パリ警視庁迷宮捜査班 作:ソフィー・エナフ
フランスでベストセラーになったという推理小説でありました
推理がどうしたという部分よりは、
出てくる面白おかしい警察官たちを見るというべきか、
そんなに陰惨なシーンが出てくるわけでもない
丁寧な捜査と滑稽なやりとりを楽しむといった
おとなしい内容であります
様々な理由でお払い箱となった刑事というか
警察官たちが集められたパリとは名ばかりの
酷い特別捜査班が、20数年前の殺人事件を調査しやがて、
といった感じで、導入から設定は
よくあるパターンのようにも思うけども、
そういう古典的な設定をしっかりと生かして
面白おかしいキャラクタが生き生きと動いていたので
気楽に楽しむことができたのでありました
個人的にいいなと思ったのは、
一緒に捜査をすると、必ず相棒が事故に見舞われるという
死神トレズという警官が素晴らしく、
物語としても、彼の活躍というか、彼の描写が
かなり長く細かかったこともあって
俄然興味がわいたというか、
いるなぁこういう、妙に運の悪い人という感じで
やたら親近感が沸いたのであります
人は、自身が不幸であると常々思いがちなものなのかもと
彼を見ていて思わされたりもしたのでありました
その、トレズの死神っぷりをなんとか弾き飛ばしながら
主人公のカペスタンが、迷宮入りしていた事件を解決に導くため、
お払い箱班では、情報や機材も回してもらえないという
悲しい中で、頑張って取り組んでいくというお話が
前向きになれてよかったと思うのでありました
別段喧嘩することもなく、みんな、それなりに連帯して
最終的には見事にチームワークを形成してと
ありきたりながら、しみじみよかったなと思った
そういう小説でありました
続編も出てんだそうですが、こういう
シリーズになりそうなパターンは、世界共通であるなと
思ったりするのである
フランスでベストセラーになったという推理小説でありました
推理がどうしたという部分よりは、
出てくる面白おかしい警察官たちを見るというべきか、
そんなに陰惨なシーンが出てくるわけでもない
丁寧な捜査と滑稽なやりとりを楽しむといった
おとなしい内容であります
様々な理由でお払い箱となった刑事というか
警察官たちが集められたパリとは名ばかりの
酷い特別捜査班が、20数年前の殺人事件を調査しやがて、
といった感じで、導入から設定は
よくあるパターンのようにも思うけども、
そういう古典的な設定をしっかりと生かして
面白おかしいキャラクタが生き生きと動いていたので
気楽に楽しむことができたのでありました
個人的にいいなと思ったのは、
一緒に捜査をすると、必ず相棒が事故に見舞われるという
死神トレズという警官が素晴らしく、
物語としても、彼の活躍というか、彼の描写が
かなり長く細かかったこともあって
俄然興味がわいたというか、
いるなぁこういう、妙に運の悪い人という感じで
やたら親近感が沸いたのであります
人は、自身が不幸であると常々思いがちなものなのかもと
彼を見ていて思わされたりもしたのでありました
その、トレズの死神っぷりをなんとか弾き飛ばしながら
主人公のカペスタンが、迷宮入りしていた事件を解決に導くため、
お払い箱班では、情報や機材も回してもらえないという
悲しい中で、頑張って取り組んでいくというお話が
前向きになれてよかったと思うのでありました
別段喧嘩することもなく、みんな、それなりに連帯して
最終的には見事にチームワークを形成してと
ありきたりながら、しみじみよかったなと思った
そういう小説でありました
続編も出てんだそうですが、こういう
シリーズになりそうなパターンは、世界共通であるなと
思ったりするのである