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Jリーグの話題210

2022-12-22 00:01:28 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先日、Jリーグから、来季以降の各カテゴリのチーム数と昇降格のルールが発表されました。噂で来季のJ2は3位に入ればJ1に自動昇格できるらしいと耳にしていましたが、実際はやはりプレーオフを経てという事に。今季3位に終わった地元岡山、来季も同じ順位だったらJ1昇格だぁと思い込んでいましたが、そういう結果になったとしてもやはり苦手なプレーオフを戦わなければならないとは。勝負の世界は厳しいですが、決められたレギュレーションなのでしょうがないか。まずはJリーグのプレスリリースをリスペクトしてみましょう。
   
【2024シーズン以降のリーグ構造・大会方式について 各カテゴリーのクラブ数を20に統一 リーグカップ戦をJ1・J2・J3全クラブ参加のノックアウト方式に変更】
「Jリーグは、2024シーズンより、リーグ戦およびリーグカップ戦におけるリーグ構造・大会方式について、下記の通り変更いたします。リーグ戦は、J1・J2・J3各カテゴリーのクラブ数を20クラブに統一し、それに伴い各カテゴリーの昇降格の方式も変更いたします。また、リーグカップ戦は、J1 18チームおよびJ2 2チーム参加のグループステージ・ノックアウト方式から、J1・J2・J3全クラブが参加するノックアウト方式へ変更いたします。
 今回の変更は、Jリーグが新たな成長戦略として掲げる『2つの成長テーマ』 (1)60クラブが、それぞれの地域で輝く、(2)トップ層が、ナショナル(グローバル)コンテンツとして輝く、に基づき、トップカテゴリーである『J1」の価値を最大限に活用すること、ならびに、リーグカップ戦の大会方式変更により、異なるカテゴリー間での試合を創出し、J2・J3の成長の起爆剤として活用することで、Jリーグ全体の価値向上を目指しています。
〔明治安田生命J1リーグ 〕
2022シーズン
・クラブ数:18クラブ
・J2への降格は2.5枠(2枠は下位2クラブの自動降格/残る1枠はJ1 16位クラブとJ2 3~6位のJ1参入プレーオフ優勝クラブがJ1に残留または昇格)   
2023シーズン 
・クラブ数:18クラブ  ・J2への降格は1枠(最下位クラブの自動降格)
2024シーズン
・クラブ数:20クラブ  ・J2への降格は3枠(下位3クラブの自動降格)
〔明治安田生命J2リーグ〕   
2022シーズン
・クラブ数:22クラブ
・J1への昇格は2.5枠(同上)  ・J3への降格は2枠(下位2クラブの自動降格)
2023シーズン 
・クラブ数:22クラブ  ・J1への昇格は3枠(2枠は上位2クラブの自動昇格/1枠は3~6位のJ1昇格プレーオフの優勝クラブ)  ・J3への降格は2枠(下位2クラブの自動降格)
2024シーズン
・クラブ数:20クラブ  ・J1への昇格は3枠(2枠は上位2クラブの自動昇格/1枠は3~6位のJ1昇格プレーオフの優勝クラブ)  ・J3への降格は3枠(下位3クラブの自動降格)
〔明治安田生命J3リーグ〕
2022シーズン
・クラブ数:18クラブ  ・J2への昇格は2枠(上位2クラブの自動昇格)
2023シーズン 
・クラブ数:20クラブ  ・J2への昇格は2枠(上位2クラブの自動昇格)
2024シーズン
・クラブ数:20クラブ  ・J2への昇格は3枠(2枠は上位2クラブの自動昇格/1枠は3~6位のJ2昇格プレーオフの優勝クラブ)
〔JリーグYBCルヴァンカップ〕
2022シーズン
・グループステージは、ACL出場4チームを除くJ1 14チームとJ2 2チーム(前年度J1の17位、18位)の16チームを4グループに分け、各グループでホーム&アウェイ方式の2回戦総当たりのリーグ戦
・プレーオフステージは、グループステージを勝ち上がった8チームによりホーム&アウェイ方式の2試合
・ノックアウトステージは、プレーオフステージを勝ち上がった4チーム、およびACLに出場する4チームを加えた計8チームにより、ホーム&アウェイ方式のトーナメント戦(決勝は1試合)
2023シーズン 
・グループステージは、J1全18チームとJ2 2チーム(前年度J1の17位、18位)の20チームを5グループに分け、各グループでホーム&アウェイ方式の2回戦総当たりのリーグ戦
・ノックアウトステージは、グループステージを勝ち上がった8チームにより、ホーム&アウェイ方式のトーナメント戦(決勝は1試合)
2024シーズン
・J1・J2・J3全クラブが参加するノックアウト方式 ※詳細は別途発表」

 

2024シーズン以降のリーグ構造・大会方式について 各カテゴリーのクラブ数を20に統一 リーグカップ戦をJ1・J2・J3全クラブ参加のノックアウト方式に変更:Jリーグ.jp

Jリーグは、2024シーズンより、リーグ戦およびリーグカップ戦におけるリーグ構造・大会方式について、下記の通り変更いたします。リーグ戦は、J1・J2・J3各カテゴリ...

Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ)

 

 だいぶ変わりますね。まずはJ1。2チーム増えます。何でJ2の方が4チームも多いんだとずっと思ってきたので、チーム数が揃うのはいい事だと思います。J1とJ2の入替戦が無くなります。なぜ入替戦を途中から始めたのかといういきさつを思い起こせば、辞めていいのかと個人的に思います。元々は場違いなJ2の下剋上チームが安易に上がって来ないように門番的な役割があったはず。また、まぐれで上がってきた場違いなチームが連敗記録を作って、J1の空気を乱してしまうかもしれませんね。
 あと、よく読むとJ2とJ3の自動降格が3チームになります。従来は21位まで落ちるなから、18位まで落ちるなと緊張感が増す事になります。という事はJ2にも、昇格がまだ早かったJ3チームが上がってきてしまう可能性があります。ただ、入替戦の廃止にも意味があります。入替戦だけ頑張ればいいという考え方から、自動降格でシーズン中も手を抜かないようにさせる効果があります。難しいところですね。いろいろ試してみるのはいい事ではないでしょうか。おっと、J2昇格プレーオフも始まるのですね。いろいろ発見があります。まぁ盛り上がっていいのではないでしょうか。

 そしてルヴァンです。よくわからなかったプレーオフステージ(いつから導入されたんでしたっけ)は廃止で、まぁ良かったのでは。従来の姿に戻ると認識しています。ACL出場4チームは今までは予選リーグは免除で、決勝トーナメントからのシード扱いでしたが、来季からは等しく1回戦からスタートになります。ACL組は大丈夫なのかな。ターンオーバーありきなのか。
 そして来々季は何とJ1からJ3まで全員参加です。まるでもう1つ天皇杯ができるような錯覚を覚えます。たぶんJ1クラブからまた反対意見が出る事でしょう。実力差に加えて興行面でのデメリットを訴えて。J1クラブでかなり下のカテゴリが相手になっても、天皇杯は主催が「サッカー協会」。でも今回は自分達が主催になるのでいろいろ見えてくる。野々村チェアマンの地方クラブを思う優しさは伝わってきますが、このスタイルは長続きしないかもしれませんね。そんな中、今回の大会様式の変更について、面白いコラムを見つけました。

【なぜJリーグはJ1、J2、J3の20チーム統一とルヴァン杯の完全トーナメント方式化を決めたのか…代表課題のPK戦増加の副産物】
〔「現状の18よりも2つ増えて20となった方が、プラスが多い」〕
「日本代表が臨む国際親善試合でPK戦の導入を検討している日本サッカー協会(JFA)に続いて、Jリーグも主催する公式戦でPK戦を現状より多く実施する運びになった。
 対象となるのはYBCルヴァンカップ。もっとも、JFAと異なるのはPK戦ありきではなく、3月に就任した野々村チェアマンが掲げる成長戦略のもとで、2024シーズンからの実施が決まったJリーグの大幅な構造改革にもたらされる副次的な効果となる点だ。」
「ここである問題が頭をもたげてくる。
 20チーム制となったJ1は、リーグ戦だけで年間試合数が『4』増える。この状況でルヴァンカップを従来と同じくグループステージ、プレーオフステージ、準々決勝以降のノックアウトステージと実施していけばどうなるのか。JFAが主催する天皇杯や、前シーズンの上位クラブが臨むAFCチャンピオンズリーグ(ACL)も加わる過密日程が生じてしまう。
 実際にプレーする選手たちの心身にかかる負荷を考えたときに浮上してきたのが、ルヴァンカップの大会方式の大幅な変更だった。」
「J1・J2・J3の全60クラブが参加するノックアウト方式へ全面的に変更する。異なるカテゴリー間での対戦を創設し、J2・J3勢が成長していく上での起爆剤として活用。結果としてJリーグ全体の価値を向上させていく狙いがあるなかで、野々村チェアマンは『カップ戦が増えれば、必然的にPK戦が増える」と明言。」
「来シーズンはルヴァンカップも移行期間に位置づけられる。ACLが今シーズンまでの『春秋制』から、9月に開幕する『秋春制』へ移行する。これを受けて3月に開幕するグループステージにはACL出場権を得ている横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島を含めたJ1の全18クラブと、J2へ降格する清水エスパルスとジュビロ磐田の計20チームが参加。4チームずつ5組に分かれてグループステージをまず戦う。
 その上で今シーズンまで実施されてきた、各組の1位と2位がたすき掛けで対戦するプレーオフステージを廃止。グループステージを勝ち上がった8クラブが準々決勝と準決勝をホーム&アウェイ方式で戦い、一発勝負で争われる決勝に臨む。
 そのなかでアウェイゴール方式も廃止される。
 2試合計180分間を終えて0-0以外の同スコアだった場合、アウェイで多くゴールを上げたクラブが勝ち上がるのがアウェイゴール方式となる。」
「『これはUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)の方で、そういう決定をしているんですね。ホームゲームなのに守備的に戦い、相手にアウェイボールを与えない試合が横行していると。要はフットボール本来の魅力を損ねているのが、実はアウェイゴール方式なのではないかという議論がヨーロッパであり、ACLも廃止を決めたなかで、ならば日本もそうしよう、と』
 アウェイゴール方式を廃止した理由を、野々村チェアマンはこう説明した。同時に2戦を終えて同点だった場合には延長戦、そしてPK戦にまでもつれ込むケースが『増えると思う』とも明言。その上で元Jリーガーの立場から、PK戦が選手に与える影響にも言及している。
『PK戦は本当に大変で難しい。けれども、PK戦でなければ次に進むチームを決められない現行のルールのなかで、われわれがPK戦をどのように見ていくのかも必要だと思っています』」

 

なぜJリーグはJ1、J2、J3の20チーム統一とルヴァン杯の完全トーナメント方式化を決めたのか…代表課題のPK戦増加の副産物

 Jリーグは20日に開催した理事会で、J1からJ3までの各カテゴリーのクラブ数を、2024シーズンから「20」…

本格スポーツ議論ニュースサイト「RONSPO」

 

 今回のルヴァンの変更は、実は先のW杯で惜敗した日本代表のためだったという論調です。何かおかしくないですか。日本代表選手の多くはJリーグに所属していない。Jリーグに所属するごく少数の代表選手のために、PK戦を強調している。代表選手がほとんど所属していないJリーグでPK戦を増やせばW杯ベスト8に行ける、そんなに単純な話なのでしょうか。世界を知らない日本人監督だったから、4年間PKのPの字も一切口にできなかったのでは。世界を知る監督なら、しっかりPK練習も取り入れているはず。ちょっとぶれていませんか? PK戦対策をしても、どうせ研究されて違う手立てをしてくるだけ。免罪符のように「PK戦」と日本中で口にし始めた事に、PK戦ありきの風潮にものすごい違和感を感じます。
 ルヴァンについて、一番に思ったのが過密日程。たぶんかなり試合数が増えると思います。30年を経て確立された現行制度で全然いいじゃないですか。もう一つ思ったのが、選手目線でチェアマン職を実行しているはずの野々村チェアマンが、こんな選手の負荷を増やす内容によくされたなと。これらの先に秋春制への移行ばなしも見え隠れしてるんだろうな。来々季にけが人が増えない事を祈ります。まぁ今日はこの辺にしておきましょう。
 あと、アウェーゴール方式を辞めて、延長からPK戦方式へ移行するとか。それでPK戦が増えるよと。30年前のJリーグでは延長Vゴール&PK戦方式でした。なぜ、30年を経て今のような延長無しの引き分け方式に定着したのか。選手の疲労と怪我を軽減するとか、それなりの理由があったはず。個人的には一時的に昔に戻るだけで、何年かしたら現行方式に逆戻りするような気がしますね。まぁいろいろ議論したり、試してみるのはいい事だと思いますよ。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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