CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する

2013-09-23 19:24:04 | 読書感想文とか読み物レビウー
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  著:佐々木 俊尚

ちょっと古い本ですが読みました
最近、googleについてあれこれと考える機会が多く
前回読んだ、一般意思2.0の刺激もありまして
最先端というか、検索エンジンというスタイルから
インターネット、ICTの巨人となったこの企業について
何かしら面白いことがありそうだと
まぁ、それを補完してもらおうと読んだのであります

そうか、新書ってこういう本なのか

何一冊で決め付けてんだと
自分でも思ったのでありますが
ちょっと古いということもあるからか、
あげられている事実は、確かに事実で、言われていることであり
それをまとめてもらっている、
されども、何か特別な取材とかして、googleの中身から
何か聞いたり、たずねたりといった
そんなドキュメンタリ的な部分はさっぱりなかったのであります
それは、別物なので期待したおいらが悪いと
そういうわけでもあるのですが
少々困ったのでありました

と、書いていて気づいたんですが、
ひょっとして、今私が知っている内容というのが
この本によって提唱されたそれだったとしたら
なんというか、本末転倒的なそれなのかもと
少し怖くなってしまいましたが
新書を、後から読むとはこういうことになると
そのときはそのときの結論に帰結できればいいので
とりあえず、その可能性は忘れるのであります

さて、本題
ここで描かれていた内容でありますが、
論拠というか、著者の想像や推理の部分がどこまでで、
どこからが、googleの本位なのかわからないので
あれこれと考えるのもナンセンスな感じでありますが
予想としていた部分の大半とまではいわないものの
かなり近い部分が、現在かなっている
この事実はすごいなと思うのであります
逆にいうと、その時期にそれだけ考えていたgoogleと
それを実行したgoogleその企業というのか
人々のすごさみたいなのが感じられたのであります

実際、ここに書かれたことから、そうなったのかわかりませんが、
すでに、googleでは、マイクロソフトのワードとかエクセルの代わりになる
優れたソフトめいたものを無料で提供していて
その破壊者たる内容を見事に体現している
そして、googleは、さまざまなインプレッションを稼ぐ方法によって
インターネットを牛耳っていくという
まぁ、まさにそのとおりになっているのでありました
そこを、政府にのっとられるというか
自由を剥奪されていたり、あるいは、
管理の下へという、ビッグブラザー的なそれは
絶対にぬぐいきれないのでありますが

FBをはじめとするSNSの台頭、
タブレットの爆発的普及、
クラウドサービスの平準化といった内容が、
この本には含まれていないというか、
予測のアイテムとして入っていなかったので
その部分は大きくずれているものの
なかなか、今現在から、未来を予測するなんてことは
この業界できてしまうものなのだなと
そんなことを感心しきり
読み終わったのでありましたとさ