アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

タラヨウ(多羅葉)の真っ赤な実と蕾

2008-12-23 | 動物


タラヨウ(多羅葉)の大きな木に真っ赤な実が熟していた。
葉の裏に傷をつけると黒く変色するので文字を書くことができる。
この性質がインドで経文を書くのに使われた貝葉(バイヨウ)の原料である
ヤシ科のタラジュ(多羅樹)に似ていることからタラヨウ(多羅葉)となった。
「葉書の木」、「郵便局の木」と呼ばれることもある。
モチノキ科 モチノキ属
別名「モンツキシバ」
撮影 2008年12月20日午後3時ころ

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↓ タラヨウ(多羅葉)の真っ赤な実
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↓ タラヨウ(多羅葉)の蕾。
タラヨウ(多羅葉)は雌雄異株だが、今の状態からは区別つかない。 
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↓ タラヨウ(多羅葉)の葉は革質で厚みがある。
葉の裏に、圧力をかけると黒く変色するので文字や絵が書ける。 
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↓ 3本の大きなタラヨウ(多羅葉)の木。
真ん中の木には実がない(雄の木)。
両脇のやや細身の木には真っ赤な 実(雌の木)。
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↓ プレート(樹皮は灰褐色でなめらか。鳥もちを取る)
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メモ
・常緑高木。
・花は雌雄別株。5~6月前年枝の葉脈のごく短い短枝に黄緑色の小さな花を多数つける。
 雄花には、完全なオシベ4個と退化したメシベがあり、
 雌花には、半円球のメシベと退化したオシベが4個ある。
・樹皮からは鳥もちを取る。
   山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」より