明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち 作:山田詠美
エイミーの新作です
いや、もう新作と呼ぶには時間が経ってるかもしれない
こんな出だしで、数年前に無銭優雅を読んだように思うが
今回もまったく同じ心持であります
しかも、前回の無銭優雅を覚えていない
自分でも酷いと思う、感想を読んでも
何を読んだのかまったくわからないことしか書いてなかった
当時の俺のバカやろう、そして最近の俺のおたんこなす
絶望的な記憶の弱さが出てきているのであります
読書は、その時、その瞬間を楽しめるそれでもある
そう思う日がやってきた
あるときから、動かなくなる記憶がある
かつてのことはわかるのに、最近のは
そんなことを思ったりなんだったりしたわけですが、
内容は、そんな痴呆っぽい話ではなく
あるときに、一家の中心だった人を失った家族
または、それにまつわる人々の心を描いた小説でありました
本当、前回のときと同じ感想となってしまうが、
もう、私の知っているエイミーの作品ではない
だけども、撫でるように心を見ていく
しかも、4人もの人物を描き分けて独白させる
これは凄いなと感心というか、ずっぷり引き込まれたのであります
仮定の話のようにして、
超然としていた存在の兄が消えた
そういう長女の視線からスタートして、
それが、弟、妹へと引き継がれ
最後に三人に、母と父を加えた一家を
神の視点で語る
つまると、そういう話になっているのでありますが、
抱えている問題は、身近とは言いがたく、
さりとて、嘘くさいとも思えずと、
非常にシビア、という言葉があってるのかわかりませんが、
的確に人物が描かれていました
それでいて、その人物たちが家族として語り合う
そんな嘘くさい、現実で怒りえない事態はくることもなく、
ただただ、独白、心の声でつぶやきあい
本当に少しだけ、それを態度や何かで示す
そんなことで繋がっていき
もっと、本当は様々にできたんじゃないかと思わせるような
そして、それはそんな大したことでもなかったんじゃとか
それを特別をとらえたから、物語としただけで
さほどなことでもないのかもしれないと
思ったり思わなかったりしながら、
死を乗り越える家族を見ることができたのであります
いいものを読んだ
メモっておくのでありました
エイミーの新作です
いや、もう新作と呼ぶには時間が経ってるかもしれない
こんな出だしで、数年前に無銭優雅を読んだように思うが
今回もまったく同じ心持であります
しかも、前回の無銭優雅を覚えていない
自分でも酷いと思う、感想を読んでも
何を読んだのかまったくわからないことしか書いてなかった
当時の俺のバカやろう、そして最近の俺のおたんこなす
絶望的な記憶の弱さが出てきているのであります
読書は、その時、その瞬間を楽しめるそれでもある
そう思う日がやってきた
あるときから、動かなくなる記憶がある
かつてのことはわかるのに、最近のは
そんなことを思ったりなんだったりしたわけですが、
内容は、そんな痴呆っぽい話ではなく
あるときに、一家の中心だった人を失った家族
または、それにまつわる人々の心を描いた小説でありました
本当、前回のときと同じ感想となってしまうが、
もう、私の知っているエイミーの作品ではない
だけども、撫でるように心を見ていく
しかも、4人もの人物を描き分けて独白させる
これは凄いなと感心というか、ずっぷり引き込まれたのであります
仮定の話のようにして、
超然としていた存在の兄が消えた
そういう長女の視線からスタートして、
それが、弟、妹へと引き継がれ
最後に三人に、母と父を加えた一家を
神の視点で語る
つまると、そういう話になっているのでありますが、
抱えている問題は、身近とは言いがたく、
さりとて、嘘くさいとも思えずと、
非常にシビア、という言葉があってるのかわかりませんが、
的確に人物が描かれていました
それでいて、その人物たちが家族として語り合う
そんな嘘くさい、現実で怒りえない事態はくることもなく、
ただただ、独白、心の声でつぶやきあい
本当に少しだけ、それを態度や何かで示す
そんなことで繋がっていき
もっと、本当は様々にできたんじゃないかと思わせるような
そして、それはそんな大したことでもなかったんじゃとか
それを特別をとらえたから、物語としただけで
さほどなことでもないのかもしれないと
思ったり思わなかったりしながら、
死を乗り越える家族を見ることができたのであります
いいものを読んだ
メモっておくのでありました