またスパイものを見てしまった
スパイものは、本当に、冷戦時代のそれに限るなと思うのだが、
設定が珍しく、イギリスものでありました
西側陣営と東側陣営において、ソ連は決まりとしても、
イギリスで話が進むというのが個人的に新しかった
内容は、イギリスの諜報機関サーカスの中に
裏切り者がいる、それをどうやって見つけるか、
いや、そもそもその情報が本当なのか
そんなことに挑んでいくお話でありました
結構忙しいというか、難しい展開で
冒頭に、いきなり諜報部の失態があり
主人公とその上司が引退を余儀なくされる
それが、どの情報によったものだったのか、
誰かにやられた結果なのかということを探りつつ、
サーカスの中で、新しい風を求めた陣営との
内ゲバではないが、仲たがいも合わせつつ
友情の物語もはさみながら見事に展開していくのでありました
主演のゲーリー・オールドマンもよかったんだが、
助演のカンバーバッチがまたいい味を出していて
若いスパイという雰囲気といい、血気盛んな感じといい
とても素晴らしい演技だったとほれぼれしたのである
スパイといっても、諜報機関のお偉方が大部分なので、
カンバーバッチの若さが結構新鮮でありまして
見ていて、輝かしく見えるのであった
その老練なスパイたちというか、スパイ機関の管理職たちも
それぞれ癖のあるキャラクタを見せて、
スパイなのにやってることは政治というべきか、
このあたりが、いわゆるスパイ映画と呼ばれるそれと
まったく異なるところじゃないかと思うところで、
実際に、諜報機関という組織を動かすとは
こういう人たちが、地道ではないが
ある種、そこらの会社のようにミッションを達成させていくという
それなんだろうと思わされたりする
妙な説得力を帯びていたのであります
みんな、いわゆる重役みたいな感じで
アクションはさっぱりしないのである
でも、みんな頭いいんだなこれが
ちょい役で、ダウントンアビーで見た女優さんが出ていたのに
ちょっとうれしく感じたのだが、さほどというか
ほとんどロマンス的要素はなく、
突然に挟まれる残虐シーンというか、印象的な猟奇シーンが衝撃だが
決して下品ではない感じで、殺しがスマートというか
こなれている感じが伝わってきて
とてつもなく怖かったのでありました
敵のカーラなる悪役も、結局姿を見せず
終わってみれば、東側の人間なんてほとんど出てこなかった
なのに、ものすごい、ソ連と戦っていた印象で終わったのが
衝撃的すぎる、見事な脚本と絵作りだったんじゃないかと
思ったりしたのでありました
面白い映画を見たけど、切ない終わり方でしんみりしてしまった
ラストシーンがまた、切なくてよいのである
スパイものは、本当に、冷戦時代のそれに限るなと思うのだが、
設定が珍しく、イギリスものでありました
西側陣営と東側陣営において、ソ連は決まりとしても、
イギリスで話が進むというのが個人的に新しかった
内容は、イギリスの諜報機関サーカスの中に
裏切り者がいる、それをどうやって見つけるか、
いや、そもそもその情報が本当なのか
そんなことに挑んでいくお話でありました
結構忙しいというか、難しい展開で
冒頭に、いきなり諜報部の失態があり
主人公とその上司が引退を余儀なくされる
それが、どの情報によったものだったのか、
誰かにやられた結果なのかということを探りつつ、
サーカスの中で、新しい風を求めた陣営との
内ゲバではないが、仲たがいも合わせつつ
友情の物語もはさみながら見事に展開していくのでありました
主演のゲーリー・オールドマンもよかったんだが、
助演のカンバーバッチがまたいい味を出していて
若いスパイという雰囲気といい、血気盛んな感じといい
とても素晴らしい演技だったとほれぼれしたのである
スパイといっても、諜報機関のお偉方が大部分なので、
カンバーバッチの若さが結構新鮮でありまして
見ていて、輝かしく見えるのであった
その老練なスパイたちというか、スパイ機関の管理職たちも
それぞれ癖のあるキャラクタを見せて、
スパイなのにやってることは政治というべきか、
このあたりが、いわゆるスパイ映画と呼ばれるそれと
まったく異なるところじゃないかと思うところで、
実際に、諜報機関という組織を動かすとは
こういう人たちが、地道ではないが
ある種、そこらの会社のようにミッションを達成させていくという
それなんだろうと思わされたりする
妙な説得力を帯びていたのであります
みんな、いわゆる重役みたいな感じで
アクションはさっぱりしないのである
でも、みんな頭いいんだなこれが
ちょい役で、ダウントンアビーで見た女優さんが出ていたのに
ちょっとうれしく感じたのだが、さほどというか
ほとんどロマンス的要素はなく、
突然に挟まれる残虐シーンというか、印象的な猟奇シーンが衝撃だが
決して下品ではない感じで、殺しがスマートというか
こなれている感じが伝わってきて
とてつもなく怖かったのでありました
敵のカーラなる悪役も、結局姿を見せず
終わってみれば、東側の人間なんてほとんど出てこなかった
なのに、ものすごい、ソ連と戦っていた印象で終わったのが
衝撃的すぎる、見事な脚本と絵作りだったんじゃないかと
思ったりしたのでありました
面白い映画を見たけど、切ない終わり方でしんみりしてしまった
ラストシーンがまた、切なくてよいのである