アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

ツノヤブコウジの花

2011-02-02 | 植物

つくば実験植物園水生温室で珍しい花「ツノヤブコウジ(角藪柑子)」に出会った。
常緑低木で、東南アジア、南アジア、オーストラリアに分布するマングローブ植物。
ツノヤブコウジの実は種子を作らずに樹についたまま成長し、途中で落下して繁殖(偽胎生種子)するそうだ。今度は、是非ツノヤブコウジの実を撮りたい。
ヤブコウジ科 ツノヤブコウジ属
撮影2011年1月25日
いずれも画像クリックで拡大します


  ツノヤブコウジ(角藪柑子)の木


  ツノヤブコウジ(角藪柑子)の花
5個の雄しべと根元がピンクがかった雌しべが美しい。
雌しべの形は、将来の実を暗示しているようだ。

 


  ツノヤブコウジ(角藪柑子)の蕾



メモ

・偽胎生種子とは、実の中に胎生種子ができているもの。
・胎生種子とは、胚が発育し長い根をのばしてから、母体から脱落する種子。
・マングローブとは、熱帯や亜熱帯ちいきの河口など、満潮になると海水が満ちてくるところ(潮間帯)に生えている植物をまとめて言う。



参考サイト   マングローブ大百科