CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

戦争論 クラウゼヴィッツ

2007-04-03 08:46:56 | 読書感想文とか読み物レビウー
戦争論 クラウゼヴィッツ

とりあえず読んでみました
上中下巻の大長編というか、小説じゃねぇよ
ってなもんで、調子こいてスピノザとか読めたから
こりゃ戦争論も楽だろう、いよいよこれで
おいらもヲタの仲間入り達成じゃね?などなど
期待に夢膨らませて、もちもち読んだのでありましたが
いやー、半年以上かかった上に理解不能

というわけで、今一度最初から読み直さないといけない
そう思いながら、頭を抱えるのであります
とりあえず触りというか、ファーストインプレッションを
読み間違えているところも多いと思われますが
第一回の感想というか、知ったことを書いておきますと
・クラウゼヴィッツというプロイセン人が書いたらしい
・しかも作者書いてる途中で死んじゃって奥さんが仕上げたらしい
・戦略と戦術とを体系的に示したものである
・ナポレオン最強伝説
・プロイセン最強伝説
・防御の方が攻撃よりも強い戦闘、戦術である

こんなところでありました
いや、もっとボケとか入れたかったんだが
入れる隙間がないほど読み込めておりません
す、すいません、山地での戦闘についてとか
けっこう面白かったりしたんだが、いかんせん難しすぎて・・・

言い訳というか、これから読もうという人に
アドバイスではないのでありますが
とりあえずあれだ、中世から近代にかけての
ヨーロッパの戦史に詳しいと理解が早いと思われます
どうにも、クラウゼヴィッツが何かを示す際に出す
例という例が、ことごとくそれくらいの時期の戦役なので
見たこともなけりゃ聞いたこともねぇその戦いの趨勢では
理解することが著しく困難
顔洗って出直してこないといけません

また、できるなら従軍経験が必要だろうとうかがわせる
ステキな経験、体験談もてんこもりになっておりまして
まぁ、現代に必要かといわれたら、少なくとも
俺には必要ないなどと思ってしまうような内容
面白いかどうかで見たら、あんまりというか、全然面白くないのでした
もっとも、ちゃんと読み進むとしかと
その戦術と戦略、戦争計画の立て方全てが
実生活のヤクに立つのかもしれませんが
思い当たるのは、敵よりも高所に陣取るという
孔明が泣きながら斬った人の戦術はあながちまちがってなかった
というか、孫子すげぇなと思わせるところが
随所に見られたのでありますが
なんでしょう、小隊の人数構成と進軍、兵站、哨戒という
どうやら戦争では一般的な行動あるいは、方法について
ヘレンケラーが水を悟ったがごとく理解できてないとわからん

もう、何書いてるかもわからないが
とりあえずヘレンケラーの話したかったのか
そういう具合になってまいりましたが
大変でありました

規模によって大きくかわり、また哨戒戦術という戦術があったり
防御陣地や攻撃の極限点やら、目標と重心やらと
単語ばかりは覚えているのだが
肝心な中身を読み込もうと思ったら、あと一年かかりそうな
そういう難しい本でありましたとさ

はたしてこの戦争論によって、一次大戦、二次大戦初期くらいまでは
戦争計画がなされていたのだったら面白いわと
思うのでありますが、結局のところ
兵器および火力の多寡によって戦争が決すると
言われたり言われなかったりする昨今
もう無用なのかもしれません
今、もし役に立たないのだったら、これは
墨子の類と同じなのかもしれん、いや、墨子は体系として破綻してるから
ちょっと違うか

戦争を政治の具としてとらえつつ
どうやって戦争が起こり、終わるのか
敵を打倒するというのは何を示すのか
もそっとしっかりと読み解いていかないと思うのでありましたとさ
勉強不足でありましたと、自分のためのメモ
というか、クラウゼヴィッツをロシア人だと思ってました
なんだこの理解力の無さ
プロイセン帝国ってどこだとかなんとか、ドイツだそうですね