CLASS3103 三十三組

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【映画】るろうに剣心 The Beginning

2021-06-04 21:27:19 | ドラマ映画テレビ感想
初日に早速見てきた次第、finalと打って変わって
静かなというか、シリアスな雰囲気で、
これはこれで面白いと見終わったのであります
まぁ、結局はるろ剣なので、少年誌的といっていいのか、
話は相変わらずあっさりしてるから、
殺陣と、雰囲気を楽しむという
そんな感じでありました

これまでの群衆との殺陣というのもいくつかあるのだけど
やっぱり一対一というのが楽しくて、
一番の見せ場は、新選組の沖田との闘いで、
ここが殺陣の中で最高によかった
剣心という架空のヒーローが、実在最強のロマンあふれる剣士と戦うという
シチュエーション、そして、その期待に応える内容で
はったりと、メリハリの利いた殺陣で凄い良かった
ちょっと沖田の構えが漫画的すぎたというか、
低いというのが気になってしまったけども、
伝説の三段衝きとも見まがう、基本が突き主体という構成がかっこよかった
チャンバラのはったりがともかく効いててすごいよかった
これまでのシリーズみたいに、斬りつけたら吹っ飛ぶという漫画的なのじゃなく、
戦いというより、斬り合いと見える動きがステキすぎた

まぁ、当然架空の戦いだし、両者とも死ぬわけがないのはわかってんだが、
決着間際のところで、沖田を生かした剣心というのが
あの時点の剣心なら、とどめを刺しそうな感じがするなと
ちょっと話の流れからして違和感があったようにも思うんだが
ともかくかっこよかったからよしとしたいのであった

あとは仕方ないのだけども、佐藤健と江口洋介が
もうちょっと若かったら、物語と完璧にあってよかったのにと
さすがに、最初のシーズンの映像とか出てしまうと
斎藤が年食いすぎてて、どう見ても20歳前に見えないのが
残念至極でありました
仕方ないんだけども、斎藤を若い役者にして、
キレキレの頃の沖田、斎藤という若者を見たかったなと思ってしまったのである
斎藤がどっしりしすぎに見えてしまうんだよな
局長が、まさに局長だっただけになお思うのであった

というわけで、新選組と池田屋という実に素晴らしい素材が、
この映画に求められる殺陣のほとんどをカバーしてくれていて
大変よかったのでありました
新選組がかっこいいというか、幕末チャンバラが楽しい
ただそれだけで許せてしまう内容だった

そこから打って変わってというか、しっかりとヒロインとして機能していた巴とのあれこれも
凄くよかったというか、人斬りが心を取り戻していくというのを丁寧に書いてて
まぁ、言ってしまうとありきたりなテーマなんだけども、
漫画の、それもアクションメインの少年漫画で、これをやるというのが
難しいよなぁと思いながらも、引き込まれて見られたのでした
正直、有村架純ではたぬき顔すぎるんじゃと、いらん心配してたのだけども
3月のライオンに続いて、やっぱり女優さんは凄いなと
思い知らされたのでありました
上手いんだなと、やってることがベタすぎるから、
へたしたら、学芸会みたいになりそうなのに、すごく丁寧にまとめてて
驚いたのでありました

まぁ、あれこれあったけど
この映画で一番よかったシーンとしては、
寝てる剣心が、巴に羽織をかけられそうになった時、
思い余って切りかかりそうになるシーンで、
あれが本当に一等でありました
そういうシーンあるよなと思ってしまうそれを
百パーセントというか、もう、完全にそれという表情だけの芝居と所作
何もかもがすごくよかったと、感激したのでありました

あれがあるから、剣心の動揺というか、
変化が見て取れる最高のシーンだと、しみじみ
かみしめるように見入ったのでありました

とりあえず、全体的には静かなので、
最後にしか、北村一輝がでてこないのが残念すぎるというか
もったいないとすら思うんだが、よくまとまった映画だったと
思うのでありました


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