シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 作:川瀬 七緒
サスペンス小説を読みました
なかなか珍しい視点だろうと、昆虫学からの謎解きという
個人的な趣味とも合致する内容で
堪能させていただきました
面白かった、火曜サスペンスとかに向きそうな内容だけど
絶対映像化できない代物だ
そんなわけで、ウジとか、ヤスデとか、アシダカグモとか
あれ、昆虫じゃないのが多い…
なんて思ったりしましたが、ヤスデやアシダカはさほどに
活躍しないのでいいものの、見た目的にアウトな内容を
綿密に文面で再現してありまして
読んでいるだけで、凄惨というか、酸鼻きわまるそれが
浮かぶような内容でありました
基本的に、死体にハエがたかる様が鍵なわけですね
これは流行らない
だけども、その推理ロジックとかはかなり面白くて
思わずそうなのかと引き込まれてしまうような内容
話の軸というか、真ん中のところは
古くからある、謎解き田舎話のテンプレートどおりというか
ちょっとだけ、トリックというか、
村の伝説とかかった、悲しい現代風刺をまぜつつと
内容盛りだくさんで、小説としてもかなり面白かったと思います
あまりトリックというか、話の根幹にかかわらないところでは、
ウジの成育日数や幼齢によって、おおよその死亡推定時刻がわかるとか、
アリが重要な証拠を掴んでいるだとか、
面白い話が多く、実際にこんなことがあるんだろうかと
思ったりもしながら、昆虫会っぽいというか、
昆虫マニアたちの生き様みたいなのも見え隠れするあたりが
なかなか素敵で、どこの世界もマニアはろくでなしが多いなと
にやにやさせられるのでありました
最終的にすかっとする話というほどではないものの
なかなか、よい塩梅の読後感で、最終的な部分では
怒涛の展開とは言いすぎなものの
まさにクライマックスという、場面転換の嵐は
ちょっと先が気になっていると、もう何読んでるか
わからなくなるほど、先を進めてしまい
引き込まれたのでありました
たぶん、サスペンスものとしては非常にベタなものだったんだろうと
読みが足らない私で思うほどでありますけども
非常によくできてて、読み応えと面白さがあったと
褒めてしまうのでありましたとさ
サスペンス小説を読みました
なかなか珍しい視点だろうと、昆虫学からの謎解きという
個人的な趣味とも合致する内容で
堪能させていただきました
面白かった、火曜サスペンスとかに向きそうな内容だけど
絶対映像化できない代物だ
そんなわけで、ウジとか、ヤスデとか、アシダカグモとか
あれ、昆虫じゃないのが多い…
なんて思ったりしましたが、ヤスデやアシダカはさほどに
活躍しないのでいいものの、見た目的にアウトな内容を
綿密に文面で再現してありまして
読んでいるだけで、凄惨というか、酸鼻きわまるそれが
浮かぶような内容でありました
基本的に、死体にハエがたかる様が鍵なわけですね
これは流行らない
だけども、その推理ロジックとかはかなり面白くて
思わずそうなのかと引き込まれてしまうような内容
話の軸というか、真ん中のところは
古くからある、謎解き田舎話のテンプレートどおりというか
ちょっとだけ、トリックというか、
村の伝説とかかった、悲しい現代風刺をまぜつつと
内容盛りだくさんで、小説としてもかなり面白かったと思います
あまりトリックというか、話の根幹にかかわらないところでは、
ウジの成育日数や幼齢によって、おおよその死亡推定時刻がわかるとか、
アリが重要な証拠を掴んでいるだとか、
面白い話が多く、実際にこんなことがあるんだろうかと
思ったりもしながら、昆虫会っぽいというか、
昆虫マニアたちの生き様みたいなのも見え隠れするあたりが
なかなか素敵で、どこの世界もマニアはろくでなしが多いなと
にやにやさせられるのでありました
最終的にすかっとする話というほどではないものの
なかなか、よい塩梅の読後感で、最終的な部分では
怒涛の展開とは言いすぎなものの
まさにクライマックスという、場面転換の嵐は
ちょっと先が気になっていると、もう何読んでるか
わからなくなるほど、先を進めてしまい
引き込まれたのでありました
たぶん、サスペンスものとしては非常にベタなものだったんだろうと
読みが足らない私で思うほどでありますけども
非常によくできてて、読み応えと面白さがあったと
褒めてしまうのでありましたとさ