CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

土曜ドラマ 七つの会議

2013-08-06 20:46:21 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマ「七つの会議」
最終回レビウも含めての感想であります
なかなか面白かった、最終的にまたNHKがねじ屋を殺すかと思ったけど
そんなことなくてよかった
というか、誰も死ななかったのが意外だ

そんなわけで、安心したような
どこか拍子抜けしてしまったような
そんな気分で最終回を終えました
あのままひたすらに隠蔽を続けていくのかと思ってたら
まぁ、物語としてはそうなるわなという感じではあるものの
社会正義?によって告発に至る
あのあたりは、もう少しだけ長く描いてもよかったんじゃないかと
ちょっとだけ思いました
あれでも十分に、周りとの違和感というか、
その空気と壁が見えていて、それを打破したというのは
よくわかったんだけども、
何か、カタルシスがないというか、ちょっともったいないなと
そんな感想を抱いてしまったのであります

伏線を回収していくというのではなく、
本筋を少しずつ解き明かしていくという手法で、
やがて出てきたのが、20年前の事件で
それがまったく同じ手法であったというところ
これが肝であったわけですが、
そこに立ち向かった主人公の姿は、まさに打破したという
それなんだけれども、見ていると
なぜか社長のほうに肩入れというか、
ああ、社長は仕事してる、社長としての仕事をしてるなと
親会社と取引しているところを見て
思わされたのであります
そう、あそこで、私はそう思ったのに
主人公は義憤を覚えたというところで、
ちょっと移入できなかったのでありました

でも、様々な人がそれぞれ精一杯生きていて
それはいいのか悪いのかというのを超越しているかのような
錯覚に陥るといった、あの現場の風景と空気は
絶賛に値すると思う次第
ああやって、不正とかは行われていくし、どこか、
自分たちのなかで許していくんだろうなと
そんなことを覚えるのでありました
だからこそ、それを打ち破るのがかっこよくて
打ち破ったからって、破滅ではなく
新しい一歩であったという終わり方は
まぁ、よくよく考えれば、あのあと、ろくなことにならんと
思うものの、物語の引きとしては
いいところだったように思うのであります
社内政治家が復活していたのが
なるほどなぁと思わされて凄くよかったのであります

十分に面白い内容だったし、
はまりこんでいたわけでして
なかなか楽しませてもらったのでありました