真夜中乙女戦争 作:F
だいぶこじらせた中二病症例みたいなお話だと思いつつ
最終的には、ごく単純な、誰かを好きなのかどうか、
そして、好きな人とどうありたいか、そういう話だったように思う
壮大なというか、ヤバい事件の渦中にありながら、
ただただ好きな人と会話をしたかっただけ
そうともとれるような物語なんだけども、なかなか面白かった
とはいえ、場面というか、展開が急激に変化していくので
途中どっか読み飛ばしたんじゃないかと不安になるくらい
SFのような世界に足を踏み入れていくのが衝撃的だったんだが
色々勢いで読んで、そして、物語の本筋かのような世界を破壊するという目的に気を取られていると
つと、ただのもじもじした恋愛小説だったのでは?という読み応えで終わるというのが
正直なところ小説として、これでいいのかと思わなくもないくらいの
なかなかの潔さにあふれていて面白いと思えたのでありました
こういう流れそのものが、おおよそ、中二病っぽくてステキ
劇中でちょろっと触れていた、「夜は短し歩けよ乙女」と「何者」とのクロスリンクじゃないけど
そのエッセンスを中二病というので描いてみたという感じにも読めて
興味深かったのでありました、多分劇中に出てきた映画もあれこれエッセンスとして存在するんだろう
そういうものをごたまぜにした、ある種のオマージュというか、コラージュというかと
そんな小説だったのかとも思ったりするのである
全体的に文章がとがりすぎているというか、疾走感で押し切るようなところがあって、
好みが分かれそうだなと思いながら、結構読むのに苦戦してしまったのだけども
あまり深く考えて読むというよりは、描写と割り切って
そのスピードを堪能して、物語に轢き逃げされるみたいな読み方が
一番楽しいそれだなと思ったりしたのでありました
出てきたキャラクタというか、ヒロインはいい女だと
こう思わされるあたりもまた、すごく中二病的だと感じるのであった
だいぶこじらせた中二病症例みたいなお話だと思いつつ
最終的には、ごく単純な、誰かを好きなのかどうか、
そして、好きな人とどうありたいか、そういう話だったように思う
壮大なというか、ヤバい事件の渦中にありながら、
ただただ好きな人と会話をしたかっただけ
そうともとれるような物語なんだけども、なかなか面白かった
とはいえ、場面というか、展開が急激に変化していくので
途中どっか読み飛ばしたんじゃないかと不安になるくらい
SFのような世界に足を踏み入れていくのが衝撃的だったんだが
色々勢いで読んで、そして、物語の本筋かのような世界を破壊するという目的に気を取られていると
つと、ただのもじもじした恋愛小説だったのでは?という読み応えで終わるというのが
正直なところ小説として、これでいいのかと思わなくもないくらいの
なかなかの潔さにあふれていて面白いと思えたのでありました
こういう流れそのものが、おおよそ、中二病っぽくてステキ
劇中でちょろっと触れていた、「夜は短し歩けよ乙女」と「何者」とのクロスリンクじゃないけど
そのエッセンスを中二病というので描いてみたという感じにも読めて
興味深かったのでありました、多分劇中に出てきた映画もあれこれエッセンスとして存在するんだろう
そういうものをごたまぜにした、ある種のオマージュというか、コラージュというかと
そんな小説だったのかとも思ったりするのである
全体的に文章がとがりすぎているというか、疾走感で押し切るようなところがあって、
好みが分かれそうだなと思いながら、結構読むのに苦戦してしまったのだけども
あまり深く考えて読むというよりは、描写と割り切って
そのスピードを堪能して、物語に轢き逃げされるみたいな読み方が
一番楽しいそれだなと思ったりしたのでありました
出てきたキャラクタというか、ヒロインはいい女だと
こう思わされるあたりもまた、すごく中二病的だと感じるのであった