リスペクトコラムです。
この前、思わず目を引くようなニュースが流れました。ミニW杯を開催するという話が出ているそうです。クラブW杯がネーションズリーグに大きく変わるというのに、訳がわからなくなってきました。そうでなくても欧州主要リーグは超過密日程と聞いているのに、それは物理的に可能なのかとすぐに思いました。まずはロイターの記事から。
【サッカー=FIFA、2年に1回の「ミニW杯」開催を提案】
「国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長は、2年に1回のスパンで小規模のワールドカップ(W杯)にあたる大会を開催することを提案した。ロイターが入手した資料によると、トーナメントは「ファイナル8」と名付けられ、代表チームによる「ネーションズリーグ」の上位チームを集めたものになる。2021年にスタートして、奇数年の10月か11月に開催する計画という。」
「コンフェデレーションズ・カップは廃止される見込み。新大会が実現した場合、各大陸で開催されている欧州選手権などの主要大会や、W杯の予選とも並行して行われることになるため、FIFAが国際サッカーを過度に複雑化し、最重要大会であるW杯の価値を下げるという批判につながる可能性もある。」
引用:ロイター
ん?ネーションズリーグの8強で開催? 奇数年の秋開催という事ですが、ワールドカップイヤーである今年2018年が偶数年。W杯イヤーの2年後という訳でなく、関係無しに奇数年で2年に1回開催されるという事ですか、よくわかりません。そう書いていたら、また違った情報が出てきました。
【8カ国の代表チームで2年に1回のミニW杯を開催? FIFA会長が提案】
「(FIFAのインファンティーノ会長が)提案していると報じられたのは、『ファイナル 8』と呼ばれる8カ国参加のミニ・ワールドカップの開催だ。欧州サッカー協会(UEFA)の主催で2018年から偶数年の9月から翌年6月にかけて開催の代表チームによる国際大会、UEFAネーションズリーグに似た形になると見られている。インファンティーノ会長は4年に1回開催される現行のFIFAワールドカップに加えて、2021年から2年に1回ミニ・ワールドカップを開催することを提案しているという。」
「報道は、某投資家グループが12年間の開催を保証する大会権利を250億ドル(約2兆7430億円)と巨額で取得する見込みであり、正式発表は近いと見ているようだ。」
引用:サッカーキング
ん?ネーションズリーグに似た形?って別にやるんですか? それは代表チームは大忙しだ。東京五輪の翌年からの開催という事ですが、12年間のスポンサードをする某投資家グループというのが気になります。つまり、お金ですか。確か、W杯の出場国数も大幅に増えるという話も前に聞きましたが、W杯の権威というのがどんどん地に堕ちていっている気がするのは当方だけでしょうか。と、書いていたら反応が出てきました。まぁそりゃそうでしょう。
【「不確実であり情報不足」UEFA、FIFA会長提案のミニW杯開催に強く反対】
「欧州サッカー連盟(UEFA)の取締役会は、国際サッカー連盟(FIFA)が提案したミニ・ワールドカップ開催に強く反対したようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が3日に伝えている。」
「UEFAはチャンピオンズリーグやネーションズリーグといった国際大会でスケジュールがすでに非常に圧迫されているため、これ以上の国際大会に何らかの変更や譲歩をする準備ができていないと主張した。UEFA取締役会のラール・クリスター・オルソン会長は次のように声明を発表した。
『FIFAのこのプロセスは“古いFIFA”の動きを思い出させる。我々が経験したことは、連盟の透明性の明確な欠如と、こういったFIFAの提案や意思決定(他連盟への半強制的提案)である』『たくさんの不確実性と情報不足が伴った提案をすることは、 『虫の缶(厄介な問題を引き起こす)』のように、私には聞こえる』」
引用:サッカーキング
UEFA会長が大反対したようですが、まぁそりゃそうでしょう。一つ気になるのが、FIFAの勢力。昔のように南米が強ければ、欧州の都合など関係ねえでしょうが。調べてみると、インファンティーノ会長は元UEFA事務局長。うー、む、南米系ではなく欧州系。ならば、欧州の意向も反映されrそうな人材。やっぱ、それを上回るお金の力なのか。
これらの情報を普通に読むと、まず今年2018年にロシアW杯、2020年に東京五輪、2021年にミニW杯、2022年にUEFAネイションズリーグ、2023年にまたミニW杯と、欧州の代表チームには持続のような過密スケジュールになります。たぶん、また揺り戻しが起きるのではと。
話は変わり今日、Cスタで開催されたファジのホーム福岡戦に行ってきました。その模様は明日。