CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】岸部露伴は動かない シーズン2

2022-02-01 20:56:17 | ドラマ映画テレビ感想
昨年末、NHKが味をしめたとみえて、
続編が放映されました
実写ドラマなのに、完全にジョジョじゃんという感想が
とても心地よいそれこれでありましたが
今回も、基本ベースは前回と同じような感じで
3本で一つというくくりで、掴み、狂演、不思議オチといった感じで
どの回も等しく面白かったのでありました
が、前回もそうだけど、オチになる最後のそれが
難解というか、難しいそれで終わるよなと正直な感想をしたためておくのであります
とはいえ、すべて面白かったので
また今年の年末もあるのか、もう無理なのか
楽しみな感じでありました
役者も年齢重ねてしまうから、やっても今年までなのかしらね

今回も、前回と同じく、話と役者が完璧にあってて
すごい面白かった第一話、
役者の怪演が原作を取り込んで、より怪物化したみたいな第二話
そんな塩梅で、甲乙つけがたい面白さでありました
個人的には、きわどく、第一話の方が好みだったんだが、
まさか、筋肉の神役が、渋沢の孫役の人だったとは
まったく気づかなくて、役者さんてすごいなと
改めて感動したのでありました

筋肉の神については、もう、なんというか、
あの体で仕上がっているという、ただそれだけで十分によかったわけだけど、
話しのホラー加減が、かなり現実に近いというか、
本当にありそうな感じが、他のに比べて特に高いからか
サスペンス味もあってすごくよかったと思うのでありました
ああいう、ちょっと常軌を逸してしまった感じの人って
いそうだよなぁというところと、それが得体のしれないものに憑かれたというのが
すごくよくわかるというか、
原作はこのちょっと前にアニメでやってるのを見ただけだけども、
あれだけでは、ジョジョ知らないと受け入れにくい感じかもと思った部分が、
3つ揃いで、すべて妖怪に取りつかれたからという話しになると
解りやすいというか、なるほどと思えるあたり
よくできてて、よかったなとほれぼれしたのでありました
ともあれ、ナチュラルに筋肉に取りつかれていく感じが
筋肉のためというのではなく、どこか、可笑しくなってきていると
ごく当たり前に壊れるというか、変化していくのが
演技としてもすごいよかったので、一番楽しめたと思うのでありました

二作目については、前回のくしゃがら相当のそれで、
これは、無理というか、かなりジョジョっぽい内容を役者の怪演で
なんとか実写ドラマとして成功させたといっても過言ではない、
もう、猿之助さんの違和感しかないのに、ものすごくスムースな演技が抜群で、
ある意味、ジョジョという物語自体が、歌舞伎っぽいのかもしれんと
けれんみと、ある種の見栄に近い、ジョジョ立ちを巧妙に潜り込ませるそれこれが
すごくよかったと感じ入ったのでありました
それを向けられての、高橋さんもこの物語の時の演技が
個人的には一番好きだったように思う
いや、筋肉の時の、好奇心に抗えない顔もすごくよかったから、
甲乙つけがたいけども、
これに関しては、やはり、このオチ部分である
顔が見られないのが残念なところが、すごくよかったと思うのである

そして、一番妖怪っぽいというか、
そもそも妖怪の本筋だった、3つめ
これは、ヒモ男が想像とだいぶ違った感じだったのと
漫画だとまぁ、そういうもんかと思えるけど、
実際のところ、あの状態でバレないように、軍平くんを隠すのは絶対無理だよなと
そこを実写だと、どうしてもぬぐい切れないように思えてしまったので
個人的には惜しいとか思ってしまったのである
でも、なんだかんだすごい面白かったというか、
セリフが、一番ジョジョっぽくて好きだった
「~じゃぁないか!」ってセリフがそれなんだけども、
館の女にもあったし、露伴にもあって、どっちもさりげないというか
違和感ないのに、ものすごくジョジョだという感じで大好きだった
あと、オチ要員としても、編集者の女の子がきわめて優秀なのがすごく好きだ
というか、このシリーズにもはや欠かせない存在になってしまっているのが
本当、とてもよいことだとほれぼれしたのでありましたとさ

まぁ、長々、他愛のない感想を書き連ねてしまうわけだけども、
とてつもなく楽しめたので、是非もう一回やってほしいなと
制作班に要望と、今回の感謝のためにここを記すことにしたわけである

今回もすごい面白かった