リスペクトコラムです。
今日、地元J2岡山の公式HPを観ていたら、ある記事に目が留まりました。口から出た言葉が「すげぇ!」だったら良かったのですが、残念ながら「遅い・・・」でした。うーむ、こういういい取り組みは岡山も時々されていますが、そうですね他クラブと比べて岡山は5年くらい遅い印象かな。また同時に、やる割には中途半端で効果が期待薄、そのまま単発事業に終わっちゃうようなイメージも抱く次第。今回の取り組みがまさにそういう第一印象ですが、ぜひ「地域の宝」になる事業に大化けする継続事業になって欲しいな。
【CHALLENGE1~地域招待プロジェクト2024~】
「ファジアーノ岡山では2024シーズンに『Challenge1~地域招待プロジェクト2024~』を実施いたします。本プロジェクトは、岡山県全域でのファジアーノ岡山へのさらなる関心度向上、そして岡山県一体となってJ1昇格に向かうための機運醸成を目指し、岡山県内全27市町村と連携しながら、市民・町民・村民の皆さまを順次スタジアムへ招待する事業です。
昨年津山市出身の佐野航大選手の活躍を応援するため実施いたしました『津山市民招待企画』では、『興味を持っていたけれども、まだ来場したことがなかった方』が初めてスタジアムへ来場するきっかけにもなりました。まだスタジアムでサッカー観戦したことのない方も、ぜひこのプロジェクトをきっかけにスタジアムで観戦してみてください!
第1弾として、5月19日(日)ヴァンフォーレ甲府戦では『総社市・高梁市・新見市・早島町』の4市町において、招待事業を実施いたします。詳しくはこちら をご確認ください。
さらに本プロジェクトの一環として、岡山県内27市町村の特色や特産品、名所などを反映した『ご当地ファジ丸』が完成いたしました。各市町村での本プロジェクトのPR、および本デザインを利用したグッズ販売も計画しております。」
今回の取り組みを当ブログ目線で1つ1つ見て行きましょうか。まずは「招待事業」。Jリーグの30年の歴史の中で多くのクラブが行ってきた「市町村デー」。主にその該当市町村の住民を対象に招待するというもの。今まで本当に数えきれないクラブで見てきましたねぇ。当ブログでもそれこそ10年以上ずっとリスペクトしてきましたが、岡山では木村社長時代に掲げた「タダ券は配らない」路線の影響なのか、今までは頑として実施されなかった取り組みです。ファジもクラブ創設(法人化ではありません)20年を迎えるにあたって、やっと登場したかと。随分と遅かったですねぇ。岡山はこういうのは永久にやらないと思っていたし、それはそれで岡山らしくていいじゃないかとも思っていました。でもまぁいいんじゃないですか、少しでも「岡山スタイル」が軽減できれば。総社市からというのがいいですね。前から言っていますが、いっその事ホームタウンに加えていってはどうでしょうか。他の多くのクラブのように、ホームタウンを岡山県全市町村に広げてみては。
これがまだ「ご当地選手」事業だったら「すげえ!」と口に出て、「岡山もやっと覚醒したか」と褒めちぎったのですが、やはりそこまでは岡山はまだ無理なのかなぁ。今回のもどこか中途半端な印象を抱きます。まぁやらないよりはましでしょうが。
そして「ご当地ファジ丸」。これはオリジナリティが高くなく、ちょっと二番煎じ的な印象を抱きます。ちょうど「ご当地ジュビロくん」をリスペクトしようかどうか迷っていたタイミングで、地元からも出てきました。磐田さんは「去年5月に、ホームタウンが磐田市から静岡県西部地域7市1町へ拡大したことをきっかけに制作を開始」というストーリーがありましたが、岡山は何も見られず、突然登場した感じ。ストーリーが見当たらなければ馴染みも薄れるし、行政さんもピンとこないのでは。今までは岡山市、倉敷市、津山市以外はほとんど連携活動が無かったのに突然「ご当地マスコットを使って」と言われても戸惑うのでは。
だから「後援会」なのです。だから「後援会支部会」なのです。後援会組織があれば、ご当地マスコットを存分に使って、地域にしっかりPRしてくれる事でしょう。地元行政ともパイプが強いし・・・ と、言えばキリがないのでこの辺で。
ただ、せっかくこの取り組みが出て来たのであれば、当ブログも応援したいと思います。「各市町村での本プロジェクトのPR」とあるので、どういう事をされるか、じっくり見させていただきます。各市町村の公式HPにどう反映されるか今後見て行きましょう(今のところは皆無の様子)。
何かアイディアがあれば書いていきたいですね。これを機会にまず各行政に後援会まではいかなくても、市役所職員のファングループでも作っていったらどうでしょうか。スポンサーだけでなく、もっとホームタウンを大事にして欲しいですね。
#がんばろう石川 #がんばろう能登