J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

なでしこリーグについて16

2014-03-21 00:13:18 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 事例紹介コラムです。
 昨日の山陽新聞で、「来季から3部制 運営力、環境向上へ」というタイトルで、来季からのなでしこリーグの運営形態の変更について記事が出ていました。ささっと読んで終わりそうになりましたが、ん?ちょっと待てよと、もう一度読み直すと特にシャルムについて、少し思ってしまいました。以下、他で知った報道内容も交えて、抜粋して紹介。
   
 日本女子サッカーリーグでは、来季からなでしこリーグを1部10チーム、2部10チームに再編し、東西各6チームに分かれた下部のチャレンジリーグと合わせた3部制への移行を発表。
 日本女子サッカーの発展のために、今年から3年間で各クラブの運営力や選手のプレー環境の向上を図る構想の一環。2部は1部入りを目指すチームだけで構成。強化を目的にこれまで参加してきた大学や高校などはチャレンジリーグに回る見通し。
 各リーグの参加条件をまとめたガイドラインは来季から施行。1部のクラブには年会費500万円、普及を含めてサッカーに専念できる選手が3人以上所属している事が義務。試合や練習時の怪我の治療費をチームが負担し、15歳以下のアカデミーチームを保有する事などのガイドラインに設定。
 順位決定戦は1、2部とも行われ、1部の下位4クラブに2部の上位2チームが加わってリーグ戦を行い、成績で1、2部の入れ替えを行う案もあるとか。
 今季最下位が2部に降格し、チャレンジ首位が1部に昇格する。2部のチーム構成は現チャレンジのクラブが大半の見通しで、8月以降10チームを決定。
 また、今季は大会方式も変更。8月17日まで2回戦総当たりの「レギュラーシリーズ」を実施した後、1~6位が優勝を争う上位リーグ、7~10位が残留を目指す下位リーグに分かれ、8月30日から「エキサイティングシリーズ」を実施し、上位リーグは11月24日に終了。

 まずは来季からの3部制への移行ですが、「強化を目的にこれまで参加してきた大学や高校などはチャレンジリーグに回る見通し」というのが気になります。ガイドラインを観ると、いわゆる「プロ」選手が3人以上の所属、アカデミーチームの保有などが設定項目にあるようですが、現在のシャルムはどうなんだろうと思うと、まずは学生さんだからプロ選手はいない。連携?関係の高校はあっても、ユース以下のアカデミーチームはないはず。これが1部に条件だから厳しいのではないかと。
 今後の動向をよく観なければいけませんが、現在のクラブ組織では1部は難しいように見えます。前に当ブログでも触れた事がありますが、1部所属を意識するなら「市民クラブ化」という話が出てくるのではないかと思います。ちなみに、1部・2部現在で「大学」「高校」のチームは以下のとおり。

1部(なでしこリーグ) :  FC吉備国際大シャルム
2部(チャレンジリーグ): 常盤木学園高等学校日本体育大学女子サッカー部静岡産業大学磐田ボニータ

 そして、今季からのプレーオフ制度。当ブログでは「2ステージ制騒動」で散々勉強していますが、このスタイルはいわゆる「スプリット制」です。ベルギーリーグ等が採用している制度。以前の記事でよく引用した「サッカー批評 2ステージに未来はあるのか」特集号を引っ張り出しました。(まだちゃんと持っています) その中で各ポストシーズン制のメリットとデメリットが出ています。その中のスプリット制の部分を観てみましょう。

 この号ではベルギーリーグが紹介されています。7月下旬から3月上旬まで16チームによるH&Aのレギュラーリーグを実施。その順位によってプレーオフ1、2、3に割り振られる。プレーオフ1(上位6チーム)はCLやEL出場権を争い、プレーオフ2(中位8チーム)は勝者はプレーオフ1の4位チームとEL出場権を争い、プレーオフ3については、下位2チームが5試合を戦い、負けたら2部降格、勝っても2部の2~4位と入れ替えプレーオフを実施。
 プレーオフ1は盛り上がるが、2と3は悲惨な状況とか。プレーオフ2の存在意義を良く問われるそうです。しかし、レギュラーリーグの首位が優勝できない可能性があるという事、トップチームはレギュラーリーグを調整の場に使っている事から、多くのサポーターが反対しているそうです。

 今シーズンのなでしこリーグですが、ベルギーリーグと同じ事になれば、決勝リーグの上位6チームと下位4チームとに分かれてそれぞれに総当たりで戦う「エキサイティングシリーズ」で7から10位で争う下位リーグは悲惨な状況になるという事に。さて、シーズン終了後にどういう事になっているのでしょうか。

 また、今日のニュースで「浦和横断幕禁止 全カテゴリーに適用 レディース、ユースなど」という事で、浦和レディースの試合でも横断幕が禁止されました。「これはJリーグの話、なでしこやユースは関係ないのではないか」と個人的に思いました。確かに差別発言は良くないと思いますが、女子や子ども達まで連座責任を迫るという事は、Jリーグと元々ファン・サポーターと開いた距離が、今度は女子やユース等の親御さんとも開いてしまうのではないかと思いました。
J1浦和公式HP該当ページ:アドレス

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新潟・スポーツの理想郷へ10

2014-03-20 00:01:41 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 またしても、サッカーマガジンZONE特集です。今回で最後ですが、今度はJ1新潟の特集です。「ニイガタ あの熱をもう一度」というタイトルで、数年前まで低迷していたクラブを新社長が蘇生させていく様子が書かれていました。以下、抜粋して紹介。
   
 ある意味、Jリーグ百年構想に最も近いクラブなのかもしれない。人口80万人のホームタウン、国内屈指の総合型地域スポーツクラブであり、ファンも熱狂的で一時はJ1浦和も凌駕し、'03年から3季連続でJ最多の観客動員を記録。特にJ1昇格2年目の'05年には1試合あたり平均観客数は約4万人を記録。 
 そのクラブも今、変革の時を迎えている。集客力が'05年を境に右肩下がりになっている。要因としては、一つ目は全盛期の観客動員自体が異例だった事。日韓W杯開催でサッカー熱が異常だった上、J1に向かう過程でホーム無敗状態で、今ほど日本人の海外移籍も多くなく、人気選手が新潟に来ていた。その時にスタジアムのホスピタリティが整備できなかった事。
 2つ目は、招待券の配布。'06~'07年も表面上は4万人近くの動員数があったが、裏では招待券の割合が増えていた。結果、約8割だった有料券の割合が6割まで減少。ファンのチケット購買意欲を低下させる悪循環が発生。'07年からは2年連続で単年度赤字を計上。

 '09年に就任した田村社長(前身「新潟イレブン」の選手)の下、人件費削減と地道な営業活動を実施し、'09年以降再び黒字転換。以降、赤字転落もなく、J1平均を下回る人件費でJ1所属を維持。それを実現できたのは有能なフロントの存在。
 ブラジルを中心に独自のパイプで選手を調査し、クラブの予算規模に応じた選手発掘を実施。国内のスカウト網も整備され、育成型のチームを構築。その取り組みは奏功し、下部組織からの底上げ、将来性のある若手選手の獲得、外国人選手の補強のレベルアップが実現。結果、多くの選手が引き抜かれる現象も起こっているが、移籍金等でクラブに収益をもたらし、限られた予算の中での貴重な財源に。

 今、クラブが目指すのは「育成型」の更なる推進。今後、育成世代に関して県内に複数の拠点を設置する計画があり、4月からは従来のサポーターズクラブを「アルビレックスドリームクラブ」として育成組織の支援団体に移行させ、C大阪の「ハナサカクラブ」のように若手の強化を手厚くサポートする方針。その強化方針は次第に結実しており、昨シーズンは2ステージ制ならば後期優勝している結果に。
 現場の改革の裏で経営も徐々に改善。昨シーズンの観客動員数は2位から3位に転落したものの、数自体は'05年以降初めて上昇に転換。当面の目標は予算規模を現在の24億円からJ1平均の30億円程度まで押し上げる事で、必然的に人件費もJ1平均値の14億円まで上昇でき、常に上位を目指せる戦力保有が可能。
「構想では入場料で10億、広告で10億、その他で10億」と田村社長のコメント。すでに広告料収入はピーク時の10億円に戻りつつあるとか。あとは全盛期の11億円を超え、'12年時点で7億円まで落ち込んだチケット収入をいかに回復させるか。

 新潟さんの企業努力にも感心させられましたが、当ブログでこの記事で注目するのは「アルビレックスドリームクラブ」。セレッソ方式が徐々に各クラブに浸透してきているなと思います。先日、2014明治安田生命J3リーグに参戦する、U-22チームの登録選手が発表されましたが、現時点で育成力の違いがよくわかりました。育成型を目指すと口にしていても形に表わす事ができないクラブ、新潟さんのように地力とともに形に表われてきているクラブと、あるのかなと個人的に思いました。あのU-22チームの存在が今後、クラブの育成力の指標になっていくのではないでしょうか。選出されなかったクラブは、選出を目指して頑張って下さい。
J1新潟関連⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140109
   〃    ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130330

   〃    ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130330
   〃    ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130118
   〃    ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080221 
   〃    ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071224
   〃    ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060722
   〃    ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060309
   〃    ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051229
   〃    ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050919
 

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愛媛FC奮闘中4

2014-03-19 00:01:10 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 愛媛さんのいい事例を最近2つみました。愛媛さんもしっかり地域に根を張って頑張っているクラブですね。人口が少ないとか、スタジアムが最寄駅から遠いとか、スタジアムの改修中とか、やや不利な条件のもと、現在岡山のすぐ上の18位です。以下抜粋して紹介。まずは「ストライカーファンド」。
   
 J2愛媛と音楽ファンドや純米酒ファンドを運営するミュージックセキュリティーズ㈱(以下「MS社」)は、MS社の提携先である㈱伊予銀行の紹介の元、日本初の選手の人件費を資金使途とした、愛媛県外に在住の人でも、出資を通じて誰でもチーム、選手を応援できる「愛媛FC ストライカーファンド」(1口価格20,000円)の募集を2月28日より開始。

【J1昇格へ。課題は得点力】
 J2愛媛は、個の力が大きく影響する得点力が上位チームと比べると課題があり、昨シーズンもプレーオフ出場クラブと比べると10点以上の差がある。今シーズンはオフェンス力の強化を図っており、今シーズンにJ2上位、J1昇格をめざし、そのためのファン層の拡大めざし、ファンドを設立。
【サポーターと共に地域密着で活動してきた愛媛FC、共にJ1昇格を目指す】
 人口集中が過度に進んだ三大都市圏在住で、各地方ゆかりの人が多数見られ、第2、第3のホームタウンとも呼べるもの。MS社は、本ファンドが、サッカーのみならず、すべてのクラブチームの課題として考えられる、県外に在住の地元出身者や関係者をどう巻き込んでいくかという、新しい顧客層の確保に貢献するものと確信。MS社は、今後も、一流の技術と実績、熱意を持った事業者と、事業を応援したいと考える個人の方をつないでいくとか。

・ファンド名: 愛媛FCストライカーファンド
・ファンド総額:最大23,000,000円
・一口価格:  21,100円(上限50口)
・営業者名:  ㈱愛媛FC
・資金使途:  選手強化費用
・スケジュール:募集期間:2014年2月28日~ / 運営期間:2014年シーズン
          分配日:2015年12月31日から120日以降随時
・出資者特典: 出資口数に応じて下記特典を2014シーズン中1回贈呈
          (1口以上5口未満:2014シーズン中1回、Aバック席1名招待/5口以上:2014シーズン中1回、SS席またはSA席を1名招待
           試合観戦を行う人は、スタジアムツアー案内)
・分配金:   ファンクラブ売上、年間シート売上、チケット売上、物品売上の各一部
・リスク:
          ・元本保証ではない。
          ・途中での解約は不可。
          ・営業者が支払不能または破産等に陥り事業の存続が困難な事態となる場合あり。
・申込方法:   ミュージックセキュリティーズ社HPより
・出資金及び契約の取扱:ミュージックセキュリティーズ㈱
「セキュリテ」 : http://www.securite.jp/
ミュージックセキュリティーズ㈱公式HP:http://www.musicsecurities.com/
 〃 愛媛FC関連ページ:http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=519
J2愛媛公式HP該当ページ:http://www.ehimefc.com/efc/topics.php?s|id=102593

 こちらのファンド運営会社のHPを観ました。観る前は「典型的な金融投資ファンドか何かなのかなぁ」と想像していましたが、HPを観ると、農林水産業やものづくりなどかなり地域産業に近いスタンスで運営をされているファンドで好感を持ちました。各ファンドを詳しく観ると、募集満額までは達してないものばかりでしたが、「地域の夢に投資」という事で、新しいビジネスがあるんだなぁと感心しました。また、こちらの運営会社は音楽事業も活発にされているようです。
 2つ目の話題は、当ブログ好みの異競技交流です。障がい者サッカーといえば、福岡さんの名前が出ますが、愛媛さんも積極的に取り組んでおられるようです。「サッカーだけやってればいい」という価値観とは違いますね。「単なる出来事」から「100年続く文化」にしていく大事な活動だと思います。以下、抜粋して紹介。

 J2愛媛では、Jリーグ地域スポーツ振興活動(Jリーグ百年構想活動)の一環として精神障がい者フットサル教室を開催。(今年度で6年目)
主 催: 公益社団法人日本プロサッカーリーグ/㈱愛媛FC
協 力: 松山精神障がい者スポーツクラブ オレンジスピリッツ
会 場: 愛媛フットサルパーク
期 間: 3月~12月/毎月2回開催予定(10:30~12:00)
開催月: 1ケ月あたり2回開催で、3月より毎月10ケ月実施予定。
指導者: 川井 光一 (事務局スタッフ:元選手)
参加対象:精神障がい者の方(医療機関で通院治療中である方)

 この活動を通じて、障がいの回復へ支援協力、そして社会復帰へのサポート、そして一般の方々への障害の理解を求める場とし、地域の皆さんとの交流を深めるきっかけとなればと思うとあります。サッカー以外の事業でも地域社会に貢献でき、地域交流を深める目的があるようです。
 Jクラブの中でも、ほとんどのクラブがこうした異競技交流・連携活動を実施されています。やっていないところを見つける方が難しいかも。また、特集してみましょうかね。
J2愛媛公式HP該当ページ:http://www.ehimefc.com/efc/topics.php?s|id=102551
J2愛媛関連⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131110
  〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130522
  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130512
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130511

  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090426
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090222
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080330
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051112
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051013
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050920

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次に向けて頑張りましょう74

2014-03-18 00:03:08 | ファジアーノ岡山

 ボランティアレポです。
 昨日、カンスタで開催されたファジのホーム群馬戦にボランティア参加してきました。ホーム第2戦でしたが、やはりボランティアに参加して初めて、新シーズンの開幕を迎えた気がします。今シーズンも写真は、ろんぱ氏やシマカズ氏、松ちゃん君にお世話になります。よろしくお願いします。
 入り口ですーさんと一緒になり、そのまま控室へ。3月の年度末で皆さん忙しいのか、知った顔が少なく、全体的にも少ない印象でした。この日は他のクラブ(近県かな)のボランティア等が体験活動なのか、何人か来られていて賑やかでした。お土産のお菓子ももらい、ボランティア同士の交流もあったようです。岡山の運営は参考になりましたでしょうか。
 
 今日の持ち場はメインのゲート。すーさんと同じ担当になり、作業の合間にいろいろと情報交換ができました。休憩時間に浦和サポの篤氏と話す。何と、先週のアウェー広島戦に行ってこられたとか。例のダンマクについてですが、篤氏の見解は「選手云々よりも、あそこのエリアは本当に『聖地』なんだよ」と。応援も良くて、いい試合だったと。大変勉強になりました。
 メインだったので、スタジアム前広場のイベント風景がよく見えました。まずは、GATE10の皆さんによる「フラッグ書き込み」です。この節はどのクラブも震災復興関係でいろいろと活動をされていると思います。J2岡山は募金箱くらいで他には特に見られない中、コアサポーターさんには頭が下がります。クラブの分まで、これからも頑張って欲しいと思います。イベント内容は以下のとおり。
   
サポーター企画「被災地へメッセージを届けよう!フラッグ書き込みイベント
 本イベントは、今回で2回目の実施となります。どなたでも参加可能。
日 時: 3月16日(日) 13:00〜(キックオフ前に終了予定)
場 所: スタジアム前広場
内 容: GATE10公式HPイベント報告
     
 TEAM AS ONE募金箱君ですが、コンコースにいる事の多い方から、「横にあるチーム募金箱よりもお金を入れていく人が多いんじゃないの」というちょっとうれしい噂を耳にしました。どっちもたくさん浄財をいただきたいところですが、ちょうど3年前ですね、「あの日」は。
 他のイベントとしては、毎年恒例の「フーズバトル」の他、ファジステージでは「岡山次世代ジュニアアイドル Shiny Milky Way」のステージをやっていました。いつもと違って、追っかけ?さんの太い声援が聞こえてきました。ボランティア活動をしているゲートにも、この子達が来ましたが普通の小学生の女の子でしたね。岡山も時代がどんどん変わっていっているのかな。と、他のイベントはと・・・これくらいか。
 スタジアム前広場にも、RSKラジオの実況が流れていたので、試合の動きがよくわかりました。先発は荒田と押谷の2トップ。「共存できない説」を吹っ飛ばして欲しいと思いながら、耳で試合を追っていました。そして妹尾選手も先発。すーさんがなぜ妹尾選手を先発させるのか解説されていました。なるほどと。
   
 前半を0-0で折り返していましたが、今日は大丈夫かと一同心配していました。後半に入ってすぐに、実況から失点した事を告げられる。その中で誰かが順位の計算を始める。同じ時間帯でやっていたので、まだ確定しませんが、後半途中で「ひょっとして得点ゼロって岡山だけになったかも」と口にする。ほどなくして2失点目。そこからは空気がどんよりとなってきました。去年はミラクルがあっただろ、まだわからんよという声が出ても徐々に小さくなっていく。
     
 そばにおられたサポーターさんが順位を計算される。勝った北Qさんが上がり、もし無得点だったら同じ得失点差で得点数でヴェルディさんが上回って20位になってしまう・・・ 試合前は冗談っぽく言っていた話が現実味を帯びてきて、ボランティア現場も一気にテンションが下がっていきました。でも、最後に林選手が意地のゴールを決めて、何とか1点を返す。何とか10位台から20位台に落ちなくて良かった良かったと。そのまま1-2で敗戦となりました。それにしても、開幕前には夢にも思っていなかった位置になりましたね。さあ、ここから挽回せねば、と。
 エコステーションで来場者の方々をお見送りしましたが、やはり敗戦の日は客足が退くのも早いようでした。撤収作業やミーティングルームで、この日参加された他のクラブのボラの方と少しだけ歓談。(篤氏も加わって、なぜか途中から赤い話や黄色い話になっていましたが)
 たぶん、今年も当方は月イチペースになるでしょう。JFLの試合のボランティアもあるようですが、こちら何かと忙しいので、様子を観ながら考えていきたいと思います。皆さまお疲れ様でした。

【J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)】
1位: 林選手    2位: 該当なし  

シマカズ氏: 林選手。得点を入れたという事が大きいですね。
雉楽・シンジ氏: 林選手。前節同様、攻守に貢献し、得点も取りました。
寝ても覚めても・issan: 久保選手。長身を利したポストプレーはチームにフィットして来ると大きな武器になりそうです。
きさん: 該当なし。
B太氏: 林選手。今シーズン初得点を決めたから。
山やん君: 該当なし。
吉備ファジ会・Oご夫妻: 林選手。チーム初ゴールで、群馬に一矢報いてくれました。

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ヴァンフォーレ甲府のように15

2014-03-17 00:02:49 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 当ブログではJ1甲府について、理想的なプロヴィンチャ、地方クラブとして評価し、様々な事例を紹介してきました。スポナビコラムに連載されている「奇跡の甲府再建・海野一幸会長」シリーズも早や最終回を迎えてしまいました。最後のコラムもまた素晴らしい内容でした。見た目等で判断せず、甲府さんのようなじっくり地域に根を張れるクラブをお手本にすべきと思わせる記事でした。以下、抜粋して紹介。
   
【エンブレム・ロゴの訴訟が和解で決着】
 2月17日、ヴァンフォーレ甲府のエンブレムとロゴをめぐり、商標権の名義人がクラブの営業権譲渡代金の支払いとエンブレム・ロゴの使用の差し止めを求めて起こした訴訟で和解が成立。J1甲府は1億2,000万円の和解金を支払い、商標権を譲り受ける事になったとか。「ノドに刺さっていた小骨がようやく取れた感じがする。 この問題が円満に解決したことで、山梨のサッカー界の方々もホッとしているはず」」と海野会長のコメント。
【訴訟の発端は97年の法人化の際に起こった】
 この商標権をめぐる争いの発端は'97年の法人化の際に起こり、長きにわたって思い悩まされてきた難題。'72年に日本リーグ2部に昇格、さらに時を経て、Jリーグを目ざすことになり、'95年にチーム名を「ヴァンフォーレ甲府」に変更。Jリーグ参入には法人化が義務付けられているため、'97年に山日YBSグループ、山梨県、甲府市、韮崎市の出資を受けて、甲府クラブを発展的に解消する形で運営会社「ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ」を設立。
 その際、旧クラブから新会社の深澤社長に「営業権を2億4,800万円で新会社に買ってもらいたい」との申し入れがあったが、営業権は新会社に帰属しているものであり、要望にはとても応えられない。株主総会で承認されるものでないことは明らかだったとか。
 ただし、旧クラブが金融機関に2億円を超える債務がある事、商標権の名義人が旧クラブの代表者であることから、新会社は解決策として、旧クラブの借入金の1年間の利息に相当する約1,000万円を商標の年間使用料として当分支払うことになった。
 新会社と旧クラブは商標権の使用に関する契約を締結。ところが、この契約書に「将来、新会社に商標権を買う余力ができたら2億4,800万円で購入する。そのように努力する」という旨の一文が入っていたそうです。 
【14年度は赤字も次のステップへ踏み出す】
 旧クラブは、この契約書の一文を盾に「2億4,800万円が支払われていない」と主張し、'09年に東京地方裁判所に訴訟を提起し、営業権の売買代金の支払い、もしくは営業権と商標権の侵害による損害賠償を請求したが、商標権を将来、新会社が2億4800万円で購入するよう努力すると取締役会で議論されたことはなかったとか。そもそも営業権は設立当初より新会社に帰属しているもの。商標権についても使用料を支払っているため、旧クラブが主張する損害賠償が成立するものではないことは明らか。
 商標権については旧クラブに帰属しているが、その買い取り契約について役員会での議決は無く。契約書の一文も「将来の売買の成立に向けて努力する」というものであり、2億4,800万円での売買契約は成立していない。
 裁判は4年に及び、J1甲府は「毎年、約1,000万円の使用料を払い続けるより商標権を適正な価額で買い取れるなら買い取った方がよい」と判断し、その方針で解決することで交渉を継続。その結果、商標権の譲渡代金及び今後旧クラブは一切の権利を主張しない事の和解金として1億2,000万円を支払うことで和解。旧クラブに融資していた2つの金融機関の協力があったことも、和解の成立に影響。
 甲府は'01年から黒字経営を続けてきたが、和解金の支払いにより'14年度は赤字の見込み。ただ、この問題が解決したことで、クラブは次のステップに踏み出せる事に。
【“甲府方式”を広めるべく韓国でも講演】
 J1甲府はJクラブのモデルとしてとらえられるようになり、地域貢献を徹底し、地元の多数の企業から支援を受ける甲府方式を学ぼうとするクラブがあとを断たないとか。海野は「我が町にJクラブを」と夢見る町に招かれ、シンポジウムなどで講演。「甲府の手の内を明らかにして、より大きな都市のクラブにマネをされたら、かなわなくなってしまうという声も聞くけれど、いいじゃないですか。Jリーグ全体、日本サッカー界が底上げされるなら」と海野会長のコメント。
 1月23日には広島、清水、松本の幹部とともに韓国のソウルでのフォーラムに招待され、サッカー関係者を前に講演。講演に出席できない関係者は前夜、直接話を聞きに来たとか。 
【地域メディアを取り込み、全県でクラブ支援】
 J1甲府は地域のメディアグループをすべて取り込むことにより、全県でクラブを支えていこうという雰囲気を醸成。
 現在、クラブは3度の昇降格を繰り返し、経営規模は15~16億円の壁を打ち破れず、海野会長はそこにジレンマを感じているとか。「せめて20億の規模にしたい。大企業の支えがないクラブにとっては簡単なことではないが、この地域で収入とサポーターを伸ばす余地はまだある。そのためにも、これまで通り地域密着、愛されるチーム作りを続けるしかない。継続こそ力になる」と海野会長のコメント。
 海野会長が描く次のステップは県外にいかに甲府のサポーターや支援企業を増やしていくか。Jリーグのアジア戦略に呼応し山梨県の観光政策とタイアップしたインドネシア選手の獲得もそのための施策。
 「首都圏に鹿島や浦和のサポーターがたくさんいるように、甲府のサポーターがいてもおかしくない。甲府には首都圏から150キロという地の利もある。十数年後のリニア中央新幹線の開通で甲府と都心はわずか15分で結ばれる。最大の課題はいかに魅力あるチームとして存在するかだ」と海野会長のコメント。ドイツのマインツやイングランドのノリッジ・シティを例に出し、小さな街でも多くのサポーターを持つクラブを夢見ているそうです。

 以上、長い紹介記事になりましたが、海野会長がいかに優れたJクラブの経営者かという事がよくわかりました。かつて、Jリーグ理事も務められていましたね。こういう方がふさわしいですね。海野会長が素晴らしいのは、しっかり目標とする予算規模を明示しているのに、それと同等に地域・社会貢献活動をしっかり実施されている事。観客数や売上・利益ばかり追って地域に目を向けないのは商業主義に該当するのかもしれませんが、甲府さんは地域の宝になっているので、いわば「地域貢献両立主義」なのかな。
 甲府さんは今節は、新潟さん相手にドローで現在J1で15位と低迷しています。でもJ1です。少ない予算の中で頑張っておられると思います。これからも頑張って欲しいですね。
スポナビコラム該当記事:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2014/columndtl/201403100008-spnavi
J1甲府関連⑱:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140222
 〃      ⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131017
 〃      ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130811
 〃      ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130609
 〃      ⑭http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130530
 〃      ⑬:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130510
 〃      ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130406
 〃      ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120713
 〃      ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120422
 〃      ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090129
 〃      ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090126
 〃      ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090125
 〃      ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070630
 〃      ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070328
 〃      ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070113
 〃      ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061122
 〃      ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060830
 〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060819

 話は変わり、今日カンスタで開催された、J2岡山のホーム群馬戦に行ってきました。試合結果は皆さんご存知のとおりです。20位にならなくて良かったですね。その模様は明日。

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サポーターについて39

2014-03-16 02:08:17 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。 
 J1浦和の前節ホーム戦で「JAPANESE ONLY」という横断幕が掲げられた問題で、23日開催の浦和のホームゲームについて、観客を入れない「無観客試合」とする処分が出ています。今日はアウェー広島戦でしたが、横断幕やゲーフラの掲出が禁止されていました。これらの事に関して、報道ではいろいろと情報が出ています。当ブログとしても、取扱いはとても難しいですが、事例という事で紹介したいと思います。まずは、無観客試合になった場合の賠償部分。

 無観客試合の実施に対して、チケットを買ってしまったサポーターからは「チケットを返金するべきだ」という声や、それ以上の損害賠償を求める声が出ているとか。ホテルを予約していた場合も考えられ、チケット代に加え、ホテルのキャンセル代などの賠償を求めることができるのか、田沢弁護士の回答です。

【試合を実施して観客に見せるのが「主催者の義務」】
 試合観戦のためのチケット販売契約は、主催者が試合を実施してこれを観客に見せ、観客が主催者に対して対価を支払うことを主な内容とする契約。主催者がその義務を履行しなかったり、その責めに帰すべき事由により義務を履行できなくなった場合には、債務不履行となり、契約を締結した観客(チケット購入者)は、主催者に対し、これにより生じた損害の賠償を求めることができる(民法415条)。
 今回の場合、浦和レッズが対応不備の責任として、「無観客試合」の処分を受けたわけだから、観客が試合を観戦できなくなった責任は浦和レッズにあるといえる。チケットの返金が認められるのはもちろん、それによって生じた他の損害の賠償も請求できるということになりそうだが、大量販売されるチケットについては、「チケット規約」が設けられているのが通常で、チケット購入者はこの規約に同意したものとして扱われる。
 規約では、主催者側の都合により興業が中止となった場合につき、チケット代金の払戻しは認めても、それ以上に、旅費等の払戻しまでは認めていないことが一般的。
【チケット規約と「消費者契約法」との関係】
 その規約の中で、チケット購入者がこうした規約に反論する余地はないのか。消費者契約法8条1項2号では、事業者の債務不履行により消費者に生じた損害を賠償する責任の一部を免除する条項は無効と定めており、債務不履行は、その事業者の故意または重大な過失によるものに限る、とされている。したがって、もし債務不履行(無観客試合)が、主催者側の重過失に基づくものだということになると、チケット購入者に生じた損害の賠償義務の一部を免除する規約は無効になり、本来賠償すべき金額の全額を賠償しなければならない、ということになる。

 そうなると、ポイントは、その事態を招いた原因が、主催者側の「重大な過失」だったかどうか。もし、重過失で賠償されるという話になったとしたら、たとえば、ホテルのキャンセル代はどうか。ホテルのキャンセル代について、遠方から訪れるサポーターが試合観戦のためにホテルに宿泊するということは、通常あり得る。そうした人方が一般的なホテルを予約していたというケースであれば、やはり賠償の対象となるものと考えられる。
 J1浦和は公式HPで「当該試合のシーズンチケット及びご購入いただきましたチケット(入場券)の取り扱い等につきましては、3月18日(火)に当サイトにてお知らせさせていただきます」とアナウンスしている。ここでどんな発表があるのか、注目されると締めくくっています。
弁護士ドットコム該当ページ:http://www.bengo4.com/topics/1301/ 

   
 無観客試合について、チケット払い戻しになるようですが、この弁護士ドットコムによると、それ以上にホテル代などそれに付随する損害も賠償の対象になる可能性について触れています。この辺りは専門家ではないので、紹介するしかありません。「無観客試合というペナルティについて、そこまでやるべきだったのか」という声がありますが、これはJリーグの予想を超える影響になるのかもしれません。
 報道では、他にもいろいろな情報が流れてきました。以下、順番に紹介しましょう。

 淵田社長の謝罪会見の中で「ホームページ(HP)上で「自分が見聞きしてきたことを投稿してください」ということを進めているが、我々が聞けていないいろいろな言葉なり行為があったことも指摘されている。公式HPからどんどん投稿をいただくことで、いろいろな(直接クラブに)意見をもらっている。そういったものを真摯に受け止めて、今後の対策に生かしていきたいと思います」とあります。
 公式HPを観てみました。公式HPには「iDEA For REDS!」という「皆様から浦和レッズに関するアイデアの置き場」というページがありました。「浦和レッズをよくしていくために、 大切なクラブ運営の仕組み、構造などを生み出す場にしていきたいと思います。皆様から、ご意見、感想や 企画、提案など、是非お寄せください」とあり、運営の仕組みや構造という事は例えば、経営構造についても意見を受け止めるという事でしょうか。
 よく「意見があれば、代表メールに氏名を入れて送って欲しい」というものを見かけましたが、こちらはメールアドレスのみで実に発言しやすくしています。「名乗って意見を送ってもいいが、後が怖いからなぁ・・・」というケースもある中、浦和さんはいい事例ですね。ここにも情報化に開けたところと開けていないところの違いを感じます。

 同じく淵田社長の謝罪会見の中で「ゴール裏は迫力ある応援が魅力だが、こうした規制で持ち味がなくならないないとは言えない。それでも皆さんに分かっていただき、一から出直して応援していただければありがたいと思っている。コミュニケーションが大事だと思っている」とあります。これは、当ブログでも心配していた部分。規制をすればするほど、サポーターは背を向けていく。特に遠いアウェーまで足を運んで、少人数で熱いコールを送るのはコアサポーターであり、それがないと、ホーム側しか応援コールがない地域リーグの試合になってしまい、プロサッカーの試合じゃなくなってしまう可能性があります。
 U-21日本代表の手倉森監督も「あんな横断幕が掲げられて無観客試合になるなんて、寂しいね。クラブとサポーター(の距離)が離れてしまう」とコメントされています。当ブログでも一昨日の記事でクラブだけでなく、Jリーグ側とサポーター側の距離が広がってしまう事を懸念をしています。「何だか怖いスポーツ」とイメージダウンし、「口コミ」が悪い方向に作用して、結果的にリーグ全体の人気が下がってしまう可能性。

 こんな情報もありました。今回の横断幕の発言には、最近のJ1浦和には「韓国人選手を積極的に獲得しない」という「裏方針」が影響があった可能性があると。'02年から4年間社長を務め、のちに日本サッカー協会会長に就任した犬飼氏は「日本代表のライバル国の選手をレッズが育成し、強化する必要がどこにあるのか。同じ実力なら日本人選手を獲る」との発言があるとか。あくまで日本代表を強くしたいというサッカー目線の方針であって、差別の意図は全くなかった。この考えはサポーターにも支持されていたが、いつの間にか「嫌韓」に話がすり替わっていった可能性は否定できないと。
 また、「この時の試合は、先発全員日本人選手だったので、日本人選手で頑張ろうという意図だったらしい」という声も聞きました。どこまで本当なのか、わかりませんが、ツラツラと情報を並べてみました。
 こういう情報を耳にすると、確かに人種差別は良くないと思いますが、本当にサポーター側に話を聞いて人種差別の意図があったと判断できたのかとも思ってしまいました。今回のJリーグ側の行動は早いと評価されているようですが、本当の評価はもう少し観てみないといけないのかもしれませんね。

 そして、横断幕と旗の掲出禁止と強化された警備態勢の中で開催された今日のアウェー広島戦で勝利を上げました。その中でデイリースポーツによると、淵田社長はサポーターと対話するタウンミーティングの実施を明言したとか。「タウンミーティングもやっていこうと思う。新しい形をつくっていかないといけないと思う」とし、今後の応援態勢を話し合って模索するそうです。
 当ブログで一昨日の記事で、「Jリーグ側とサポーター側で「対話するシステム」ができていて、定期的に意見交換ができていたら、ひょっとしたらサポーターのここまでの暴走もなかったのかもしれません」と書いています。以前の「2ステージ制騒動」の記事で、Jリーグ側が全国各地でサポーターと対話する「ホームタウンミーティング」を提案しています。今回の淵田社長のコメントはクラブとの対話ですが、本当に必要なのは、「本当の当事者」Jリーグ側とサポーター側の対話だと思っています。まあ、対話の機会を設けていくのはいい事だと思います。某黄色いチームもつい最近まで、毎月「イエローハウス」という対話を毎月されていて、「ファミリー化」できました。これを機会に、Jリーグ側も恐がらずに全国各地のサポーター側と対話を始めてはいかがでしょうか。
デイリースポーツWEB該当ページ:http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/03/15/0006782257.shtml
J1浦和関連:24 / 23 / 22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /   

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カリスマの存在155

2014-03-15 00:01:15 | カリスマの存在

 生観戦レポです。
 先日、ノエスタで開催されたJ1の神戸対柏戦の観戦に行ってきました。お誘いを受けて、関西の移動の途中でしたが、気軽にちょっと寄り道をした格好です。まあ、電車で移動しやすい会場だったので良かったです。
 三宮の街に降りてビックリです。何と道路という道路に、J1神戸のタペストリーがはためいています。これは最寄駅の御崎公園駅周辺でなく、とにかくあちらこちらに。上品な旧居留地地区にもしっかりありました。スタジアム近辺の狭い地区だけではなく、県民クラブとしてとにかく広くPRするという価値観。この光景を見たら、その正しさがよくわかりました。駅の地下通路にも巨大な広告ボードがありました。とにかくデカかったです。
   
 ほどなくしてノエスタに到着。すでに大勢のファン・サポーターで埋まっています。名物の「スタ飯ストリート」に行って昼食を取りました。すべてではありませんが、ご当地グルメがいっぱいありました。ワンコインのメニューを2つ食べましたが、安くて美味しくて量が多くて満足しました。ふと、アプローチ広場中央を観ると、テント村があります。一昨年にも来ておりますが、その時はカレー対決でしたが、今回は「ヴィッセル神戸を応援する首長会ブース」という県下市町村の出展PRコーナーでした。クラブ公式HPによると、参加自治体は14自治体(姫路市、西宮市、芦屋市、豊岡市、赤穂市、川西市、加西市、養父市、朝来市、宍粟市、加東市、神河町、香美町、新温泉町)で、観光PRと特産品の販売が行われていました。
   
 どんな内容なのか気になったので、すぐそばにあったブースに行ってみました。「朝来市」で美人の職員スタッフさん(やくさん)がおられていろいろと聞きました。クラブ公式HPによると、2005年にスタートした組織ですが、1年余り前にJ2降格した事を期に、それまでの19自治体から、県内全41自治体が加盟されたとか。まさに県民クラブ。ホームタウンとして県下を対象としているのに、本当に一部の自治体しか対象にしていないケースもありますが、こういう行動が「本当の県民クラブ」としての姿なのではないでしょうか。J1甲府で中銀スタで全市町村のフラッグを掲げるという話を聞いた事がありますが、同じ事例ですね。ちなみに朝来市は、あの「天空の城」竹田城や生野銀山がある市です。歴オタとしては、竹田城に行きたくなってきました。(写真掲載はご本人承諾済)
     
 スタ飯ストリートにある一つのブースに目を留めました。「ゴールキーパーコーチシジマール氏の奥さんのブラジル料理」という看板があります。TVカメラで取材を受けていましたが、そのマイクを向けられている方がどうやらシジマール夫人の様子。でもネットで調べたら、柏市内のお店なんですが・・・ あっそうかこの日の相手が柏だった。友情出店になるのかな。でも神戸のコーチだし。美味しそうなお店でしたね。
 アウェーゲートから入場。すでに黄色い人達がいっぱいいます。うろたんK氏が案内してくれた席は何と最前列。かなり右へ振った位置ですが、最前列というのはよく観えていいですねー 柏市ブログでご活躍のみや長さんの姿も見えました。真向かいのホームゴル裏で何か騒いでいるので見ると、どうやら三木谷オーナーが登場して、トラメガでサポーターに挨拶していたようです。ホーム開幕戦の風景ですね。
 選手チャント登場。ハクション大魔王はありましたが、999はどうやら欠場の様子。ノエスタでは青い小鳥には出会えなかったです。短かったですが、ハングギョン大魔王は面白かったですね。
   
 今回参加した14の自治体の「公認!」ご当地キャラがピッチに登場して、ズラっと一列に並びました。ふなっしー(トークが絶妙で当ブログ好みです)に象徴されるゆるキャラブームを象徴する光景です。その中で神戸市長さんが挨拶と始球式(キックイン)を行われました。ご当地キャラの面々はハーフタイムでは、場内一周していました。アウェーゴル裏前には来なかったけど。
 アウェーゲートの裏に、「エコプロジェクト」のPRボードがあります。神戸さんはエコロジーについて、かなり先進的なクラブです。(何か全然違います・・・)   エコステーションで満足する事なく、エコキャップや分別ごみの他に、紙コップやリサイクル品、選手も参加するクリーン作戦、エコ募金などの他に、こちら独自の「床発電」があります。サポーターが跳ねれば跳ねるほど、その振動で発電が起こるとか。ちなみにこの試合前半での発電量は12,851W秒でした。
   
 先発は、モンちゃんことレアンドロ、やべっちFCのデジっちで笑撃デビューを遂げた薫選手(当ブログでは「ベル八先生」のカラーが強い)、ハン・グギョン選手と顔ぶれが少し変わっていました。試合の方はうーむ・・・ 出だしはポゼッションも相手のボール奪取も良くて、今日はいけるかと思いましたが、結局は1-1のドローに終わりました。
 ワタル選手の先制ゴールでしたが、追いつかれました。全体的には勝てたような内容ではなかったように思います。パスミスもあり、相手のボール献上もあり、全体的に雑な印象のプレーが続きました。スゲ選手のスーパーセーブで何度も救われていましたが、あれは運が悪ければ3失点くらい食らっていたでしょう。モンちゃんも余り目立っていなかったですね。いつ覚醒するのかな。
   
 エキセントリック工藤の試合後のコメントにもありましたが、どうやらこういうシーンで誰がどうするというルール的なものが、選手間でまだまとまっていないようです。ぜひ早く選手ミーティングをやって、意志の統一を図って下さい。明日はホーム名古屋戦。あの西野監督が日立台にやってきます。向こうは現在1勝1敗の成績。余り相性が良くない相手ですが、やってやりましょう。

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選手・現場の声32

2014-03-14 00:40:35 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 前節もいろいろと話題があったようです。まずはJ1の徳島対C大阪戦。感動したエピソードがあり、マスコミで話題になっていました。あの柿谷選手が、アウェー徳島戦に合わせて、徳島で感謝の新聞広告を自費で出したとか。ジャイキリのツジトモ氏が描いた柿谷選手のイラスト入りでした。以下、抜粋して紹介。
        
 C大阪の柿谷選手が、8日付の徳島新聞(27面)に自費で全面広告を掲載し、感謝の思いを異例の手段で伝えたそうです。’09年6月から約2年半にわたって在籍した徳島は、自らを再起させてくれた場所という事で。自身のイラストとともに以下のメッセージを掲載。

「今日、J1の舞台で、もう一度徳島の皆さんと出会い、闘えることを楽しみにしています。徳島のみなさんが応援してくれていたから、僕はサッカーを続けていられたし、サッカーを楽しいと思えました。チームを離れても、みなさんから頂いたエールはいつも僕の中に残りつづけています。みなさんへの感謝はプレーで返します。徳島のみなさん、今年一緒に日本のサッカーを熱くしましょう。そして、これからもよろしくお願いします」

 この日の試合は発熱の影響もあったのか、シュート0本で後半29分に途中交代で不完全燃焼だったようですが、試合後には徳島サポーターの元へとあいさつに出向き、温かく迎えられていたとか。こちらの画はジャイキリ作者のツジトモさんによる描きおろし。「自分の中で思いはあるけど、人に言うことではない」とコメントし、多くは語らなかったが、感謝の思いは確かに伝わったようです。


 このイラストってすごいな、ツジトモさんがこのために書いたんだと思っていたら、今日発刊の週刊モーニングに「ツジトモ氏が柿谷選手のイラストを描いたのは、この広告のためです」とありました。「NUMBER BANANA」という江崎グリコが「Sports Graphic Number」誌(文芸春秋)の協力を得て開発した商品の広告用に描かれたようです。詳細はいいのですが、とにかくよく似ています。ネット上では「本物よりふけている」という声も。JR山手線の中吊りポスターになるとか。
 柿谷選手は確か昨日、東日本大震災の日を迎えてコメントを発表していましたね。柿谷選手といえば、セレッソ時代の香川との関係、徳島へレンタル移籍したいきさつ等でやんちゃ坊主のようなイメージがありましたが、個人的に最近少しイメージが変わってきました。
 次の話題はJ2の千葉対岡山戦。ウルトラスで中継をすべて観ていましたが、全く気付かなかったですね。山中選手のインタビューもあったっけ?という感じでしたが、試合後に他チーム(J1柏)を誹謗する言葉があったタオマフを首に巻いてインタビューに答えていたそうです。以下、抜粋して紹介。

 ホーム岡山戦後にJ2千葉が、サポーターの行いについて謝罪。問題の出来事は試合後に柏から期限付き移籍中の山中選手がゴル裏で試合後のあいさつをした際、サポーターからマフラーを渡され、それを首にかけてその後のインタビューに対応。マフラーに「300% ANTI KASHIWA」と書かれたもので物議をかもしたとか。
 J2千葉は公式HPに「このような誹謗が書かれていることに気が付かず、山中選手に持たせてしまったことについて、深く反省」とコメント。山中選手本人も「クラブからその話を聞くまで、全く気が付いていなかった。そのような気持ちは全くなく、今はジェフの一員として、チームの勝利に貢献できるよう、精いっぱい頑張りたい」とコメントを発表。
 今日の報道では、タオルマフラーを手渡したサポーター2名を特定し、厳重注意処分を通告したとクラブから発表があったようです。
        
 3つ目の話題は、浦和対鳥栖戦で、スタジアム内の客席入り口に日の丸と「JAPANESE ONLY」という横断幕が掲げられた事件。以前の仙台戦の事件というのもありますが、どういう因縁を含んでいるのかよくわかりません。なぜ、外国人を排斥しようとするのかもわかりません。どなたか教えて下さい。以下、抜粋して紹介。

 村井チェアマンは「差別的な表現と認識している」と明言して、主催者のJ1浦和に対して厳罰を科す姿勢を示したとか。何でも'10年5月の仙台戦でも一部サポーターが外国人選手に差別的なやじを飛ばして制裁金500万円を科せられた事がありました。
 淵田社長は「差別的ととらえるしかない。クラブとして問題があるのは、試合が終わるまで外せなかったこと。合意の上で(外す)という過去の慣習にとらわれすぎたことが大きな原因」とコメントし、当日は試合後に報告を受けたとし、クラブ内の体制も含めて見直しを進めているとしています。
 今日の報道では、J1浦和に対し、けん責と、23日のホーム清水戦を無観客とする制裁を科すと発表。Jリーグでの無観客試合の処分は初めてになります。また、クラブ側は警備員の増強などの強化に加え、アウエーゲームでも多くのクラブスタッフを派遣、スタンド内でのトラブル防止に努めるそうで、15日の広島戦以降、リーグ戦、カップ戦ともホーム、アウェーを問わず、浦和のファン・サポーター全員に対し、すべての横断幕、ゲートフラッグ、旗類、装飾幕等の掲出を禁止を打ち出したそうです。

 本当に前節はいろいろとありましたね。いい話題も残念な話題もあり、まだ2節目ですが次々とニュースが出てくる年です。徳島さんの話題は違いますが、下の2つは、元所属・レンタル元という事で、某黄色いチームを思い出してしまいます。黄色いチームもちょうど10年近く前までは、今のようなファミリーでなかったですね。
 浦和さんの事件ですが、確かに人種差別はよくありません。ただ、良くないと思いながら最後に脳裏によぎるのは、「Jリーグ側とサポーター側との距離」の事。2ステージ制騒動を象徴するように、明らかにサポーターとの間に距離がどんどん広がっているように思います。もし、2ステージ制騒動も含めて、Jリーグ側とサポーター側で「対話するシステム」ができていて、定期的に意見交換ができていたら、ひょっとしたらサポーターのここまでの暴走もなかったのかもしれません。これくらいで終息すればいいけど・・・

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日本代表のこと・・・222

2014-03-13 01:06:21 | サッカー(日本代表、W杯等)

 TV生観戦レポです。
 さあ、決勝戦です。アルガルペカップのファイナル、ドイツ戦です。相手にとって不足なし。先発は今までの融合型、GKは山根が先発です。川澄ちゃんはこの試合が終われば、アメリカへ移籍となります。キックオフ。
 今回、三宅だけが出番がありません。観たいですね。ドイツはノルウェーに1失点がありますが、3戦全勝でこの決勝戦に来ています。代表戦11連勝でこの試合に臨んでいます。日本の対ドイツの戦績は1勝1分10敗で、3年前のW杯での勝利が唯一の勝利です。それでもその時は延長での勝利なので、まだ90分で勝った事はありません。
 そして、ピッチボードですが、今日がガリガリくん(よく観たら、横はガリ子ちゃん?)があります。現地の「ポルトガル人はあの看板を観て、何と思っているのだろか。前半のこの時間はドイツに攻め込まれているシーンが多いです。踏ん張って欲しいです。

 DFの中心は熊谷です。まだ若干23歳ですが、ラインコントロールなどしっかりディフェンスを統率している存在です。このスタジアムはかつて、ユーロの試合を開催できるように整備されたもので、環境は抜群です。さすが、FIFAランクの2位対3位の試合、実にピリッと締まった試合です。相手ゴール前での接戦。ダンゴ状態でボールが体の上に乗ったりして、ラインを越えたようにも見えましたが残念。もう一歩でした。
 スタメンの平均身長は日本が165.1cmに対して、ドイツ派172.9cmと違いがあります。澤は、あの釜本がふてたような表情を見せた190キャップ。あのもやもや病は何だったのでしょうか。2012年のアルガルペカップのスコアは3-4という大味な結果でしたが、今日は逆に引き締まった内容です。ここで前半終了。いい試合です。
   
 澤に替えて近賀、有吉に替えて岩渕真奈ちゃん投入。後半スタート。始まっていきなり洗礼を浴びる。開始1分、一気に人数をかけてきて、一瞬でした。日本痛恨の失点・・・0-1。まだまだわかりませんよ~ そして、ゴールに迫ってきて、ヒールで流されました。日本痛恨の失点・・・0-2。宇津木と大野の連携なのか、それともGKが山根ではまだ早かったのか。
 どうも、スタンドにはドイツサポーターが来ているようです。前の試合とは違った声援が聞こえてきます。しかし、ドイツの選手は女性なのに、腕いっぱいに入れ墨が入っていて、思わずウっと思ってしまいます。文化の違いなのか。向こうではファッションになっているのか。
 そして、岩淵のちょっとしたミスからミドルを打たれる。日本痛恨の失点・・・0-3。あれは福ちゃんだったらスーパーセーブしていたようにも見えましたが、スロー映像を観ると、ボールは無回転ぽかったです。いやぁ、前半と打って変わって一方的な試合です。意地を示して欲しい。

 ここで大野に替わって安藤投入。攻撃に行きたいが、その裏を取られるという悪循環になっています。しかし、プレーを観ても、前々回のアメリカとは違いますね。実質はドイツがランク1位ですね。アメリカにはもう少し戦えていました。今日のドイツはとにかくスキがない。スタミナも落ちない。どの選手もプレーのレベルが高いです。後半はずっと攻められています。
 前半も耐える多かったですが、後半も多いです。前半のあれが得点になっていたら、また流れも違っていたかもしれませんが、たらればは良くないです。それらを上回る強さを見せつけなければ。とにかくパス&ゴーに早さが尋常でないです。あのW杯ではロンドン五輪の予選も兼ねていて、ドイツが出れなかったので、ドイツ派相当根に持ってこの試合に臨んでいるのかもしれません。
   
 ここで、川澄ちゃんに替えて高瀬投入。大儀見と高瀬の2トップになるようです。何かドイツは次々と若い選手が入ってきているようです。つまり、世代交代に成功しているという事。という事はこれからのW杯や五輪も油断ならない強敵のままという事です。胸にはW杯チャンピオンのエンブレムが光っています。そのエンブレムに負けない戦いをして欲しいです。ここでホイッスル。個の力でやられて完敗です。お疲れでした。
 佐々木監督のインタビューにあるように、確かにドイツはシーズン真っ最中に対して日本はシーズン開幕前というコンディションの違いはあったと思いますが、言い訳はできません。ただ、本番は5月のW杯予選であり、次のカナダW杯本番だと思います。ドイツには負けましたが、日本強かったですよ。  

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岡山シーガルズ43

2014-03-12 00:02:15 | 岡山シーガルズ

 生観戦レポです。
 一昨日、桃アリで開催されたV.プレミアリーグの岡山大会に観戦に行ってきました。今回第一試合が岡山という事で、スタグル食事も含めて12時頃に現地集合となりました。桃アリの外にはスタグルのテント村が広がっており、やや去年と違う顔ぶれでしたが、基本的にご当地グルメののれん街でした。規模やテントなど外観もファジフーズと似ているために一瞬、ファジフーズがご当地グルメ村になったように見えました。
 メインの看板などはファジフーズと比べておとなしいですが、しっかりと大きく店舗名が表示されており、「ああ、あそこのお店が出てるんだ」という風に、信頼感が増して注文がしやすかったです。
   
 ちなみに、出店された店舗、目に留まったメニューと一緒に挙げてみると・・・河本食品(デミかつ丼 、かりんとう饅頭)、 倉敷花桜ハム(長~いフランクフルト、スモークセット)、山商(クレープ、たこ焼き)、志気五宴(連島バーガー、れんこんチップス・コロッケ)、小豆島らーめんHISHIO(小豆島らーめん)、瀬戸乃屋(うどん、ままかりの押し寿司)、津山ホルモンうどん三枝(ホルモンうどん)、ジャンボ牛串屋(桃太郎だんご)、エーファンフーズ(あぶり丼)、秀よし屋(ふ~ちゃん焼)です。
 当方も入場前に、岡山デミかつ丼と倉敷の美味しいソーセージを堪能しました。やはりご当地グルメが一番おいしいと舌鼓を打ちました。 

 入場してすぐに席取りにアリーナに向かう。今回もいわゆる「ゴル裏」です。今回はうろたんK氏とシマカズ氏、Fリーダーと同席し、もつ鍋氏やissanなどの姿も見ました。試合開始前には、岡山市南区で活躍される「ふじた傳三郎太鼓」の演舞がありました。名前は知っていましたが、初めて聴かせていただきました。
 この日の相手は首位の強豪の久光製薬で、応援団も大勢来ています。いわゆるバックスタンド側を見ると、手前が久光、向こうが岡山と、いつもと逆の位置に陣取っています。チームカラーが同じ青色なんで、少し区別がつきにくいかなと。でも、さすが首位の強豪、応援も迫力があるし、チームもユニも選手貫録を感じます。
   
 コンコースでは、地域貢献活動のPRパネルコーナー、黄色い応援ハンカチ「応援メッセージ」コーナーというのもありました。テーブルの上を見ると、ここにも「震災復興支援チャリティー募金」箱君がいました。その横には「8日の山陽新聞朝刊に出ていた復興応援イベントコーナーがありました。「三陸木の実ブレ」を配布しており、みんなでいただきましたが、本当に美味しかったです。今までのチャリティー活動で得た収益で東北の特産品を購入し、それを試合会場で配布PRするという内容。以下が、山陽新聞記事の抜粋です。

 岡山シーガルズは8、9日、ホーム岡山大会の入場者に宮城県の特産品を進呈。東日本大震災復興支援の一環として2日間で5千人分を用意。チーム事務局は「被災地の現状を見詰め直すきっかけに」と期待。チャリティーグッズの販売や昨春に実施したオークションの収益金で宮城県南三陸町産の「笹かまぼこ」「木の実サブレ」などを購入。8日はトヨタ車体戦終了後、9日は久光製薬戦開始前に入退場口で、いずれか一品を進呈。宮下、川島両選手は昨年8月、日本代表の活動で宮城県の被災地を訪れたほか、地元児童らとバレーで交流。
山陽新聞WEB該当記事:
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2014030720345089/

 これぞ商業主義とは真逆の活動。以前に「商業主義で何が悪い」というコメントがありましたが、商業主義に走れば、チャリティーグッズは利益を生まない商品という事で、販売していないでしょう。当ブログではこの3年間でこういうチャリティーグッズを取り扱っているかどうかでも評価させていただいています。
 何か2F席の応援席が何となく景色が違うと気になって、観に行ってみました。下部組織の選手達なのか、小さ目のウィンディーのお面のようなものを頭にかぶっていました。これで遠目に景色が違ったんだと。
   
 試合の方はというと、この日は選手揃い踏みです。12月はメグ選手が怪我でずっと欠場していましたが、この日は山口選手、宮下選手、メグ選手とみんな出場しています。メグ選手の落ちるサーブ(相手選手が取れませんでした)も拝めたし、0-3で一方的な敗戦ではありましたが、トップレベルのいい試合でした。個人的には、一番応援している吉田みなみ選手が先発していたのがうれしかったです。
   
 試合終了後に選手によるサインボールの投げ入れがありました。終わった直後でごった返していたため、違う席に座っていたら、目の前にナイスコントロールでサインボールが飛んできてキャッチ! 見ると、メッセージとサインが書かれていましたが、22番の卜部選手のものでした。さあどうしようかと思い、もらって帰ろうかとも思いましたが、目の前をボールを求めて歩いていた女の子に、「これ、あげる」とあげてしまいました。きっと、当方よりももっとうれしく思ってくれるでしょう。席に戻ってみると、何とうろたんK氏の手にサインボールがある。12番の村田選手のもの。良かったですね。
   
 試合終了後は勝利チームのインタビュー。まずは中田久美監督。すっかり強豪監督になって貫録もついていましたね。その後は、岡山出身(就実高)6番の石井優希選手。シーガルズの選手でないのに、岡山カラーが出ているインタビューを聞いて、不思議な感覚でした。岡山に移籍してきません?
 そして、第二試合は、トヨタ車体対NECでした。でも、すいません正直退屈になってしまって、時間ギリギリまで観てウルトラスへ行こうという話だったが、早めに移動してしまいました。皆さん、お疲れ様でした。

 今日11日は3年前に起きたあの忌まわしい震災の日です。マスコミでも特集が多かったですね。こちら西日本ではなかなか震災を想うようなシーンは少ないですが、忘れてはいけません。シーガルズでは上の様に山陽新聞で取り上げられるくらいにしっかり想っておられました。いいクラブですね。

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