リスペクトコラムです。
先日、福岡さんの公式HPを見ていた時に、ん?よくわからんなと思った記事がありました。ずっとキープしていましたが、結局よくわからず。なので個人的に思い図れる範囲で記事にさせていただきました。
【「ホームタウン」と「活動区域」について】
「最近アビスパ福岡のホームタウン内で近隣クラブの試合告知プロモーション等の実施について問い合わせをいただいておりますので、お知らせ申し上げます。
ホームタウンとは
『Jリーグでは、Jクラブの本拠地を『ホームタウン』と呼んでいます。『Jリーグ規約』には、Jクラブはホームタウンと定めた地域で、その地域社会と一体となったクラブづくりを行いながらサッカーの普及、振興に努めなければならないことが記されています。
活動地域とは
Jリーグ規約第22条〔Jクラブの権益〕第1項には「Jクラブは、原則としてそのホームタウンを含む都道府県を活動区域とする。』とありますが、他クラブのホームタウンでの活動に関する定めはありません。活動クラブが事前にホームタウンクラブの承諾を得るといった申し合わせはあるものの、守られなかった場合の罰則規定はなく、またホームタウンクラブの拒否権が確立されていないなど、いくつかの課題があるのも事実です。」
「Jリーグでは、全国に55のクラブがあり、ホームタウンの都市規模が違ったり、活動区域を同一にしているクラブもあります。利害関係が相反する場合もありますが、それぞれの権益を尊重しながらも全体の利益を高めていく活動に取組んでおります。」
「今一度「ホームタウン」と「活動区域」をご理解いただくとともに、これからも熱いご声援と温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。」
引用:J2福岡公式HP
うーむ、深いですね。これを読むと、よそのチームがホームタウン内で活動があった、事前にホームタウンクラブの承諾を得る申し合わせはあるが、罰則規定が無い状態である、そんな風に読み取れます。拒否権が無いなど課題になっているとも書かれており、課題解決のために拒否権を設定して欲しいと主張っぽく書いてあるようにも思えます。岡山で言うと、例えば他県のチームが県北辺りで、出張サッカー教室をやって、ファンクラブの入会届のチラシを配っていたけど、あれっていいのかと問合せがあったような個人的イメージかな。
福岡さんのホームタウンと活動区域を見てみました。ホームタウンは福岡市、活動区域は福岡県になると思います。同県の県北にはJ3北九州があり、西隣の佐賀県の最西端にはJ1鳥栖があり、場所的に福岡県に食い込むようにして存在しています。地図を見ると、鳥栖さんと福岡さんは県境を挟んで近距離ですね。
ややこしいのがカテゴリの関係。福岡さんは2部、鳥栖さんは1部、北Qさんは3部と、本来地域的に大きな存在であるべきはずの福岡さんが2番手という構図。そんな位置関係だから、ややこしいイメージを持ってしまいます。前の記事でも茨城県の水戸さんと鹿島さんの関係を書いた事もあり、1県複数クラブはややこしいですね。とにかくバトルオブ九州という事でも、これからも仲良く、切磋琢磨しながらやっていって欲しいですね。
横のクラブ間連携が存在しない岡山県。もし、Jリーグを目指すクラブがもう一つ現れたら、福岡県のようなややこしい話になるのかもしれません。Jリーグは将来100クラブにしたいという構想があるようですが、現実的にはこういうややこしい話が出てくるので、余り増やしすぎもよくないかもしれません。それにしても福岡さんは現在J2で18位。元J1としては残念な位置ですね。
J2福岡関連:㉓ / ㉒ / ㉑ / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①