タイトルが恥ずかしすぎるなと思うんだが、大学の時に思いついて、
かっこいいと思って、使っていたHNではないんだが、自分だけの合言葉的なものとしてた
それくらい、山田詠美さんの小説にはまっていた時期があったと
エッセー集を読んで思い出したというか、
唐突に認知したという方が適切な体験をしたので
感想文の感想文的にメモっておこうと思うのである
正直、自分はそこまで山田詠美を好きだと思っていなかったのであった、どの口がいうか
初めての山田詠美作品は、高校時代に教科書に載っていた「ひよこの瞳」で、
今思うと、タイトルまではっきりと覚えているくらい読み込んだこと自体が初めての経験で、
凄い強烈だったのでありました
ひよこの瞳は、短編で少女の軽い恋心というか、情動を描いたものなんだが、
相手は事情のある男子で、陰があるところに惹かれたみたいにも読めるのだが
その男子がその事情によっていなくなる、
そのあれこれはあまり描かれていないんだが、多分、暗いことがあったんだろうと伺わせる
ある種のバットエンドのようでもあったけど、その恋心を抱いたかのような経験、体験が、少女の心に強く何かを残した、
そして少年の眼が、いつかに見た屋台で売られているひよこの瞳と同じだったと気づいてしまう
この描写によって、あれこれと暗いことが分かるように思えた
ただ書かれていることと、そこから想像させられる内容がまるで違うという読書体験をして
一気に引き込まれたのでありました
エッセーを読んで、芥川賞を目指していたという話に、今更納得したというか
これが比喩というやつで、それを駆使している作家なんだなと思わされたのが痛烈な体験で
そこから文庫を漁って読むようになったのでありました
結局文庫本で読んでいたので、単行本で発表当時がどうであったか、
そんな文壇とか、ある種のゴシップみたいな話とかも、まったく知らないまま
そもそも、直木賞とってたことすら知らずに読んだのが、よかったと思うんだが
ジェシーの背骨、ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー、ぼくはビート、
放課後の音符、チューイングガム、ぼくは勉強ができない、
多分これくらいだったと思うが、高校から大学にかけて読み漁った文庫本である
特に「放課後の音符」が好きすぎて、アホみたいに繰り返し読んだのであった
と、まぁ、読んだだけならそういうわけで、山田詠美作品好きだったんですねで終わるんだが
こともあろうに、文学かぶれたのと、インターネット黎明期が重なるという大殺界にかまけて、
個人ホームページに短編を何本か書くというわけのわからないことをしだしたのでありました
その時、どう書いたらよいものかという手本というか、もう、それしか読んでなかったからそうなるのは当たり前に、
「短編で、シーンを描く」というそればっかりで、肝心の比喩がまるでないものになったわけだが
何かしら書くということへの扉を開くきっかけになったのが、
山田詠美の小説だったんだと、そこまで思い至って、自身に激震が走ったのでありましたとさ
なんなら、俺の青春は山田詠美に支配されていたのではないか
何一つ為せたものがあったわけでもないのに、そう思うくらい読んで書いたと
そういうことを、エッセーを読んで改めて思い知らされたと
まぁそんなことを書いておくのである
あれからいくつか読んできたけども、最初に強い印象を持った本が山田詠美でよかったと
今更ながらに思うのであった、最初から司馬遼太郎や池波正太郎だったら、
今ほどあれこれ読むような人間になっていなかった気がすると
文章を人生に組み込まれた経験を語っておくのであった
かっこいいと思って、使っていたHNではないんだが、自分だけの合言葉的なものとしてた
それくらい、山田詠美さんの小説にはまっていた時期があったと
エッセー集を読んで思い出したというか、
唐突に認知したという方が適切な体験をしたので
感想文の感想文的にメモっておこうと思うのである
正直、自分はそこまで山田詠美を好きだと思っていなかったのであった、どの口がいうか
初めての山田詠美作品は、高校時代に教科書に載っていた「ひよこの瞳」で、
今思うと、タイトルまではっきりと覚えているくらい読み込んだこと自体が初めての経験で、
凄い強烈だったのでありました
ひよこの瞳は、短編で少女の軽い恋心というか、情動を描いたものなんだが、
相手は事情のある男子で、陰があるところに惹かれたみたいにも読めるのだが
その男子がその事情によっていなくなる、
そのあれこれはあまり描かれていないんだが、多分、暗いことがあったんだろうと伺わせる
ある種のバットエンドのようでもあったけど、その恋心を抱いたかのような経験、体験が、少女の心に強く何かを残した、
そして少年の眼が、いつかに見た屋台で売られているひよこの瞳と同じだったと気づいてしまう
この描写によって、あれこれと暗いことが分かるように思えた
ただ書かれていることと、そこから想像させられる内容がまるで違うという読書体験をして
一気に引き込まれたのでありました
エッセーを読んで、芥川賞を目指していたという話に、今更納得したというか
これが比喩というやつで、それを駆使している作家なんだなと思わされたのが痛烈な体験で
そこから文庫を漁って読むようになったのでありました
結局文庫本で読んでいたので、単行本で発表当時がどうであったか、
そんな文壇とか、ある種のゴシップみたいな話とかも、まったく知らないまま
そもそも、直木賞とってたことすら知らずに読んだのが、よかったと思うんだが
ジェシーの背骨、ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー、ぼくはビート、
放課後の音符、チューイングガム、ぼくは勉強ができない、
多分これくらいだったと思うが、高校から大学にかけて読み漁った文庫本である
特に「放課後の音符」が好きすぎて、アホみたいに繰り返し読んだのであった
と、まぁ、読んだだけならそういうわけで、山田詠美作品好きだったんですねで終わるんだが
こともあろうに、文学かぶれたのと、インターネット黎明期が重なるという大殺界にかまけて、
個人ホームページに短編を何本か書くというわけのわからないことをしだしたのでありました
その時、どう書いたらよいものかという手本というか、もう、それしか読んでなかったからそうなるのは当たり前に、
「短編で、シーンを描く」というそればっかりで、肝心の比喩がまるでないものになったわけだが
何かしら書くということへの扉を開くきっかけになったのが、
山田詠美の小説だったんだと、そこまで思い至って、自身に激震が走ったのでありましたとさ
なんなら、俺の青春は山田詠美に支配されていたのではないか
何一つ為せたものがあったわけでもないのに、そう思うくらい読んで書いたと
そういうことを、エッセーを読んで改めて思い知らされたと
まぁそんなことを書いておくのである
あれからいくつか読んできたけども、最初に強い印象を持った本が山田詠美でよかったと
今更ながらに思うのであった、最初から司馬遼太郎や池波正太郎だったら、
今ほどあれこれ読むような人間になっていなかった気がすると
文章を人生に組み込まれた経験を語っておくのであった
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