆さんと協力し合い、被災地の子どもたちを3日間ほど湘南地域に招待し、楽しいGWをプレゼントするとか。5月6日~8日の日程で福島ユナイテッドFCの小中学生を招待することが決定。今回は福島県いわき市内の小学生を中心に5月3日~5日の日程で招待を行うことが急遽決定。
今回の招待事業を実施するにあたり、4月30日の横浜FC戦でチャリティーTシャツとチャリティーチケットを販売。その利益を福島の子どもたちを招待する交通費、宿泊代として充当されるとか。以下、その内容です。
・名 称
KIDS GUARD SHONAN「被災地の子どもたちにゴールデンウィークを!」
・協 力
国際ロータリー2780地区第9グループ、平塚競輪場、みずほ野、足柄森林公園丸太の森キャンプ場、市村自然塾、スリーエフ、湯快爽快ちがさき 他・・
・後 援
平塚市、小田原市、箱根町、小田原箱根商工会議所
・招待対象
福島県いわき市内の小学生 約80名
・日 程
5月3日(火)~5日(木)の2泊3日
・内 容
フットボールアカデミー(普及・育成部門)のコーチが中心となって引率。サッカーをはじめ山で遊ぶプログラムなど各種レクリエーションを提供。宿泊や食事は支援団体より提供。
・チャリティーチケット(3枚の売上で子ども1名分の招待が可能)
5月8日(日)愛媛FC戦 自由席
・チャリティーTシャツ(2枚の売上で子ども1名分の招待が可能)
価格:3,800円、サイズ:M・L・XL、販売枚数:200枚
この事業でボランティアを募集したそうですが、受付終了になったとか。通常はクラブや行政が費用を負担するところですが、この企画は、チャリティーチケット&Tシャツの売上を費用に充てるという事で、スタジアムに来る観客がともにチャリティーに参加できるという画期的なアイディアです。中には売上や利益しか口にしたがらないクラブがありがちですが、本当にいいチャリティー活動だと思います。その趣旨を知れば、当方もTシャツを買っていたと思います。
本当に、湘南さんは自分目線(そういう所ありますね)ではなく、ファン目線、今回は子ども目線で事業を進められています。仕事で聞いた話ですが、岡山県内にも被災された方々が来られているそうですね。
J2湘南公式HP該当ページ:http://www.bellmare.co.jp/30601
もう一つ、嶋君からいい情報があるとの話を聞き、調べてみました。「選手到着!全員集合!」と題して、試合登録選手全員と、来場者で集合写真を撮るというファンサービス。選手との写真であれば、サイン会か練習終了後にちょっとお願いして撮ってもらう事くらいしか思いつきません。全選手と集合写真、しかも撮影はチームカメラマンって、なかなかいいアイディアだと思います。以下、様子を紹介。
試合当日に平塚市総合公園内大池付近にて整理券を配布。参加希望の人は整理券を持って、平塚競技場場外1ゲート脇で行われる勝利への花道に集合。花道終了後にスタジアム内に入場し、記念写真を撮影。
なお、チームカメラマンが撮影した写真は専用ホームページ(http://login.photo-labo.jp/login/8photo/)からログインしてオンラインで購入できるとか。
・実施日: 2011 J2リーグ全ホームゲーム
・整理券の配布時間: 10:00~なくなり次第終了
・配布場所: 平塚市総合公園内5ゲート付近
・記念写真販売サイト: http://login.photo-labo.jp/login/8photo/(写真の購入には参加者のみに配布されるIDとパスワードが必要)
・配布枚数: 先着40枚(1人1枚)
・集合場所・時間: 勝利への花道(平塚競技場場外1ゲート脇)に11:10までに集合
ファン・サポーター目線に立ったいいサービスだと思います。もっともっとファン・サポーターの数を増やすにはどうしたらいいんだろうと考え尽くさないと、思いつかない企画だったと思います。真壁社長の気持ちも入った丁寧な企画だと思います。Jリーグ百年構想の優等生、これからも頑張って欲しいと思います。節度をもった行動について心配する声も聞こえましたが、それは管理側の話で問題ないでしょう。
J2湘南公式HP該当ページ:http://www.bellmare.co.jp/30221
今日、栃木戦に行ってきました。その話はまた明日。