変な家 作:雨穴
間取りを使ったホラー小説でした
いや、サスペンス小説なんだろうか
序盤の不気味さは最高によかったんだが、
最終的に、往年の横溝的な関係になってしまったのが
ちょっと残念だったように感じたんだが、
非常に面白かったのであります
小説としたものの、ほぼ一人称、そして、インタビューのような
複数人の会話風景だけで物語というか、話が進んでいくので、
怪しいルポ的な雰囲気も楽しめてよかった
タイトルからして、変な間取りを面白おかしく取り扱うもんだとばっかり思ってたので、
その違和感が、何か変な事件に結びついてんじゃないかとなっていくのは
恐怖が募ってくるようで、なかなか楽しい
そして、その違和感をどんどん推し進められるようにして、
会話劇が、その方向へとスムースに誘導してくれるので
どんどん不穏になっていくのがよかったんだが、
結局因習みたいな話になってしまったのがなんとなし残念で、
もっと大きな犯罪的なものと交わったらと感じたんだが
ホラーって、こういうもんだよなとも納得したりなのでありました
この本を読んだことで、ちょっと変な間取りの家を見つけたら
なんかあるんじゃないかと、疑心暗鬼というか、恐怖に取りつかれそうでもあって
嫌な感じだけど楽しいのでありました、
本当にありそうというところがいいんだが、そうなると
大きな犯罪だったりした方が、より近い感じがして
オカルトっぽいそれよりも、より怖いと思うのは
ご時世というか、昨今のホラーの在り方なんだろうかと
勝手に自分の恐怖の対象から考えるのであった
隠し部屋とか、建て増しとか、そういったことの謎というのは
どこにでもありふれていそうなので、
そっから想像力を働かせると、そんな面白いことになるのかと
感心しきり、そして、楽しく読める本でありましたとさ
間取りを使ったホラー小説でした
いや、サスペンス小説なんだろうか
序盤の不気味さは最高によかったんだが、
最終的に、往年の横溝的な関係になってしまったのが
ちょっと残念だったように感じたんだが、
非常に面白かったのであります
小説としたものの、ほぼ一人称、そして、インタビューのような
複数人の会話風景だけで物語というか、話が進んでいくので、
怪しいルポ的な雰囲気も楽しめてよかった
タイトルからして、変な間取りを面白おかしく取り扱うもんだとばっかり思ってたので、
その違和感が、何か変な事件に結びついてんじゃないかとなっていくのは
恐怖が募ってくるようで、なかなか楽しい
そして、その違和感をどんどん推し進められるようにして、
会話劇が、その方向へとスムースに誘導してくれるので
どんどん不穏になっていくのがよかったんだが、
結局因習みたいな話になってしまったのがなんとなし残念で、
もっと大きな犯罪的なものと交わったらと感じたんだが
ホラーって、こういうもんだよなとも納得したりなのでありました
この本を読んだことで、ちょっと変な間取りの家を見つけたら
なんかあるんじゃないかと、疑心暗鬼というか、恐怖に取りつかれそうでもあって
嫌な感じだけど楽しいのでありました、
本当にありそうというところがいいんだが、そうなると
大きな犯罪だったりした方が、より近い感じがして
オカルトっぽいそれよりも、より怖いと思うのは
ご時世というか、昨今のホラーの在り方なんだろうかと
勝手に自分の恐怖の対象から考えるのであった
隠し部屋とか、建て増しとか、そういったことの謎というのは
どこにでもありふれていそうなので、
そっから想像力を働かせると、そんな面白いことになるのかと
感心しきり、そして、楽しく読める本でありましたとさ