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J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

モンテディオ山形の件26

2017-07-21 00:41:33 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 実は山形さんは古くから尊敬するクラブです。今でこそ株式会社ですが、元々は公益法人(社団法人)で、J1に昇格して戦っている時も、Jリーグで唯一社団法人で運営されていました。まぁこれは田舎で株式会社として運営できないのではないかという思惑もあったとか無かったとも聞きましたが、本当のところはよくわかりません。
 ここ最近では東京のコンサル会社が親会社のように経営に関わっているようで、その動向を注目していましたが、なかなか結果が出ませんねぇ。でも商業主義ではなく、しっかり地域密着を図られているにはよくわかっているので、長い目で見れば、山形さんはJ1にふさわしいJ1クラブになると思っています。そんな中、コンサル会社のスポンサーデーをこの週末に行うそうです。以下、抜粋して紹介。
   
【ABeam Real Partner Special Match 「地域を絆ぐ、人を絆ぐ」ホームゲームイベント】
 J1山形は、7月22日(土)ホーム湘南戦をABeam Real Partner Special Matchとして開催。当日は、ユニフォームスポンサーであるアビームコンサルティング㈱の協力のもと「地域を絆ぐ、人を絆ぐ」をテーマに様々なイベントを実施。
〔“食” が絆ぐ〕
①「東北グルメ大集合」
②「スタジアムグルメを先着で2,100食提供」
 食には人を笑顔にする力があり、試合当日は、家族や仲間の笑顔や楽しい会話が広がることにより心が絆がることを願い、レギュラー店に加え、この日限りの特別店舗から東北各県のグルメメニューを販売。また、スタジアムグルメ2,100食をこの試合に来場者に無料で提供。
 <主な出店店舗(主なご当地メニュー)>
 ・㈱ダイオー: いもくり佐太郎
  全国大会最高賞受賞の地元の大人気銘菓の和風スイートポテト
 ・海産工房ささき: つぶ串焼き、石巻焼きそば、ほたて貝焼き
  震災被災を受けた石巻市の海産物で石巻の味。
 ・夢や: 黒石つゆ焼きそば
  青森県黒石つゆ焼きそば
 <2,100食提供:主なご当地メニュー>
 ・オーストリッチ: 県産豚フランクフルト
 ・明友: 古代米大福(県とJALの地域活性化プロジェクトの人気商品)
 ・ダイオー: 佐太郎のほっぺ(吾妻小富士)(人気の福島銘菓)
〔“子供” が絆ぐ  「諦めない心を育むホワイトパズル」 中学生以下の1,000名にプレゼント〕
 山形の未来を絆ぐのは子供達。子供達が想像力豊かに成長し、未来の地域や人が絆がることを願い、クラブカラーの青白で作られたホワイトパズルを、中学生以下の来場者先着1,000名にプレゼント。組み立てることを通じ、最後まで諦めない心を育みます。それ以外にも「モンテディオ花火まつり」】として試合後に実施。
J2山形公式HP該当ページ③:http://www.montedioyamagata.jp/news/y-2017/n-00007288/
   〃             ②:http://www.montedioyamagata.jp/news/y-2017/n-00007281/
   〃             ①:http://www.montedioyamagata.jp/news/y-2017/n-00007246/

 という内容でした。さすがコンサルが入っていると、それぞれのイベントの意味合いも深まり、いい内容に仕上がるのですね。東北各県のグルメメニューが集合するのがいいですね。メニューを見ても、しっかり店名が出ているレベルの高いご当地グルメ。相手にちなんだ店名が見えないメニューよりも、馴染みが出てお客さんの満足度も高まるのではないでしょうか。当ブログでは理想のスタグルは、ご当地グルメののれん街と言い続けていますが、山形さんのはそれの東北地方版になりましたね。他にも山形さんの公式HPを観ていると、面白い企画が2つありました。まずはファンマガジン。以下、抜粋して紹介。
          
【ファンマガジン】
 ㈱モンテディオ山形の公認情報誌。試合レポートや選手ロングインタビューなどチームや選手の情報を満載し毎月10日に発売中。県内主要書店、一部コンビニエンスストア、ホームゲームスタジアム売店、ヤマザワ宝くじ夢売場等で購入可。また、J2山形ファンマガジン「Rushオンラインショップ」ではバックナンバーも購入できる他、最新号は書店発売日より2日早い毎月8日から購入可。
J2山形公式HP該当ページ:http://www.montedioyamagata.jp/fan/rush/

 地元の提携企業が発行している公式広報誌ですね。千葉さんのように公式フリーペーパー、J1柏のようにクラブ発行の公式ファンクラブの広報誌がありますが、こちらはこういう形ですね。どこかの地元誌の特集とかではなく、まるまる載っているファンマガジンというのがいいですね。オフィシャルブックは開幕前の1回のみ。こういう風に毎月発行されるのはファン・サポーターにとっていいと思います。次は選手参加の素晴らしい企画。以下、抜粋して紹介。

【選手と一緒に勝利の乾杯!MONTEDIO YAMAGATA KANPAI 2017】
・内容:
 J2山形の勝利時、スタジアム中央エリアで選手が登場してサポーターと一緒に勝利を祝う「勝利の乾杯」を実施。勝利の余韻に浸りながら、選手の乾杯コールに合わせて最高の1杯を楽しむ企画。
・場所: NDソフトスタジアム山形中央エリア
・開催日: ホーム湘南戦(7/22)、ホーム金沢戦(8/11)、ホーム千葉戦(8/20)
・時間: 20:45頃(予定)
・備考: J2山形が勝利以外の場合は実施せず。乾杯する飲み物は各自で準備。
J2山形公式HP該当ページ:http://www.montedioyamagata.jp/news/y-2017/n-00007290/

 いいですね。試合後にクラブでその都度、祝勝会をスタジアムで開催し、しかも選手が乾杯の音頭を取る。ファン・サポーターが喜ぶ企画ですね。最近ではスタグルで試合後も楽しめる夏の「バー」企画は見かけますが、ただの身内の祝勝会ではしばらくして周りが片づけを始めると、落ち着かないかもしれません。が、ここまで雰囲気を盛り上げると、短い時間でも満足感が出るのでは。
 元J1の古豪の山形さん。当ブログではクラブをJ1レベルに引き上げた海保理事長(社団法人時代)を尊敬しています。現在アビームコンサルティングが経営に関わっていますが、海保時代にはまだ達せず。当ブログではあの時の黄金時代を知っているだけに復活を楽しみにしています。
J2山形関連:26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / 20 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

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岡山シーガルズ79

2017-07-20 00:01:50 | 岡山シーガルズ

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 先日、いつも金曜日に「ももファジ」というコーナーを聞きながら通勤するFM番組で、岡山でフィリピン代表チームが合宿をしていて、今度の土曜日にシーガルズが合同練習と試合をやるとアナウンスされました。ちょうどシーズンオフなので、吉報ですね。こういうイベントは選手との距離感が近くなると思うので、なおさら期待です。以下、抜粋して紹介。
   
【フィリピン女子バレーボールナショナルチームとの公開練習・公開試合】
 岡山市では東京オリンピックの事前キャンプ誘致活動を行っており、岡山県バレーボール協会および岡山シーガルズも同活動に積極的に協力。7月17日(月)~25日(火)の日程でフィリピン女子バレーボールナショナルチームの合宿を実施。合宿中の練習場所は岡山シーガルズを支援している岡山理科大学附属高等学校の加計第3記念体育館。また、7月18日(火)11時40分~12時00分にはナショナルチーム関係者および当チームの関係者が市長表敬を行うほか、22日(土)には岡山市および岡山県バレーボール協会と連携し、交流事業としてフィリピン女子バレーボールナショナルチームとの公開練習・公開試合を開催。
 フィリピン女子代表は世界ランク79位ながら、ここ最近は力をつけてきていて、シーガルズとの練習でチームの課題である守備を強化。若い選手の多いシーガルズにとっても海外の代表チームを相手に練習できるとあって、チーム力アップには絶好の機会。

〔公開練習・公開試合〕
・日  程: 平成29年7月22日(土)
・時  間: 公開練習: 9時~12時(予定)
        公開試合: 15時試合開始 5セットマッチ(予定)   ※開場:8時30分
・場  所: ジップアリーナ岡山 メインアリーナ
・入場料: 無料
岡山シーガルズ公式HP該当ページ②:http://okayama.v-seagulls.co.jp/topic/?p=4240
    〃                 ①:http://okayama.v-seagulls.co.jp/topic/?p=4232
RNC公式HP該当ページ:https://www.rnc.co.jp/news/index.asp?mode=1&nwnbr=2017071805

 サプライズなニュースでした。この日はJ2岡山の試合もなく、ぜひ行きたいと思っています。が、時間配分がちょっと難しい。朝9時から夕方までずっと居るのも手ですが、この日は他にも用事があり、どう絡むか思案中です。普段の試合と違って、過去にあった青白戦などのように選手との距離感はいくらか近くなると予想。興味がある人はぜひどうぞ。同じ時期にファン感の日程も発表されました。以下、抜粋して紹介。
   
 
【2017岡山シーガルズファン感謝会 in 笠岡総合体育館 開催概要】
・日時: 平成29年10月22日(日) 時間未定
・場所: 笠岡総合体育館
・参加条件: 対象:「岡山シーガルズを応援する会」会員(当日入会可)、参加費:無料
・開催内容・申込み方法: 未定

 先の話なので、全くわかりませんが、この時期の週末は仕事が多く、県南西部をウロウロしている可能性があるので、ちょっと寄れたらいいなぁと思っています。今度は室内シューズを持参せねば。次のシーズンからは2部リーグ。スーパーリーグへの参画などいろいろと取りざたされていますが、まずはV.チャレンジリーグでぶっちぎりで勝ち続ける事が大切です。2部でもたもたしていると、本当に1部(スーパーリーグ含む)への復帰に時間がかかるかもしれません。

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クラブ経営について72

2017-07-19 00:01:16 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 現在、J1で首位争いをしている鹿島さん。昨日、セレッソさんが歯が立たなかったザ・リーガのセビージャと今度試合をしますが、あのポゼッションサッカーとどう戦うのか楽しみです。申し訳ないですが、試合を観ていても一方的な試合で、いくらJ1首位と言っても、相手になっていない状態でした。鹿島さんはどうか。
 そんな鹿島さんですが、先日の日経新聞朝刊の「フットボールの熱源」に「地域潤すハコモノ」というタイトルで鹿島さんの話題が出ていました。まあ、面白い内容でした。以下、抜粋して紹介。
   
【J1鹿島ニューヨーク事務所開設:日経新聞】
 J1鹿島は米MLSが進めるデジタルマーケティングの先進事例の調査・強化・事業両面での情報収集のため、ニューヨーク事務所を開設。先月、米プロスポーツ関係者と対話を重ねてきた鈴木取締役事業部長は日本との発想の違いに刺激を受けたとか。
 「彼らはスタジアムやアリーナなどハコものを作り、スポーツに限らず様々なエンターテイメントを開催し、ハコの稼働率を高めて収益を上げ、ハコそのものの付加価値、投資価値をアップ。サッカーはそのためのコンテンツの一つ」と鈴木部長のコメント。ハコで収益を上げ、トータルの稼ぎをコンテンツである各チームに配分するという考え。
 現在、22クラブで編成するMLSは拡大を続け、'20年には28クラブにする構想。参画に手を挙げる都市が後を絶たず、「彼らはまずハコを作って、チームは後から作ればいいという考え。主はハコであり、チームは従の関係」と鈴木部長のコメント。
 J1鹿島はホームスタジアムの指定管理者となり、スポーツジムやスポーツクリニックを設けて、試合開催日以外の関連事業を拡大。米プロスポーツの手法に触れた鈴木事業部長は「将来、ビジネス部門が事業会社として独立し、そこがコンテンツの一つであるアントラーズを支える形に構造が変わる日が来る可能性を認識」とコメント。
 ハコものビジネスは何をもたらすのかと言えば、地域を活性化し、地域の価値を上げ、住民の生活を豊かにする。米スポーツはビジネスを前面に押し出しているが、結局地域に貢献。「地域のために」という発想からスタートしたJリーグと執着点は同じになるところが興味深い。そこに気付くとビジネスの発想と進め方が替わってくるのではないかと締めくくっています。

 つい先日、Jリーグの中のアメリカ志向の勢力が衰えたようなニュースが流れました。当ブログは一貫してヨーロッパ志向。お手本はゴールドプランを実施し、今や世界一の収入額を誇るブンデスリーガです。アメリカのスポーツ興業スタイルはサッカーの分野では日本には合わないと思っています。
 このハコありきという発想もアメリカっぽいですね。ただ、作るだけでなく、ファン・サポーター目線でも考えないと、日韓W杯の負の遺産として有名な宮城スタジアムのようなハコものになってしまいますよ。それにしても難しいですね。ビジネスと地域密着と相反するような2つの要素があります。ビジネスばかり強くすれば「商業主義」になるし、地域密着ばかり強くすれば、かつての岐阜さんのような経営危機が発生します。どこで見たか忘れましたが、商業主義に走れば、確かに経営数値もいいし、来場者数も多いまま安定する事でしょう。しかし、それでは地域活性化に貢献できず、価値も上がらず、地域住民は豊かにならないので、結局は100年続かずに消えていくと個人的に思っています。
 その点、鹿島さんはしっかりされていると思います。企業チームでありながら、茨城の地方都市で地域の宝となる地域に根付いた素晴らしいクラブになっています。文句なく100年続くクラブでしょう。
 鹿島さんはスタジアムの指定管理者になって、スポーツジムを設けていると書かれてありましたが、クラブ公式HPを見ると、サッカー以外の異競技をしっかり実施されています。以下、抜粋して紹介。
   
【ボルダリング講習会】
 カシマウェルネスプラザでボルダリング講習会を実施。受講者の方のレベルに応じて、ボルダリングをやったことのないビギナー、少し経験したことのある中級者、もっと上を目指したい上級者の3クラスに分けて開催。各クラスとも1時間30分を予定しており、外岩も登ってしまう小野智氏を特別講師に招聘。小野氏は国内で数多くのボルダリングウォールの設計に携わっており、カシマウェルネスプラザに導入されたウォールも小野氏の設計。各クラス定員は15名、参加費は一般が2,500円、ウェルネス会員は2,300円。
〔ボルダリング講習会概要〕
・日 時: 5月21日(日)
       初級者クラス:11:00〜12:30、中級者クラス:13:00〜14:30、上級者クラス:15:30〜17:00
・内 容: 初級者クラス:座学(ホールドの種類など主にクライミング用語を学習)&実技指導
       中級者クラス:座学(クライミングの動きなど主にクライミング用語を学習)&実技指導
       上級者クラス:座学(クライミングについての質疑応答)&実技指導
・定 員: 各クラス15名(子どもは見学のみで同伴可。子ども参加する場合は参加費支払が必要)
・参加費: 一般 2,500円、ウェルネス会員 2,300円
カシマウェルネスプラザ公式サイト:http://www.so-net.ne.jp/antlers/wellness/

 単に施設内にそういう講座がある、そういう設備があるとして終わっているのではなく、鹿島さんのは立派なスポーツ文化を形成しています。よく「Jクラブはサッカーだけやってればええんじゃ」という声を一昔前に、古い価値観として耳にしていましたが、もはやそういう価値観のJクラブはほとんどないのでは。こちらの記事に紹介していますが、今やJクラブはサッカー以外の異競技も手掛けるのは当たり前で、ファン・サポーターと地域に対する義務です。できていないところは・・・申し訳ありませんが、将来しんどいかなと。読者の地元クラブはいかがでしょうか?
J1鹿島関連⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170707
  〃     ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170104
  〃     ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161205
  〃     ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160701
  〃     ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160111
  〃     ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151106
  〃     ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150807
  〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140714
  〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140705
  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140503
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140130
  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130506
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111005
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110528
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101128
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100122
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090301

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Bリーグについて48

2017-07-18 00:01:14 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今日はバスケです。現在、オフシーズン中ですが、先日、スポナビに「大河チェアマンが語るお金の話」というコラムが載りました。Bリーグ開幕シーズンの総括とともに、新たに出てきた課題や今後の展望を、大河チェアマンへのインタビューという形で、詳しく書かれてありました。少々長い記事になりましたが、本当によくわかるコラムです。以下、抜粋して紹介。 
   
【Bリーグ初年度を振り返る 経営編】
〔B1クラブの平均年間収入は推定7億円前後〕
――各クラブの経営実績の見込みは?
 (B1クラブの平均年間収入は)7億円前後と推定。最大と最少の比較では、1年単位で10億円くらいいったチームがあり、一番下は4億円くらいと想定。
――クラブごとの格差を指摘する声もあったが、B2はどうか?
 鹿児島という例外はありましたが、他は(ライセンスの条件だった年間収入)1億円超えを達成。上は3億円くらいいっているのではないか。2倍、2.5倍の差は、ある意味で仕方がない部分がある。上がどんどん伸びていくと戦力差が拡大するから不公平という理由でサラリーキャップをかけたりすると、全く(成長とは)逆行してしまう話に。KBLは韓国人選手のサラリーキャップ(2億5,000万円)があり、韓国人選手の年俸は1人平均で2,000万円以上。サッカーや野球は日本の方が高いのに、バスケは逆であり、そこを解消するのが先決。
――J1とB1を比べると規模感はどれくらい違うか?
 J1は(1クラブ平均収入が)おおよそ30億円半ばで、B1はその1/5くらい。「選手1人当たりの生産性」を一つの指標にしており、1人の選手が稼ぎ出す売上はサッカーが1億円、バスケは5,000~6,000万円。そこは日本人選手の平均年俸と強い因果関係が存在。日本人選手の平均年俸はJ1で大体2,000万円。B1の今季の平均年俸は1,000万円を少し超えるくらいの水準。
――Bリーグの収入に占める人件費比率は野球、サッカーと一致しているか?
 似ており、選手人件費は大体3割前後。コーチやスタッフを入れると40%~45%くらい。選手人件費は30%くらいで、サッカーの世界もバスケの世界も一緒。

〔年俸をもらっている日本人選手は5,000万円強〕
――クラブの収入内訳はどうか?
 一般的にはスポンサー料が40~50%、チケット収入が20~30%、合計70~80%いって、加えてリーグからの分配金やスクール、グッズの収入。自治体からの委託事業費などが入る感じ。
――Bリーグとして「東京五輪までに1億円プレーヤーを出す」という目標があるが、日本人選手で今一番高いプレーヤーの年棒は?
 5,000~6,000万円。外国籍選手はもう少し高い例があります。年間売上が10億円を超えるチームで払おうと頑張れば1億円払える体力はあるが、1億円払える選手とみんなが思える選手が生まれるためには、代表での活躍も大切。
――旧リーグの時代に比べて、仮にB1でいうと年俸の総額はどれくらい増えたのか?
 NBLは1億5,000万円のサラリーキャップで、キャップがかかっているのが基本給。勝利給などのインセンティブ給を多くしているチームは結構もらっていた。基本的には1.5倍くらいの事業規模になっているので、選手の年俸も大体同じで、2年前に比べたら倍。
――Jリーグのように、Bリーグも2年目、3年目の失速を懸念するファンが存在。Jリーグ開幕直後はお金も使い方が派手だったが、Bリーグはどうかか。
 心配ない。Bリーグの各クラブはチケットを売るにしても(bj、NBL時代から)苦労してきたので、業績が2割3割と大きく減ってしまうことは絶対にないと思う。
――開幕前に「非連続の成長を目指す」と言っていたが、昨季の実績はそれを実現できたか?
 総入場者数が40数%、B1に限ると約50%の増加。それから、B1は総収入が50%くらい増加と推定。そこは非連続と言っていいと思う。
――事前の予想値、目標値に比べるとどうだったのでしょうか?
 どこに売上を置くか。漠然と前年の1.5倍くらいになればいいと思っていたので総入場者数はほぼ合格。ただ試合数が増えているので、1試合平均は2,800名弱くらいで、5割まで少し届かず。(B1が)3,000人くらいで成果だったので大成功ではない、ある程度の成功。

〔B1クラブへの分配金は3,000~7,000万円〕
――各クラブ(B1、B2)への分配金の金額は? どれくらいの傾斜をつけたのか?
 B1が平均5,000万円。B2が1,500万円くらい。B2は(経営の)安定資金でもあるので、大きな傾斜をつけるつもりはなく、最低でも1,000万円以上はいくような仕掛け。一方でB1は有料入場者数、チケット単価のところが最大のインセンティブを働かせる部分。平均は5,000万円だが、3,000万円から7,000万円まで、配分金に倍以上の差がつく形。実績をしっかり出したクラブには報いるという事。
――SNSのフォロワー数なども評価の材料にすると聞いたが、金額の傾斜についてどういう要素を反映したのか?
 もっとも大きな反映材料にしたのは入場者数、チケットの単価。それ以外にも細かいものをいくつか上乗せして、プラスαで評価する仕組み。小さな財源をいくつかの項目で競ってもらって、良かったところに「オン」していく(マイナス側の材料にはしない)やり方で、財源を2つに分けて加算。
――SNS以外の「細かい評価項目」はどういった内容なのか?
 来季のカーディング(日程編成)をやるための予備節をどれくらい確保できるか、TVの放映回数など。

〔債務超過などの予防には2〜3年かかる〕
――経営問題でB2ライセンス不交付という鹿児島のようなクラブがまだある現状については?
 Jリーグがクラブライセンス制度を'11年に導入を決めて、債務超過などが完全になくなったのは'15年の1月期決算で、4年ほどかかった。Bリーグも開始時にいくつか出る覚悟はあった。B1では監査法人の監査証明がないとライセンスを交付しない制度を'18年6月期決算から導入し、予防には2~3年かかると思われる。
――レバンガ北海道の経営問題も懸念。債務超過の解消に向けた見込みは?
 株主が貸し付けているから資金が回っていたが、会社として黒字になったことがないというのが根本的な問題。利益が出る構図の継続する事、、増資を図ること。株主の貸付金の処理、株式の転換や債券放棄など、それらの債務超過の解消策を、リーグとクラブで共有。黒字での解消年数が掛かるので、増資が好ましい。再出発する時期を'18年6月期と設定。

〔リーグ運営法人は約50億円の収入見込み〕
――'15年4月の法人発足当初から、Bリーグ運営母体(公益社団法人)の規模はどのように推移しているのか?
 今期の着地は50億円近くの収入になるとの見込み。
――ソフトバンクグループとの大型契約の効果、影響はどうか?
 スポンサー料と放映権料が収入の中で2本柱あり、ソフトバンクグループの支援を受けて、放映権料でメドも立ったのは大きかった。
――ここは伸ばさなければいけない、収入を増やさなければいけないという分野はあるか?
 当面は放映権料と協賛金、いわゆる広告料収入がメイン。自分達は映像を自ら制作し、著作権を保有。それを利用して、スポナビライブとうまく共存しながら、自分たちでメディアを持つようなビジネスをする発想。
――グッズの企画や販売を徐々に自前化していくということなのか?
 現在のスポーツ産業のGDPが5.5兆円だが、スポーツをコンテンツとして持っている人の総売上が、5.5兆円のうちの1兆円も無い事は確か。スポーツ産業と言われている中で、収入が上がっている部分は、スポーツのシューズやウエア、スポーツ施設の利用料などといったコンテンツホルダーの周辺。本来はコンテンツを持っている我々が(周辺分野も)やればいいんのではないか。「Bマーケティング」という会社を作り、その部分の人材を増強し、我々自身で稼ぐ力をつけていく必要性がある。本業をしっかり行えば、周辺にビジネスチャンスがまだまだある。
――部門ごとの人材配置の現状と、今後についてはどうか?
 これから投資していくのは稼ぐ分野。あとBリーグを核として(選手や指導者の)育成をしていく部分に注力する方針。各クラブの育成チームから選抜チームを作り、海外遠征や国際交流に本来はお金を投資したい。千葉から島田副理事長を招聘したが、各クラブが稼げる体質を作る狙い。クラブが自立できたら、リーグの資金は将来的な投資に回したい。自主自立へのサポートが2年目からの大きな課題の一つ。

〔アリーナの指定管理を取るクラブが出てくれば強い〕
――琉球、栃木は大型アリーナ建設の計画がすでに進行。施設の整備とBリーグの発展にはどういう関係があると思うか?
 アリーナは親会社も含めて自分で保有が可能。100億円弱で十分に1万人近いアリーナは作れる。ぜひ自分たちで、民間の活力で。プロ野球団やJクラブのように、バスケにも指定管理を取る、事業運営をクラブが任せられるところが出てくれば強い。アリーナを運営している会社が逆にクラブを持つという発想もあり、そうなると日本のバスケ界は飛躍的に成長。サッカーは天然芝のピッチが毎日稼働しないから苦しいが、野球とバスケは稼げるハコ。ドーム球場やバスケのアリーナであれば、毎日活用でき、事業を大きくするチャンス。
――今は首都圏のアリーナ問題が深刻で、需要に供給が追い付いていない状況。Bリーグがカーディング(試合の編成)に苦労している一因。
 アンバランス。どこも厳しい。特に北海道とA東京。都内の主要施設がすべて改修に入った状況。

〔アリーナの予備節確保が難しい〕
――'17-18シーズンは交流戦を6試合増やす「地域間格差」の調整を実施。3地区制をどうするかの理想像は別にして、そもそもアリーナ確保と絡んで実務的に変えられなかったようだが。
 それがアリーナの予備節確保。B1とB2の入れ替えがあり、西地区から中地区に移る事態が発生し、ホーム&アウェーの組み換えが必要。30試合ずつホームを設定しているが、30試合のうち何試合かは予備節を使ってホームとアウェーを反対にしてくださいという調整を実施。
 今までは同一地区内は釣り合っていたが、H&Aで狂いが発生。 もっと予備節が増えれば、60試合のうち「ホームでできない」試合は10試合以内に設定可。それくらいに体育館が取れれば、もっと(日程編成の)自由度は増加。Bリーグはホームでできない日が多すぎ。
――Bリーグは60試合、昨年なら32節。多いクラブだとどれくらい「ここはホームでできない」という要望が出ていたのか?
 60試合ならば多くて10日、少なければ7日か8日を除いてあとは(アリーナを)取れますと言ってもらえれば助かる。
――地区制の組み替えや撤廃という意見もあるが、地区制についてはどう考えるか?
 1地区制という考え方もあるが、その中でのチャンピオンシップ(CS)は、やる意味がない。カンファレンス制で勝ち残ったチームから本当のチャンピオンを決めるべき。リーグ戦が完全に公平には終わっていないからこそ、CSの意義もあるという考え。

〔日本代表の活躍は来季の一つのカギ〕
――2年目以降の難しさについてはどう考えているか?
 2年目もどこまでクラブが営業努力をして、リーグもプロモーションをして、プラスになれるかという事。1試合平均が、何とか3,000人に届くようにやっていきたい。不安要素はあるが、、集客を増やすチームが半分以上になって欲しい。
――来シーズンはより良くなると期待している部分はどういうところか?
 一番期待しているのは代表。W杯予選が始まっている。メディアも含めた注目度が集まることを期待。何としてもテレビ放映も含めてメディア露出をして、そこで選手が活躍する事が特に大切。Bリーグはわりとオシャレになって、ちょっとしたブランド力を持ちつつやれるようになってきたが、代表はまだ古い印象なので一新したい。代表チームの活躍は一つのカギ。
 もう一つは、クラブ自身の経営力をアップしていく事。千葉の動員が2年で1,900人が4,500人になった。仕組みをしっかりやっていけば、そこまで延びる可能性のあるチームはたくさんあるはず。

 という内容でした。長かったですね。この中で目に留まったのは、まずは年間売上が10億円行ったクラブがあるという事。千葉さんかどこかわかりませんが、J2岡山とほぼ変わらず。これはすごい数字ですね。J2岡山は10年かかった数字を、Bリーグクラブは1年目で達成している事。来場者数が方や9千人程度で、方や4千人前後。ただ、サッカーは天然芝の事もあって毎日は興業できないが、バスケは2日続けて興業できる。
 あと、驚くべき話が年棒1億円払えるチームがすでに出て来ているのに、世間的に難しい。日本代表がもっと活躍すれば払える環境が整うという話。これは未来が広がっているという事。どのみち代表が強くならないと、リーグ全体が盛り上がらないというのはJリーグも同じですね。
 あとは個人的にはカンファレンス制と、プレーオフ制の弊害が気になります。いろいろと不都合が少し出てきているようですね。でも、バスケはアメリカ発祥の得点をどんどん重ねていくスポーツ。当ブログとしてはそれ以上の意見はありません。ファン・ブースターが納得して、会場に足を運んでもらえるように上手くやって下さいと。あと、露出もっと欲しいですね。そして、地域に根差す選手による地域・社会貢献活動は全体に怠らないように。いくら数字が良くても地域の公共財になりえず、浸透せずに何十年か経ったら消えてしまう事がないように。
Bリーグ関連:49 / 48 / 47 / 46 / 45 / 44 / 43 / 42 / 41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /
スポナビ該当コラム②:https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201706300002-spnavi
  〃         ①:https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201706300003-spnavi

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勝利の白星103

2017-07-17 01:09:15 | ファジアーノ岡山

 PV観戦レポです。
 昨日、ウルトラスで開催された、ファジのアウェー金沢戦のPVに行ってきました。相手は3分2敗という岡山がまだ勝った事の無い相性の悪い相手。慈善にT森店長に倉敷店でやるのか聞いたところ、今回も岡山店でという事でした。お客さんの入りはほどほど。一人客も何人もおられ、昨日も知った顔はほとんど無し。皆さん、自宅DAZNか、ドルトムントの試合を観ているのかと。
   
 試合の方ですが、なぜ今まで岡山が勝てなかったのかなと思いながら観始めました。個人的な金沢さんの印象ですが、球際と足元が岡山よりも優れている様子。確かに岡山が苦手なタイプだと思って観ていましたが、岡山も以前の負け続けていた頃よりも、プレスが強くなりセカンドボールを拾えていました。あと、金沢さんは、時折ロングフィードなどJ1っぽいプレーも見せましたが、如何せん最後の精度が足らず。うーむ、この辺りが今の順位を象徴しているのかという感想です。金沢さんには元岡山の野田選手がいたくらいで、馴染みのある選手は見当たらなかったですね。
 あと、解説でも言われていましたが、岡山のセットプレーのバリエーションが光っていました。特によく見るのが、CKからニアの選手がヘッドで少しコースを変え、ファーの選手が押し込むという戦術。研究される前にどんどん結果を出しておいて欲しいですね。
   
 ネットの戦評です。【ハイライト:ファジアーノチャンネル
 序盤はともに守りに重きを置いた手堅い展開。金沢さんは時折宮崎がスピードを生かしたドリブルで鋭いカウンターを仕掛けるが、0-0のまま前半修了。後半は岡山が2得点を取った後に思い切りの良さを取り戻し、正確なロングパスから流れをつかみ、クロスから得点するが、反撃はここまで。最後は連戦の疲労を感じさせ、金沢さんの連勝は4でストップ。岡山は、得意のセットプレーから2得点。これで9試合連続負けなし。
J2採点
 チーム6、一森:6、片山:6、篠原:5.5、喜山:5.5、澤口:5.5、塚川:6.5、関戸:5.5、パク:6.5、石毛:5.5、赤嶺:5.5、豊川:5.5
渡邉:5.5、長澤監督:6

   
 今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ夏場の逆襲」というタイトルの記事の戦評です。
 流れからゴールできない岡山の切り札はセットプレー。後半4分、石毛選手のCKを片山選手が角度を変え、塚川選手がファーへダイビングヘッドで先制。目下4連勝中の反撃を跳ね返し、辛抱強く反撃の機会をうかがうと再びパク選手のCKで追加点。
 アウェー3連戦で、選手を入れ替えながらも、移動や過密日程の疲労は否めず。高温多湿の厳しい条件下で我慢強く戦い抜き、要所でのセットプレーの精度は向上。故障組も後半から復帰出場し、チームは9戦負けなし。しかし、1点差とされた終盤の守備は課題。
   
 昨日は暫定9位で、今日の他チームの試合の結果で、今節は10位に収まりました。次節勝てば最良で、PO圏内の6位、負ければ最悪で15位とまだまだ混戦幅は広いまま。今節も、上にいた4チームが負けとドローという他力本願に近い結果。運が良かったとも言える状況。逆に言えば、次節は全く逆の展開になる可能性も小さくありません。実際に過去にもジャンプアップの後にジャンプダウンというのがありました。4強の背中は遠く、今季はPO進出が目標になっていますが、現実的には1ケタ順位かどうかになるかもしれないと、個人的には思っています。
 で、次の相手は山口さん。確かに前の対戦では勝ちましたが、新監督の戦術が浸透してきているのか、今節も讃岐さんに快勝し、2連勝中。山口さんには新外国人選手も入団しており、確か岡山戦から出れるんじゃなかったかなと。油断大敵です。
   
 この日はT森店長ではなく、モリカツ店長登場。倉敷店の様子を尋ねると、12日にオープンしたとか。8月うんぬんというのはオープンではなく、ファジのPVの事だったのかと。また、倉敷店(ウルトラスステーションスタジアム)の内容は、今度詳しく紹介するとして、ちょっとびっくりでした。
 そして、倉敷駅を通ったので、早速駅ビル1Fに行ってみました。オープンしていました。岡山のどの店とも、系列のどのPACOとの雰囲気が違う感じです。不審人物っぽく店外からジロジロ見入ってしまう。T森店長の姿が見えたら、声をかけようと思いましたが、見当たらなかったので、そのまま失礼する。確かこの日は貸切とも聞いていましたが。また、飲みに立ち寄るとしよう。本当に近所だし。
 そして今日の夕方、またしても倉敷駅に来たので(通り道です)、ひょいと覗いてみるとおられました。向かって右エリアのカウンターにT森店長発見。手招きされるので、ひょいと顔を出して「すぐ電車が来るんで、また来ます」と店を後にする。やはり、ここは電車の待ち時間が長い時にちょっと一杯やっていくのがいいかも。後日詳しく紹介しますが、料理も申し分なく、当面は昼のランチもやるとか。確か年中無休とか。
ウルトラスステーションスタジアムHP(さんすて倉敷公式HP内):http://kurashikieki-sc.jp/floorguide/ultras.html

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カリスマの存在222

2017-07-16 00:06:19 | カリスマの存在

 観戦レポです。
 少し前になりますが、先日J1柏のアウェーC大阪戦に参加してきました。恩師からたこ焼きパーティーやるぞと連絡が来て、言われるまま新大阪駅から乗り換え、御堂筋線に乗り、降りた駅が長居駅(苦笑)。恩師から「予定が変わった、違うパーティーをしてくれ」と言われ、観戦パーティーに変貌(苦笑)。何かよくわからない流れですが、黄色い空間に足を運んだ次第。
 長居公園に入り、目の前に巨大な宇宙船のようなシルエットのヤンマースタジアムが見えてくる、が今日はこっちじゃなかった。実はキンスタデビューなのです。今まで何度も長居公園に来てますが、代表戦にしろJの試合にしろ、何故かすべてヤンマースタジアムでした。噂に聞く専スタだったので、ちょっとワクワクもの。スタジアム前広場のかなり前からサポーターの声援が聞こえてくる。
      
 入場前にスタジアム前広場をうろつく。何となくヤンマースタジアムの試合の時よりイベントやスタグルが充実というか、距離感が近い気がする。ヤンマーの時は何となく、ホームとアウェーをきっちり区切って微妙に閉ざされたイメージでしたが、この日はゆったり開放的な印象。「祭だワッショイ 狼祭「セレッソ大阪ゆかたDAYという、岡山で言う「夏夜祭」であり、さすがJ1というくらいにイベント満載でした。メガクラブという事もありますが、大きなイベント力を感じたので、詳しく紹介する事にしました。順番に抜粋して紹介。
     
・選手の浴衣姿が珍しい!「浴衣オリジナルステッカー」プレゼント
 浴衣姿の選手が入ったオリジナルステッカープレゼント
ダイヘンpresents 選手と浴衣で写真撮影会
 浴衣・甚平姿の上級会員限定での浴衣姿の選手と一緒の写真撮影会。
和爽美presents 浴衣コーディネート
 新柄の浴衣をプロの手による着付けで体験し、その場で購入できるブース。
KAINO presents浴衣ヘアアレンジ体験
 浴衣着用の女性来場者のみ対象の無料イベント。岡山にも支店がある美容サロンによる浴衣に似合うヘアアレンジ体験ブースでした。女性来場者の心をくすぐるお洒落なイベントですね。浴衣絡みで都会ならではイベント。田舎では無理がある企画なのかな。
ダイヘンサポーティングマッチ
 合計1万個でオリジナルタオルマフラーとPEショルダーバッグをホーム来場者に無料配布。前には鳥栖さんで見たような企画。特設ロボットブース(ダイヘン製ロボットを操作してPKシュート)や特設フォトセッションブースという事で、チーム応援ナビゲーターやマスコットとの撮影ブース。
想いを伝える花火大会
 応募があったメッセージを大型ビジョンで放映する。
長居de盆踊り
 設置した櫓を中心に盆踊りのエキスパートと踊る盆踊り大会
縁日ブース
 参加賞として選手浴衣カードをプレゼント
子どもデザイン教室「うちはにがおえやさん」
 縁日ブースで特定非営利活動法人「子どもデザイン教室」が実施する「うちはにがおえやさん」ブースに選手が参加協力しています。利益はすべて親と暮らせない子どもたちへの寄付になるとか。素晴らしいですね。まさにJクラブは地域の公共財を地で行く社会貢献活動。こういうコラボの有無が、付加価値の高さ低さだと思います。広島さんや甲府さんでも見かけており、J1はどこでもやってる印象。J1にふさわしい必須アイテム。やらないところはやはりJ1はしんどいか。

   
 どこでもこの時期やってるゆかたデーですが、セレッソさんはポスターに浴衣姿の人気選手を何人も登場させ、インパクトがある夏イベントに仕上げていました。選手の浴衣姿の等身大パネルもありました。この「浴衣姿の選手」という部分がキモでしょうね。そこまでできるかどうか。J2でも浴衣姿の選手が出ているポスターを見た事があります。同じ浴衣デーでも、やっているかどうか目立たず、浴衣姿の来場者に何か配って終わりとは随分違いました。
 他に「桜スタジアム建設募金ブース」がありました。「大阪市民・府民感謝デー」という事でこの日は「和泉市民観戦デー」でした。「市民・府民感謝」いいですね。セレッソさんのように大阪市民と大阪府民に感謝するとして、順番にホームタウンに心配りをするところもあれば、県民クラブなのに実際は市民のみ、しかもスタジアム及び練習場の周辺しか目を向けていないようなところもあるとかないとか。セレッソさんの価値観はまさにJ1にふさわしいクラブであり、地域に根差した公共財にふさわしい立ち回りだと思います。しかも、大阪府にはもう一つJ1クラブがあるのに、素晴らしいですね。
   
 スタグルですが、こんなにあるのかというくらいにどっちのサポも自由に変える空間でした。もちろん実名表示で、串カツやホルモンなどのご当地グルメが目立つようにあり、やはりスタグルは「ご当地グルメののれん街」であるべきという事を強く再認識させていただきました。探しましたが、相手チームにちなんだメニューは全く見当たらず。こういう価値観がJ1にふさわしいスタンダードと個人的に納得してみたり。キンスタに好印象です。
 入場してみると、すぐにゴル裏スタンド出現。場所が入れ替わる前の昔の日立台のようなイメージ。メイン、バックは日立台並みにピッチに近いが、ゴル裏は思ったほど近くない。キンスタの改修構想があるようですが、ぜひゴル裏をもっと近づけた方がいいと思います。席は端から端までびっしりでした。背後のオーロラビジョンは目の前で大きくていいですね。
   
 黄色いゴル裏席では、サポの方々が私服姿の来場者に黄色いビブスを配っていました。見ると、後援会の名前が入っている。やはり後援会、後援会あってのJクラブだなぁ、後援会があるクラブがJ1にふさわしいクラブだよなぁとブツブツ・・・ あと、セレサポさんの応援ですが、選手名のコールでMCが苗字を叫んで、サポが名前をコールするスタイルでしたが、どうも個人的には耳が慣れない(セレッソさんごめんなさい。個人の戯言ですので)。地元のJ2岡山も含めて、普段こういうスタイルに聞き慣れていないためですが、「一つの形だから」といつも自分に言い含めています。
   
  試合の方ですが、この日は韓国代表のユン選手と大津選手が先発。交代ではHロペス選手も出て来たのですが、まだフィットできていないのかなぁ。前半も後半も相手側エリアでボールをキープできて良かったです。足元もプレスもやはり柏より弱く、ホーム戦の快勝のイメージで正直負ける気がしなかったのですが、さすが上位チーム。逆転負けでした。印象に残ったのが、中川選手のようにクリス選手がボールを持ったGKに何度もプレスをかけに行くシーン。よく走る外国人選手です。相手のホームランも多かったですが、柏も決定機を外していました。この日はセカンドボールの支配が今一つだったのかもしれません。修正ですね修正。このサマーブレイクで。そろそろ守りの要で細貝選手を出してはいかがでしょうか。
   
 ネットの戦評です。
 ホームのセレッソさんは序盤から敵陣に攻め込むが、決定力を欠いてゴールに結び付けらず。チャンスをモノにできずにいると、連敗だけは避けたい柏が主導権を握り、前半終了間際に先制。後半、流れに乗る柏相手にポゼッションを許すが、粘り強い守備を続けると、得意のサイド攻撃から立て続けに得点を挙げ、セレッソさんが逆転。残りの時間も集中を切らさず守り抜き、ホームでの強さを存分に発揮して、注目の上位対決を制してセレッソさんが首位に浮上。
   
 現在はJ1はサマーブレイクに入っており、遠征や合宿などそれぞれつかの間のオフシーズンを過ごしています。2ステージ制騒動からの矯正の賜物です。今日、「Jリーグ ワールドチャレンジ」として、浦和さんとドルトムントの試合がありましたね。ドルトムントといれば、ホームスタジアムのゴル裏が「大きなん黄色い壁」を形作る、ドイツの偉大な「黄色いチーム」です。レベルは違っても、プレースタイルは柏と似ていたような気がします。地上波で生中継というのはいい事ですね。セレッソさんとセビージャの試合も同様に地上波中継があるのだろか。

 話は変わり、今日ウルトラスで開催された、ファジのアウェー金沢戦のPVに参加してきました。その模様は明日。

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Jリーグの話題141

2017-07-15 01:12:03 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 数年前からいわゆる「秋春制(正確には夏春制)」への移行構想について、何度となく取りざたされています。口にしてるのはもっぱら、日本協会の田嶋
会長のようですが、そう簡単に結論が出る話ではないと思います。6月から7月にかけてJリーグの各委員会で、田嶋会長が参加してJリーグ側を説得していたようです。まずは、一連の流れをマスコミ報道をもとに抜粋して紹介したいと思います。
    

【J実行委:シーズン移行見送りへ メリット少ないと判断:朝日新聞デジタル】
 Jリーグは6月20日に開催された実行委員会で、シーズンを現行の春秋制から夏~翌春に移す「秋春制」を採用しない方針を決定。日本協会の田嶋会長からシーズン移行の提案を受けて検討してきたが、降雪地にあるクラブの競技場や練習場の整備、また観戦環境の確保などを含め、リーグにとってメリットが少ないと判断。
朝日新聞デジタル該当記事:http://www.asahi.com/articles/ASK6N5R5HK6NUTQP018.html?ref=tw_asahi

【将来構想委員会:Jリーグクラブの大半が開幕時期の夏移行に反対:日刊スポーツ】
 日本サッカー協会とJリーグの将来構想委員会が10日に開催され、関係者の話では開幕時期を夏にずらすシーズン移行についてJリーグクラブの大半が反対していることが報告。Jリーグの村井チェアマンから、各クラブの総意を報告。
 これまでも降雪地で冬季の試合開催が困難であることなどを理由で、Jリーグ側は慎重な姿勢を提示。開幕時期を欧州の主要リーグに合わせることを唱えてきた日本協会の田嶋会長は11日の実行委員会にそれぞれ出席し、移行のメリットなどを説明する予定。
日刊スポーツ該当記事:https://www.nikkansports.com/soccer/news/1853351.html

【実行委:田嶋会長が秋春制移行のメリット説明へ:スポニチ】
 日本協会の田嶋会長が、11日のJリーグ実行委員会に出席し、シーズン移行のメリットを説明する予定。現行の春秋制から秋春制への移行は将来構想委員会で議論を継続。
①'19年から実施
②'22年から実施
③当面は見送り
 これらの3案から年内に結論を出す方針。10日の将来構想委員会に出席した日本協会の岡田副会長は「最初はネガティブだったが、ポジティブな雰囲気も出てきている」と説明。降雪地での冬季の試合開催が困難であることなどを理由にJクラブ側には慎重意見が多いだけに、協会トップの“直談判”が実るか注目。
スポニチ該当記事:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/07/11/kiji/20170710s00002000328000c.html

【実行委:田嶋会長、「夏春制」に移したい意向をJクラブに明かす…年内に方向性出す方針:スポーツ報知】
 J1、J2、J3実行委員会が11日に開催され、日本協会の田嶋会長が出席。各リーグごとに行われた会議で田嶋会長は約30分ずつ、Jリーグを現行の春開幕から欧州主要リーグと同じ夏に開幕し、春に終了する「夏春制」に移す意向を表明。自身が留学していたドイツなどを例に挙げ、移行の重要性を力説。ただ、降雪地域のクラブからは反対意見もあり「シーズン移行で入場者数が減った場合などの補填(ほてん)は」などの質問もあり、議論を重ね年内に方向性を出す方針。
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170712-OHT1T50015.html

【実行委:秋春制移行へ田嶋会長力説も状況に“変化なし”:スポニチ】
 J1、J2、J3の実行委員会で田嶋会長が現行の春秋制から秋春制へシーズン移行するメリットを力説。欧州リーグと合わせることによる日本代表の強化などを挙げたが、あるJ3クラブの委員は「J3には日本代表選手がいないので、皆、ぽかーんとしていた」とコメント。降雪地での冬季の試合開催が困難であることなどを理由に、Jクラブ側に慎重な意見が多い状況に変化は無し。
スポニチ該当記事:http://m.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/07/12/kiji/20170711s00002000303000c.html

 という結果で、田嶋会長の説得行脚はあえなく撃沈のようです。まあ、6月のJリーグ実行委員会で「秋春制」を採用しない方針を決定しており、機関決定している時点で、すでに骨抜きになっています。いくら日本協会がJクラブ側にプレッシャーをかけようとしても、Jリーグ自体が反対ではどうしようもないでしょう。これが例えばJリーグが日本協会に追随し、一緒になってJクラブ側を説得していたら、ややこしくなっていたでしょうが。仮にリーグがクラブを強行に説得にかかるという事になっていれば、まさに2ステージ制騒動の再現でしたが、さすが村井チェアマン。クラブ側と同じ目線で立ち回りしていたようですね。
 '13年の記事を読んでみると、この頃から秋春制の'16年から移行論があったようですが、Jリーグでは断念し、海外の情勢をにらみながら、期限を定めずに議論の継続が決定されていました。つまり、それから4年間ずっと継続審議が続いていた事になります。これからも継続審議が延々と続くのでしょうか。J3の「ぽかーん」うんぬんを読んでも、日本代表強化という大義名分に対して、国内クラブとしてどう思うかでしょうが、足元のクラブ経営を犠牲にしてまで賛同しようというところはなかなか無いのではと。
 当ブログでは、この秋春制については、次の2点で大いに疑問を感じています。1つ目は、この記事にあるように世界のサッカー界すべてが秋春制ではなく、北ヨーロッパや極東に位置する国、ブラジルやアメリカではむしろ春秋制が主流であり、世界のグローバルスタンダードではない点。2つ目は、ヨーロッパに今までの秋春制から春秋制の変更する動き、可能性が存在している点。もう何年か経ったら、春秋制がグローバルスタンダードになる可能性が残っています。コラムでも、Jクラブに対して秋春制をするよりも、外国に秋春制を説く方がいいのではないかというものが出ているし。個人的には田嶋会長の公約という個人的要素を強く感じるし、田嶋会長がどこまでJリーグ、Jクラブでの経験があって物を言っているのか疑問に思うという声も、どこかのマスコミ報道で見かけました。2ステージ制騒動の二の舞にならないようお願いしますね。
秋春制関連③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170216
  〃    ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140713
  〃    ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
Jリーグ組織問題関連 (全般):48 / 47 / 46 / 45 / 44 / 43 / 42 / 41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / 20 /

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次に向けて頑張りましょう156

2017-07-14 00:01:31 | ファジアーノ岡山

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 昨日、J2岡山の天皇杯3回戦、アウェーJ3長野戦が長野で開催されました。ウルトラスのT森店長にPVを聞くと、放送が無いという返答が帰ってきてあえなく、まるまる断念となりました。そのメールでは倉敷店(ウルトラスステーションスタジアム)のオープンも8月にずれ込むとか。返す返す残念。しょうがないので時々スマホでチェックしながら、「ああ、リードされたんだ」「負けたんだ」と活字を見るしかなかったです。たぶん、アウェーの地に参戦した人は本当に少なかったのではないでしょうか。当ブログも断片的な情報を紹介するしかありません。まずは今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ初の16強逃す」というタイトルの記事の戦評です。
   
 クラブ初の16強入りは夢と消える。J3相手にいいところなく屈した岡山。2回戦でJ1・F東京を破った長野の勢いにのみ込まれた格好。リーグ戦から先発全員を入れ替えて臨んだチームは攻守に迫力を欠く。後半19分に守備のミスを突かれて自滅のような失点。終盤に故障明けの伊藤選手と渡辺選手を投入し、必死の反撃を仕掛けるも、数少ない決定機は相手の体を張った分厚い守備にことごとく防がれる。番狂わせでは無く妥当な結果。
 初出場した'08年以来、跳ね返され続けてきたのがこの3回戦。過去5度は敗れたとはいえ、いずれもJ1など格上を相手に好勝負。J3と戦う今年は歴史を塗り替えるチャンスだったが、格下と戦う難しさを思い知らされる結果。8戦負けなしのリーグ戦で同じ過ちを繰り返すようなら、上位追撃もままならないと締めくくっています。

 ネットの戦評です。
 出足の速さでJ2岡山を上回り、J3長野の浅野監督は「この試合に懸けるパワー、姿勢は間違いなくわれわれの方(に分)があった」と選手をたたえた。中盤の争いで岡山より先にボールに触り、前半は何本もセットプレーを獲得。後半も圧力を緩めず、FWの突破を起点に泥くさくゴールを奪い、終盤の反撃もしのぐ。

 今回の3回戦ですが、ジャイキリとしてはやはり筑波大ですか。J2で首位争いをしている福岡さんに勝って、4回戦に進出。山雅さんはJ1の鳥栖さんに勝利。J1柏はベストに近いメンバーで快勝していたのですが、よく考えるとJ1はサマーブレイクに入っている。連敗したチームにはいい調整試合になったんだ、なるほどと。勝ち残った16チームは以下のとおりです。
J1:     神戸、C大阪、磐田、清水、広島、川崎、横浜M、柏、鹿島、G大阪、大宮、浦和
J2:     松本、名古屋
J3:     長野
都道府県: 筑波大

 次のラウンド16(4回戦)は9月20日(水)。日本協会のトーナメント表を見ると、まだカードは正式には決まっていない様子。トーナメントの山を見ると、J1柏はそのJ3長野のように見えますが。あと、4回戦以降はわかりませんが、今年から対戦チームでカテゴリが低い方のホームで戦うのはいいですね。去年までは何となく会場がわかっても、どっちのチームにも関係ない会場で、来場者が少なくなる傾向だったので。どっちかのホームというのはいいと思います。

 話は変わり、フェイスブックの岡山市のページから「岡山市はコラボポロシャツを着てファジアーノ岡山、岡山シーガルズを応援します!」なる情報を知りました。おっと、両チームがコラボしたチャリティー活動かなと思って読んでみると、市の職員のクールビズの服装で両チームがコラボ作成したものが採用されたという話でした。二つのチームのロゴが並んでいるもののかと思ったら、よく確認すると全く別々に分かれたデザイン。2つのチームのロゴを並べたものにすれば良かっのに・・・ 元々、岡山は地元チームの横の連携がない土地柄。こういうところからほんの少しでも、本当に小さなところからコツコツとやり始めていくのは悪くはない事だと思いますが・・・ ちょっと期待外れ。写真には両チームのフロントさんが並んだものでしたが、両チームの選手が並んで初めて、本当のコラボだと言えます。よそではよく見る光景だが、岡山では何かの復興支援でしか見る事はない。なぜなのか。いつか実現して欲しいものですね。
岡山市公式FB該当ページ:アドレス

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ファンサービスの一事例64

2017-07-13 00:01:43 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 セレッソさんといい、最近アイディアに溢れた集客イベントが増えてきましたね。先日、鳥栖さんの、入場料を来場者に汲めてもらう企画を紹介しましたが、結果が出たようです。以下、抜粋して紹介。
     
【「値段のないスタジアム」1人平均812円支払い】
〔集客に効果、第2弾準備〕
 J1鳥栖が、ベアスタのホーム戦で5月27日に行った集客イベント「値段のないスタジアム」の結果を公表。試合の満足度に応じて観戦料を後払いしてもらう企画で、1人当たりの平均支払額は812円。
 イベントはJ1クラブでは初の試み。A自由席など4券種(前売り2,000円~3,700円)の席が対象で、5,620人が利用し、出口に設置された料金箱には456万8,215円を集金。
 この日はホーム札幌戦で、年間パス利用者らを含めて14,416人が来場。J1鳥栖が1-0で勝利。平均支払額は通常料金に大きく及ばなかったものの、クラブは集客面で一定の効果があったと評価。第2弾の企画も既に準備。
佐賀新聞該当記事:http://www.saga-s.co.jp/sagantosu/news/441862
            
 812円か・・・確かに通常料金よりは安い評価だったのかもしれませんが、この日の入場者数は14,416人と集客効果はあったようですね。このイベントの参加者は5,620人が参加したという事は、8,796人が通常どおり来場したようですが、やはり全体的に来場者アップの効果があったのではないでしょうか。古いJリーグサポとしては、昔の経営危機時代を昨日の事のように思い出しますが、こういう話を聞くと、当時からしてみれば夢のような光景ですね。鳥栖さんは今までも斬新な企画を進めておられますが、今後も素晴らしい企画を進めて欲しいです。
 次はホームスタジアムに関する提言書をクラブが作成するそうです。こういうのも珍しいと思います。以下、抜粋して紹介。

【「20年後のスタジアム」提言書の作成について】

 「ベストアメニティスタジアム」は、建設から21年目に突入。政府はスポーツを新たな成長産業と位置付け、'25年までにスポーツ市場規模を15兆円('15年は5.5兆円)に拡大する目標を掲げており、全国20か所のスタジアム・アリーナの整備を計画。これからのスタジアム・アリーナは、スポーツを「する」「観る」「支える」ための施設、多様な世代が集う交流拠点となり、スポーツ産業を成長させる核となることを期待。その中で、「ベストアメニティスタジアム」の目指すべき姿に未来へのメッセージを込めたい。
 J1鳥栖のホームタウン鳥栖市で、どのようなハード(スタジアム)にどのようなソフト(クラブ)が20年後という未来に向かってビジョンを描く必要があるのか。今こそサガン・ドリームスを中心に、鳥栖市や有識者とプロジェクトメンバーを組み、J1鳥栖が「20年後のスタジアム」及びビジョンを提言書にまとめていきたい。第1回目の「20年後のスタジアム」検討会議を年度内に開催する予定。
J1鳥栖公式HP該当記事:http://www.sagan-tosu.net/news/p/2242/


 これは、当ブログの独自評価基準の「Jクラブの付加価値」の中の「ホームタウンミーティング」に該当します。つまり、地域に根差したクラブほど、普段からホームタウンのファン・サポーターとシンポジウムやフォーラムの形で対話をしております。そこには「やってもらった」という価値観はなく、クラブ自ら実施する正しい価値観が存在します。「義務」としてJ1・J2ほとんどで、クラブ主催で実施しているサポカン(そろそろ全クラブチェックしようかな)から逃げたがるところがあれば、当分そういうのは無理でしょう。J1も当分無理か。そういう面では鳥栖さんは素晴らしいクラブになりましたね。ちなみに今日の天皇杯では、鳥栖さんはJ2の山雅さんに敗れています。
J1鳥栖関連⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170524
   〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170308
   〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161120
   〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160509
   〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140804
   〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130321 
  〃     ⑤http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100820 
  〃     ④http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090608 
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090530 
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090314 
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070612

 話は変わり今日、天皇杯長野戦がありましたが、見事に放送が無く、PVも開催されませんでした。なので、明日マスコミ報道の抜粋という形で紹介させていただきます。

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ファンサービスの一事例63    

2017-07-12 00:00:01 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 先ほどいろいろネットを観ていたら、フットボールステーションに「Jクラブのフォロワー数を調べてみた」というタイトルのJ論のコラムが出ていました。読んでみると、なかなか面白い。公式SNSの必要性については、当ブログでは大昔から取り上げているテーマ。地元のJ2岡山も今季開幕時期に遅ればせながらやっと解説した格好です。岡山の公式ツイッターは、担当のフロントさん、頑張っていると思います。というか、Jリーグ公式ツイッターはフォロワーが30万人を超えたとか。おめでとうございます。という事で、それらが書かれたJ論の記事を抜粋して紹介。
   
 Jリーグ公式ツイッターのフォロワー数が30万人を突破したが、少ない印象。クリスティアーノ・ロナウド選手の5,436万フォロワーは別格としても、中村憲剛選手1人で32万のフォロワーが登録。Jクラブのフォロワー数を調査。以下、2017年7月10日22時時点の数値。
Jリーグ公式ツイッター該当記事:https://twitter.com/J_League/status/884356852988862466

【J1】
・札幌:     52,251  ・仙台: -         ・鹿島:    273,017  ・浦和:216,826  ・大宮: 56,537    ・柏:    74,109
・F東京: 172,494  ・川崎:   256,494  ・横浜M: 347,881  ・甲府: 36,823  ・新潟: 75,453    ・清水: 87,834
・磐田:   84,430  ・G大阪: 127,640  ・C大阪: 117,361  ・神戸: 37,987  ・広島: 150,445  ・鳥栖:  49,569
※仙台の公式ツイッターは見つからず。公式Instagramは運用。
【J2】
・山形:   57,838  ・水戸: 29,405  ・群馬:   4,451  ・千葉:     36,527  ・東京V: 25,844  ・町田: 22,193  ・横浜C: 19,753
・湘南: 102,030  ・松本: 63,753  ・金沢: 15,385  ・名古屋: 268,900  ・岐阜:   19,739  ・京都: 33,329  ・岡山:     5,505
・山口:   18,068  ・讃岐:  16,545  ・徳島: 13,450  ・愛媛:     15,265  ・福岡:   74,782  ・長崎: 30,214  ・熊本:   34,606
・大分:     9,187
【J3】
・盛岡:   7,996  ・秋田: 6,954  ・福島: 3,702  ・栃木: 14,940  ・Y横浜:  5,608  ・相模原: 12,043  ・長野: 14,038
・富山: 11,755  ・藤枝: 2,597  ・沼津: 5,729  ・鳥取:   5,163  ・北九州:17,045  ・鹿児島: 10,068  ・琉球:   3,387
※J3でツイッター認証済みだったのは、栃木、富山、北九州のみ。鳥取の事情は不明。
J論該当記事:http://j-ron.jp/20170711_n2.php

 というレポでしたが、とてもわかりやすくていいですね。当ブログでも'15年11月の記事で、全Jクラブの公式SNS事情を紹介しています。この時はJ2で未開設は岡山だけでしたが、今季開幕時に遅ればせながらやっと公式ツイッターを開設されました。
 良かったですね、未開設のJ2クラブがゼロになって。まぁ、当ブログでは大昔から公式SNSを使いこなせないところは公共財であるJクラブとしてどうなのかと、ネガティブな目で見ていましたので。
 公式SNSはツイッターだけではありません。公式Instagramはまだいいとして、公式フェイスブックはやっていないところを見つける方が困難な状況。2年前の特集記事を見ると・・・ あれっ、岡山だけ未開設だ。確か、岡山が公式ツイッターを開設した時に、他にも少しずつ手がけてみたいとコメントがあったように思いますが、いつになるのかなぁと。とにかくJ2全クラブの中で、岡山だけという部分は無くして欲しい。「どうして岡山さんって・・・」と聞かれるのが・・・ 「できていないのは岡山くらい」というものは他にもいくつかあったように思いますが、ファン・サポーターのためにも改善をお願いしたいところです。

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