オニバス(鬼蓮)の池では、大きな葉に似合わず、見逃してしまいそうな小さな花が咲いていた。
オニバス池にあった プレート
スイレン科 オニバス属
撮影2009年7月19日
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↓ オニバスの花花径約4cm位、(アマガエルと比較)
葉が水面を覆っているので、花は葉を突き破って空中へ出てくる。萼にトゲがビッシリ付いている。
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↓ 密集した葉の下からまた葉が出るので、重なり合って盛り上がっている。
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↓ オニバス池の風景
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メモ
・オニバスはスイレン科の1年草。オニバス属は世界にも1属1種しか存在しない。
数百年前の第三紀の鮮新生と言われる時代に、ヨーロッパ大陸からアジア大陸にかけて何種類かのオニバス属植物が分布していたが、
氷河期に絶滅したと考えられる。インド・台湾・中国大陸・ウスリー地方・日本にまたがる東アジアの一角にただ1種生き残ったのがいまのオニバス。
長い歴史を生き延びてきた貴重な遺存植物。
参考にした石川の植物 有難うございました。