リスペクト(事例紹介)コラムです。
昨年の情報ですが、ずっとキープしていました。よくJ1にふさわしい市民クラブといいますが、決して成績や数字だけではなれません。もっともっと高い付加価値がないと、J1ふさわしいごっこで終わってしまいます。そんな中、山雅さんでやっぱりここは違うわ、こういう事はどのJ2クラブもできないだろうという事例がありました。まずはアジア戦略です。以下、抜粋して紹介。
【「ゲイラン・インターナショナルFC」との業務提携契約】
J2松本はシンガポール・Sリーグに所属する「ゲイラン・インターナショナルFC」と業務提携契約を締結。この業務提携はクラブ経営・運営、チーム強化に関するお互いのノウハウを共有し、両クラブの発展とシンガポールと日本のサッカーの普及、発展を目指すとともに、サッカーを通じて両国の国際交流を深めることが目的。クラブとしては、アカデミーの選手やチームの交流、指導者の派遣、そして、プロ選手の移籍や練習生の受け入れなどのチーム間の交流と共に、ホームタウンである「長野県・松本」のシティープロモーションの一環として、シンガポールと松本をより多くの人々に知ってもらう機会として活用。このような提携に至った背景には、両クラブのメインスポンサーであるエプソン、シンガポールサッカー協会、Sリーグ、そしてJリーグの多大なるご協力と支援。
≪ゲイラン・インターナショナルFC≫
'73年に創設され、'74年にNFLに加盟、70年代から80年代シンガポールで最も成功したクラブの一つ。'96年にシンガポールで最初に設立されたプロリーグであるSリーグに加盟時にゲイラン・ユナイテッドFCへ改名し、その年の優勝タイトルも獲得。'12年に現クラブ名に改名し現在に至る。'01年にリーグ優勝、'09年にはシンガポール杯も獲得。
昨年11月23日(水)に、シンガポールの「ザ・フロート マリーナ・ベイ」にて両クラブの業務提携調印式・記者会見を開催。会見には、ゲイラン・インターナショナルFCチェアマン、SリーグCEO、エプソンシンガポール社長、J2松本は加藤取締役副社長兼GMが出席。
J2松本公式HP該当記事:http://www.yamaga-fc.com/archives/80820
J2松本公式HP該当記事:http://www.yamaga-fc.com/archives/80895
いやはや素晴らしいですね。J1クラブと一部のJ2クラブ(札幌さんや水戸さん)ではアジア市場に目をつけています。平均観客動員数を追っていれば事が足るという価値観とは違うもの。J2クラスでは来場客をいかに増やし、儲けるかが中心ですが、その対極でアジアに目を向けるか、その辺は違いであり、ファン・サポーターの「格差」なのかもしれません。間を取り持ったのは胸スポンサーであるエプソンのようです。
あと、この加藤GMも神田社長も元選手。これからのJクラブ(市民クラブ)は、選手経験のある経営者でないと務まらない時代になってきていると、最近よく思います。選手経験があるからこそ、ファン・サポーターファーストの経営ができると。さすが山雅さん。次はJクラブが提供するアパレルの事例です。
【MATSUMOTO YAMAGA COLLECTION】
昨年10月23日(日)のホーム愛媛戦にて開催。「スタジアム」「ライフスタイル」「スポーツ」の3つのテーマに合わせた商品を全17アイテム用意し、様々なスタイルにあう着こなしを提案。試合当日は全17アイテムの展示と、数量限定の受注販売を実施。
取扱い場所はホーム愛媛戦イベントエリア1(1ゲート近く)。お渡し時期は11月中旬。
J2松本公式HP該当記事:http://www.yamaga-fc.com/archives/78565
いつでどのクラブの時だったか忘れましたが、同じように限りなく私服に近いアパレルグッズの記事を書いた事があります。、山雅さんの今回のアイテムはエンブレムは控えめなデザインで、いい感じです。例えば、某黄色いチームのアパレルグッズを見ても、エンブレムが目立っていて、私服として着るのはなぁと思えるデザインと思う人もいるのではないでしょうか。しかし山雅さんすごいですね。ユニフォームスポンサーがアディダスです。アディダスだからこういうアパレルコレクションになるのでしょうか。これもJ1にふさわしい部分でしょうか。
あと、新体制発表会が22日にまつもと市民芸術館で開催されるようで、参加できるのは抽選で1,500席だとか。一方のJ2岡山は今回初めて一般向けに30席を用意しております。山雅さんようなレベルに早く達して欲しいと思います。山雅さんはネット中継はもちろんの事、ホームタウン地域内の7つのCATVでも中継されます。この辺りもJ1にふさわしい市民クラブのパーツなのではないでしょうか。試合では確かにプレーオフで勝った相手ですが、こういう部分での「差」はまだまだ大きいと思います。もっとも、山雅さんには数字や成績(J2リーグ)でも負けていますが、岡山は山雅さんに追い付けるのでしょうか。
J2松本とJ2岡山の比較関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150216
J2松本関連:26|25|24|23|22|21|⑳|⑲|⑱|⑰|⑯|⑮|⑭|⑬|⑫|⑪|⑩|⑨|⑧|⑦|⑥|⑤|④|③|②|①