リスペクトコラムです。
当ブログで川崎さんと「付加価値が高い公共財Jクラブ」のトップ2を構成するクラブ、湘南さん。現在J1で15位と、まだJ1残留を決めていません。というか2018年にJ1に復帰されてから、毎季こういう立ち位置ですが、踏ん張っておられます。
当ブログで大昔の大昔から取り上げている協賛店(サポートショップ)制度、てっきり湘南さんも導入されていると思っていましたが、無かったのですね(ひょっとしたら導入歴があるのかもしれませんが)。その湘南さんで新設された協賛店制度。さすがという内容でした。
【湘南ベルマーレ応援店舗-ベル店-」】
「湘南ベルマーレは地域密着型クラブとして、飲食店をはじめとした商店の皆さまと共にホームタウンを盛り上げるべく、湘南ベルマーレ応援店舗、通称『ベル店』を2022シーズンに向けて新たに立ち上げることになりましたのでお知らせいたします。
店頭でご利用いただけるオリジナル装飾セットや湘南ベルマーレ公式サイト内『ベル店』特設ページへの店舗紹介、ファン・サポーターの皆さま向けの優待サービス行使権をご利用いただけます! そして『ベル店』スタートを記念して、【先着100店舗限定の特別価格】の入会キャンペーンを実施いたします。クラブ、ベル店、サポーターの皆さまと共にホームタウンを盛り上げていきましょう!
◆ご案内コース(価格は全て税込)
―33,000円/年 プラン ※特別価格 5,500円 【全プラン共通特典】
◇ベル店オリジナル装飾セット(のぼり旗、ステッカー、ポスター)
◇公式サイト内専用マップ・店舗情報掲載
―110,000円/年 プラン 【全コース共通特典】+【追加特典】
◇営業部公式Twitterにて紹介ツイート投稿
◇選手卓上パネル1基
―330,000円/年 プラン 【全コース共通特典】+【追加特典】
◇営業部公式Twitterにて紹介ツイート投稿
◇選手卓上パネル1基
◇全選手サイン入りユニフォーム贈呈(2022年3月以降お届け予定)
◆来店者への優待サービス行使権について
全プラン共通権利として、4種類の優待サービス行使権(複数選択も可)をご利用いただけます。お申込み時にご希望の特典種類および特典内容についてご登録いただきます。
①会員カード持参
例)会員カード持参で5%割引!
※シーズンチケット、ベル12、サポートコーポレーション、株主
②ホームゲーム当日のチケット半券(シーズンチケット)持参
例)ホームゲーム当日のチケット半券(シーズンチケット)持参で次回サービス券プレゼント!
③ベルマーレユニフォームやグッズ持参
例)ベルマーレユニフォームやグッズ持参でドリンク1杯サービス!
※ベルマーレのエンブレムやロゴ、キャラクターが掲載されたグッズ
④勝利時の『GET3!』の合言葉
例)勝利時の『GET3!』の合言葉でスタンプカード3倍!」
「◆ご注意事項
・2022年シーズン特別価格でご利用の場合、ベル店実施期間はお申込み日に関わらず2022年11月30日までとさせていただきます。
・『ベル店』特設ページの開設は2021年12月中、装飾セットの発送は2022年1月中を予定しております。
・ベル店は1店舗につき1口のお申込みとなります。チェーン店等、複数店舗での実施をご希望の場合、店舗数分のお申込みが必要となりますので予めご了承ください。
・優待サービス行使権の年内のサービス変更につきましては、不可となります。お申込み時に年間を通じてご提供いただけるサービス内容をご登録ください。
・湘南ベルマーレホームタウン以外のエリアの店舗のご登録も可能です。
・各種特典は初年度ベル店加盟店の皆さまのご意見を参考にしながら改訂させていただきます。特典等は予告なく変更となる場合がございます。
◆あなたのベル店教えてください!
皆さまがホームゲームの帰りによく立ち寄るお店や普段から利用されているお店など、『ぜひベル店に!』というお店を教えてください! 皆さまからの情報をもとに湘南ベルマーレ営業部が向かいます!!
ぜひハッシュタグをつけて SNS に投稿してください!
#ベル店候補 #ベル店営業部へ #ベル店教えます」
引用:J1湘南公式HP
お手本のような制度だと思います。地域の宝となっていないところでは「どうせうちの名前で儲けたいんでしょ?」という価値観で偏った見方で頑としてやろうとしないと想像できます。実は協賛店はそのままクラブの情報発信基地として活躍されます。それがわからないところは100年続かないと思っています。そして、今では店舗のポータルサイトをクラブが作り、ICTの面からもクラブと店舗のWINWINの関係を構築。
また、当ブログで大昔の大昔から口にしているのが、商店街は第4極の支援者であるという事。企業、行政、市民に次ぐ存在。そこを軽視するところは地域に根が張れません。ここで言う商店街は、スタジアムの足元の一商店街という意味ではなく、ホームタウン全体の商店街という意味なので誤解が無いように。足元の商店街からスポンサードをいただいているから気を使わないといけないという価値観があるかもしれませんが、その部分が100年続く存在になれるかどうかの分岐点になっている事を早く気づいて欲しいですね。
当ブログでも大昔の大昔からシリーズ特集(下リンク)で取り上げており、本音は地元岡山もそろそろ導入して欲しい気持ちがずっと続いていますが、「岡山らしさ」ともう半ばあきらめています。どうしてできないのかと長年ため息が続いています。現状が知りたいのでまた全クラブチェック行ってみますか。そして、湘南さんは素晴らしい。SDGsの面でもトップランナーでした。
サポートショップ(協賛店)制度:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190826
【「湘南オリーブ」とともに描く夢――ベルマーレが新たに取り組む持続可能な地域づくり】
「ベルマーレはこのたび、新たな社会連携活動として、ホームタウンの二宮町が力を入れているブランド『湘南オリーブ』の振興に着手した。『湘南オリーブ』とは、オイルをはじめ、新漬けやお茶、羊羹など、二宮町を中心に収穫されたオリーブを用いた商品の総称だ。」
「ベルマーレとオリーブも坂本さんとの縁で結びついた。2014シーズン開幕前のこと、チームが表敬訪問で二宮町を訪れた際に、坂本さんが眞壁潔会長にオリーブづくりを勧めた。ベルマーレ本体では畑を持つことが不可能で、農業はできない。そこで眞壁が代表取締役を務める湘南造園がオリーブを植え、さらにその数年後には農地を所有できる農業法人『ファームビレッジ湘南』を設立した。当初は100本だった木もいまでは約3500本に増え、オリーブ専門の会社として栽培と生産、またエクストラバージンオイルの製造を行なっている。」
「湘南オリーブ推進チームとファームビレッジ湘南は市場の情報を共有し、『湘南オリーブ』は発信力の高いベルマーレによって、より広く知られるようになる。またベルマーレスポーツクラブは、コーチやスタッフがファームビレッジ湘南の収穫等を手伝うことで売り上げの30%をスポーツ振興活動費に充てることができる。
この『シャレン!』を通じ、ホームタウンに散見される荒廃農地の解消も期待される。荒れた畑を抱えて困っているひとたちに対し、オリーブの栽培に興味があれば苗木を提供し、あわせて技術指導を行なって、収穫物を買い取るサイクルができれば、荒廃農地を減らすことに繋がるからだ。またオリーブオイル等の製品をホームタウン内の飲食店に還元することで地産地消も実現する。」
引用:J1湘南公式HP
Jクラブにとって、いや世の中全体でもSDGsはスタンダード化しています。J1の主要クラブ、もしくは「付加価値が高い公共財Jクラブ」から重点事業として取り組み、公式サイトに専用HPを設けていっています。そうでないところは、行政等から声がかかっても、ちょこちょことやっとけばいいやと思ってやったんだろなという事例を見かけます。仙台さん(後日紹介予定)などのようにヨソゴトではなく、ワガコトと認識してやらなければ生き残っていけないと思います。特に数字ばかり追い、商業主義が目立つところはしんどいなと。
例えばの話ですが、地元J2岡山でも、スタグルでは実店舗名の表記が全くできていませんが、やっと製造元社名を表記した商品開発を行い始めました。でもいい事業とは思いますが、シャレンやSDGsの面から見ると、一昔前のやり方、価値観だと思われます。今の事業からは「地域課題の解決」という事はほとんど伝わってきません。その点湘南さんは、地域ブランドを通した地域課題の解決を図る事業であり、付加価値の高さを実感します。地元岡山もぜひ湘南さんを見習って、地域にもっと目を向けて、自分達の課題解決だけではなく、地域課題の解決に手を差し伸べて欲しいですね。
J1湘南関連:87|86|85|84|83|82|81|80|79|78|77|76|75|74|73|72|71|70|69|68|67|66|65|64|63|62|61|60|59|58|57|56|55|54|53|52|51|50|49|48|47|46|45|44|43|42|41|40|39|38|37|36|35|34|33|32|31|30|29|28|27|26|25|24|23|22|21|⑳|⑲|⑱|⑰|⑯|⑮|⑭|⑬|⑫|⑪|⑩|⑨|⑧|⑦|⑥|⑤|④|③|②|①
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