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岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

優勝の味48

2019-11-01 00:01:30 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 遅くなりましたが、川崎さんルヴァン優勝おめでとうございます。いろいろ忙しくて今日の記事になりました。いつものルヴァンカップは留守録して何かしら観ているのですが、今年は上手く留守録ができなく、やべっちFC等のスポーツニュースで確認するだけでした。フルタイムをTV観戦する醍醐味は味わえませんでしたが、ネット情報で素晴らしい決勝戦であった事は容易にわかりました。
 川崎さんといえばつい数年前までは「シルバーコレクター」として有名でした。2年前のリーグ初優勝までの21年。J1で9度の準優勝でしたが、やっと「勝負弱さ」を返上できていました。そこからリーグ2連覇で、今季は首位まで勝ち点が18点差の6位とリーグ優勝はしんどいですが、今回のルヴァン優勝で3年連続タイトル獲得となりました。
     
 ネットの戦評です。
「一進一退の攻防は、小林の逆転ゴールで大勢が決したかに見えた。しかし、こちらも初戴冠へ並々ならぬ思いを持つ札幌がラストプレーで同点。さらに、延長前半には谷口の退場と福森の芸術弾が相次ぎ、一転して川崎Fは窮地に。それでも、「五度目の正直」のために美学を捨てた。10人だろうと、目の色を変えて走り続け、その執念は同点弾として結実する。PK戦へ持ち込むと、死力を尽くした味方からバトンを託された新井が覚醒。2本のPKを止め、「青」を濁らす苦い歴史に終止符を打った。」
引用:スポーツナビ
   
 まずは早い時間に札幌さんが先制し、前半ロスタイムに川崎さんが同点。後半終了直前に札幌さんが再び逆転し、このまま終了かと思われた後半ロスタイムで再び川崎さんが同点。延長戦に入る。延長前半に三度札幌さんが逆転しましたが、延長後半に入って三度川崎さんが追いつき粘りを見せる。絶えず札幌さんがリードをしていましたが、経験でしぶとく食い下がる川崎さん。
 PK戦は時の運。PK5-4で川崎さんが接戦をものにしました。かつてはどこかで力尽き、「やっぱり川崎は優勝は無理だ。社会貢献活動とかやってる場合じゃない」と言われていましたが、今やすっかりタイトルホルダーに変貌しました。あと、2つコラムを紹介します。
   
【なぜ、札幌は優勝できなかったのか?川崎との差、激闘のルヴァン杯決勝で勝敗を分けたもの】
〔川崎にあって札幌になかったもの〕
「選手たちは「経験値」という単語こそ用いなかったものの、抱いている感想については同じだった様子。荒野拓馬は「ゲームコントロールのところがやはりもの足りなかった。延長戦では、退場者が出て1人少なくなった相手に追いつかれてしまったわけで」と振り返り、鈴木武蔵は「もっと精神的な余裕が欲しかった。リードをしている時間帯には、何かアクションを起こすのではなく『なんとかこのまま試合が終わってくれないかな…』と願いながらプレーをしてしまっていたような気もしている」と悔やんだ。
〔実力の差が勝敗を隔てた〕
「元も子もない物言いになってしまうが、勝負を分けたのは要するに実力の差だろう。」
「札幌は前線からの守備が緩く、川崎のセンターバックが自由に配球できる局面を与え過ぎていた。そこから揺さぶられ、走らされた。ジワリジワリと体力が奪われていった。ハーフタイムに修正を図ったことだろうが、後半が始まっても終盤までその展開は変わらない。
 前半のうちに選手を入れ替えて前線の守備を改善する策もあっただろうが、延長がある試合であることを考えるとその判断は簡単ではない。もっと言ってしまえば、延長戦に入って川崎が10人になってからも前線のプレスがハマらない場面が目立ち、最後までこの部分が響いてしまったように感じる。」
〔この悔しさの先には明るい未来がある〕
「総括をすると、苦しい試合でありながらも持ち前のハードワークとタフな粘り強さで、川崎と札幌の間にあった力の差をグッと縮めることに成功し、その結果、僅かな一歩の不足に至ったのだと思う。つまりは何かが足りなかったというよりも、足りない部分のほとんどを埋めるほどの健闘をしたと見るべきなのかもしれない。
 当たり前だが、力の差があるに決まっている。なにしろ相手はJ1で2連覇中のチームだ。しかし、一発勝負ならば何かを起こせる可能性がある。」
引用:GOAL

 コラムでは勝負を分けたのは経験値と語っていますが、確かにかつての川崎さんには優勝を決め切る経験値が足りなかったのかもしれません。実力の差とも書いています。札幌さんは長くJ2でご一緒し、時には地元岡山よりも弱かった時期も見られました。財務的にも苦しんだ時代が長かった覚えがあります。そこから野々村社長が登場し、エレベータークラブからJ1の上位クラブに変貌しました。これはミシャ監督の功績も大きいと思います。でも、タイトルには届かなかった。現在はJ1で8位。全然立派だと思います。やはり地力の差が最後に出たのかもしれませんね。

【「一発勝負に弱い」川崎フロンターレがルヴァンカップ初優勝のワケ】
〔決勝でゴールできない、勝てない 「シルバーコレクター」との揶揄も〕
「まとわりついてきた2つの呪縛を振りほどいた。決勝戦でゴールできない。決勝戦で勝てない。川崎フロンターレとして5度目、個人としては4度目の挑戦で国内三大タイトルのひとつ、YBCルヴァンカップを初めて制した大黒柱、MF中村憲剛が感無量の表情を浮かべた。」
「前身のヤマザキナビスコカップ時代から、一発勝負で行われる決勝で勝てなかった。2000年大会を皮切りに、2007年、2009年、まだ記憶に新しい2017年大会とすべて無得点で90分間を終えて、順に鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、FC東京、セレッソ大阪の引き立て役に回ってきた。
 2017年の元日には、三大タイトルのひとつである天皇杯全日本サッカー選手権大会でも決勝戦へ初めて駒を進めたが、延長戦の末に1-2でアントラーズに屈した。一発勝負に弱いというレッテルを貼られ、いつしか「シルバーコレクター」と揶揄されるようになった。」
〔PK戦4人目失敗で絶体絶命も 新井の劇的セーブで初優勝へ〕
「真の実力が問われる長丁場のリーグ戦を制し、クラブ悲願の初タイトルを獲得したのが2017年。史上5チーム目となる連覇も達成した中で、勝負強さを含めたメンタルが問われるカップ戦でも頂点に立った。栄光の歴史を受け継いだ未来のフロンターレの選手たちが過去を振り返った時、ターニングポイントの1つに2019シーズンも必ず加えられる。」
引用:ダイヤモンドオンライン 

 最後のPK戦で川崎さんは4人目が失敗して絶体絶命になりましたが、GK新井選手が止めてMVP獲得。シルバーコレクターの他にまだ2つ負のジンクスがあったのですね。これで一発勝負に弱いというレッテルを剥がれました。その逆は一発勝負に強い鹿島さん。今季はリーグ首位が鹿島さんで、カップ戦優勝が川崎さんと逆転現象ですね。まだまだ川崎さんの黄金時代は続きそうです。
 川崎さんは当ブログでも付加価値が最も高い優れたクラブです。川崎さんが成果を残せば残すほど、強くなるためには社会貢献も不可欠の事を実証できます。なので、これからも勝ち続けて欲しいです。改めてルヴァンカップ優勝おめでとうございます。
J1川崎関連:8584838281807978777675747372717069686766656463626160595857565554535251504948474645444342414039383736353433323130292827262524232221

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