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Bリーグについて60

2019-11-14 00:01:19 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクトコラムです。
 当ブログも歴史が長いので、バスケ界の栄枯盛衰を見てきました。やはり、2リーグ分裂時代から始まっているので、bjリーグとJBL、FIBAの仲裁から川淵チェアマンの登場、リーグ統一時の苦労話、Bリーグ誕生から現在までしっかり覚えているし、記事としてしっかり残っています。少し前ですが、Bリーグの中長期計画が発表されました。キープしておりました。
   
【B.LEAGUE 中長期計画】
Vision:
「世界に通用する選手やチームの輩出」「エンターテイメント性の追求」「夢のアリーナの実現」
MISSION:
「国民的スポーツとしての認知度向上」「NBAに次ぐリーグとしての地位確保」「憧れの職業NO.1、就職したい企業NO.1」
VALUE:
「BREAK THE BORDER ~前例を笑え、常識を壊せ、限界を超えろ~」

〔1st Phase(-2019)〕
 ・入場者数は2017-18シーズンは12%成長、
 ・2018-19シーズンは平日開催が70試合以上増えたにも関わらず4%成長。
 ・事業規模はリーグ、クラブとも右肩上がりで順調に推移。
 ・リーグ収益はB.LEAGUE立上げ前(8億円)と比べると約6倍以上(50億円)に増加。

 右肩上がりというのはすごいですね。まるでイレブンミリオン(懐かしい)時代のJリーグのようです。ただ、油断したら停滞期に入ります。少し勢いが止まった時が頑張りどころですね。まだまだJリーグと比べたら事業規模は低いですが、サッカーと違って土日連続開催できるところが大きいと思います。極端な話、プロ野球のように「毎日開催」も可能な訳で、今後の可能性が低くないです。と、それは今年(1st Phase)までについて触れました。
   
〔2nd Phase(2020-2023)〕
・次のステージを目指して連続した革新、非連続な成長を進めます。
①ソフト・ハードの一体経営
 ・ナショナルアリーナを含めた夢のアリーナを全国に10ヶ所以上展開
  (2020:沖縄、2021:豊橋、2022:滋賀・川崎、2023:千葉・三河・佐賀、2024:香川)
 ・“日本版AEG”を目指したコンソーシアム形成
②デジタルマーケティングの進化
 ・新チケットシステムによる顧客拡大
 ・統合データベースの活用とマネタイズ
③メディアカンパニー化
 ・「参加する」「会話する」双方向型メディア
 ・Sportec 等テクノロジーを駆使した新体験の提供
④地域創生×バスケットファミリーの拡大
 ・中高生競技者数No.1、バスケットファミリーの力の結集で地域を元気に
 ・未就学児含めて子供のころからバスケに触れる機会の創出
⑤アジア戦略の本格稼働
 ・アジア枠設定による海外放送権販売、インバウンドの拡大
 ・アジアにおけるリーダーシップ、ガバナンスとプラットフォームの輸出

 そしてこれからの4年です。いきなり出ました「夢のアリーナ」。確かB1ライセンスで、5千人収容の「ハコ」が基準になってくると思います。その規模のアリーナだと思われますが、全国10か所ですか、結構ありますね。沖縄や千葉は噂は聞いていましたが、川崎、佐賀、そして香川の名前は正直びっくりしました。お隣のファイブアローズが化けるという事で、サッカーの広島といい、隣県ばかり夢がかなっていっていますね。「AEG」って何でしょうか、また調べてみます。

〔3rd Phase(2024-2029)〕
3rd Phaseで実現する世界
 ・“富士山”型リーグ構造
 ・毎日試合開催“国民的スポーツ”
 ・“魅せる”アリーナでの非日常の観戦体験・毎試合満員

 ここで出ました「毎日試合開催」。国民的スポーツとありますが、どこかで「昭和は野球、平成はサッカー、令和はバスケ」という話を聞いた事がありますが、全然ありうる話です。よく「スラムダンク」というキーワードを聞きますが、潜在的な市場が見えないところに広がっていると思います。

〔Transformation〕
エクスパンション型 リーグへの移行
 ・事業投資促進のため単年競技成績のみによる昇降格廃止
 ・今後はクラブライセンス・複数年の競技成績で判断
 ・エクスパンション(クラブ数)は競技性・事業性で適宜判断
クラブライセンス 基準引き上げ
 ・エクスパンション移行までにクラブ成長を更に加速させる
 ・B1:売上高12億円・入場者数4,000人・アリーナハードソフト要件
 ・B2:売上高4億円・入場者数2,400人 
  ※B2からB1、B3からB2に参入する際の要件は今後精査。新B1・B2参入審査は 2024年3月(予定)
 ・チーム数・カーディングを考慮し2024年3月に新基準審査実施
 ・上記審査にて新B1基準を充足するクラブは2024-25、2025-26
シーズンにおける昇降格は緩和
一部基準を 段階的に引き上げ
・段階的なクラブ成長を促すために、2024年3月より前に、売上・入場者などの一部ライセンス項目の基準を引き上げる

 この辺はJリーグの方が前を走っていますね。ちょうどJ2やJ3ができた頃に出てきた制度です。クラブライセンスですが、サッカーよりも、より機能的なのかもしれません。
 とにかく、個人的に思うのはバスケの競技人口と、個人レベルでの関心の高さです。また、トライフープに関わって感じるのは、「観る」「やる」層の年齢の低さです。ファッション性も加わり、若者層にはサッカーよりもバスケの方が好きというファン層の増加が予想され、いつかバスケがサッカーを抜く日が来るのかもしれません。Bリーグ誕生時はサッカー界の尽力があったのですが、時代ともに「過去の出来事」になり、今度はバスケがサッカーを助ける時代が来るかもしれないと思っています。
 地元岡山がB2に上がる頃、B1に上がる頃にはどういう時代になっているのか楽しみにして、B3のトライフープの試合に足を運びたいと思います。
引用:Bリーグ公式HP

コメント
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