アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

フイリアマドコロ(斑入り甘野老)の花

2012-05-17 | 植物

西光院のフイリアマドコロ(斑入り甘野老)は、年々増えているようだ。境内の数箇所に群生していた。アマドコロとナルコユリは姿がそっくりで、パッと見で判断が付きにくい植物。アマドコロは茎にゆるい角(かど)が付いているので、指で触るとわかる。茎の断面が見られれば、イビツな多角形のようになっている。ナルコユリは断面が円形で指でさわっても引っかかりはない。
撮影2012年4月29日
画像クリックで原寸

 
 
 
 
 


  フイリアマドコロ(斑入り甘野老)の花
葉の付け根から1~2個の筒状の白花を下向きに咲かせる。
花の先端は緑色がかって少し開く。

 



メモ

・山地や野原などに生える多年草。
・地下茎は横に延び、その先端から稜角のある茎をたて、高さ30~80cmになる。
・葉は互生し、長楕円形で長さ5~15cm、幅2~5cm、裏面は粉白を帯びる。
・葉のわきから、1本または基部でふたつに分かれた花柄をだし、その先に長さ2cmほどの緑白色の花をたらす。
・和名は地下茎が「トコロ(ヤマノイモ科)」に似て、甘味があることによる。
・ナルコユリの葉は披針形で長さが8~15cmで葉の枚数も多い。
参考文献 山渓「日本の野草」



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ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)の花満開

2012-05-16 | 植物

今年も、Kさん宅のツキヌキニンドウ(突抜忍冬)が満開になった。花に一番近い葉が二枚くっついて一枚になり、その中から茎が伸びている。名前の由来がわかる花だ。
スイカズラ科 スイカズラ属
撮影2012年5月14日
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  二枚の葉がくっついて、一枚になり、その間から茎が出ている

 


  どう見てもゴム風船がくっついたように見えるツキヌキニンドウのツボミ


  三者三様空に向かって伸びる伸びる!
左からツキヌキニンドウの花、蕾、蔓


昨年の  ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)の花  撮影2011年5月8日

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畑にコヒルガオ(小昼顔)の花群生

2012-05-15 | 植物

近くの家庭菜園の空き地にコヒルガオが群生。畑の奥の方にはネギやジャガイモが植えてある。コヒルガオは白くて強い地下茎をのばして増えるが、この群生は昨年は気付かなかったので、一年でこんなに増えたのだろう。コヒルガオは、花柄の上部に縮れたひれ(翼)がある。これでヒルガオと区別できる。また、コヒルガオの葉は、細い三角状で、基部の両側がほこ形に張り出す。
ヒルガオ科 ヒルガオ属
撮影2012年5月14日
画像クリックで原寸

 
 
 
 


  コヒルガオの特徴である花柄のひれ(翼)

 
 


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フキ(蕗)の花の綿毛

2012-05-14 | 植物

妹の家で見かけたフキの花の綿毛。
フキは雌雄異花。タンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばしていた。
キク科 フキ属
撮影2012年5月1日
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  綿毛

 

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アケビ(木通)とミツバアケビ(三葉木通)の花

2012-05-13 | 樹木

宿泊先の旅館で見たアケビの花。アケビ(木通)は、小葉5枚からなる掌状複葉で、縁に鋸歯がない。ミツバアケビ(三葉木通)は、小葉3枚で縁に波状の大きな鋸歯がある。ゴヨウアケビは小葉5枚で縁に鋸歯があり、アケビとミツバアケビの雑種と考えられている。アケビは雌雄同株で雌雄異花。
アケビ科 アケビ属
撮影2012年5月8日
画像クリックで原寸


  アケビ(木通)の花


  


  アケビ(木通)の葉


  ミツバアケビの花


  満開の花がついたアケビの棚

 


  アケビは多数の枕木を利用した階段(枕木街道と銘打った)の両脇に植樹



おまけ
宿の入口は藥師長屋門


  アケビの棚からは敷地内に移築されたかやぶき屋根の古民家が見える


シバザクラ(芝桜)の絨毯・・高崎市みさと芝桜まつり見学

2012-05-12 | 植物

高崎市蓑郷町の「みさと芝桜まつり」見学。「織姫が置き忘れた羽衣」をイメージして、赤・白・ピンクのシバザクラを帯状に重 ね、渦巻きやうねり模様を2.9ヘクタールの丘に植栽したそうだ。花の盛りは過ぎていたようだが、大きな桜色のじゅうたんとほ のかな香りを楽しんだ。
撮影2012年5月8日
画像クリックで原寸


  入園料300円。入場ゲートから公園へ


  入ってすぐに見渡せるシバザクラの丘


  斜面を少しのぼる、バックの榛名山が美しい。


  丘のややはずれに満開のレンゲツツジ並木


  丘の高台からゲート方面を見下ろす


  シザザクラ(芝桜)の花(原産地は北アメリカ)
ハナシノブ科 フロックス属
別名「ハナツメクサ(花詰草)」


  花径の長さ約2cm。雌しべは1本で先端(1mm)が3つに割れている。
雄しべは花の管の中に5本癒着している。

 

満開になったバイカウツギ(梅花空木)にナミアゲハのお客さん

2012-05-11 | キママ日記

2006年11月から我が家にきたバイカウツギ(梅花空木)が満開になった。昨年より数日遅れて満開。昨年は枝を強剪定したので、花数はやや少ない。珍しく今年初めてのナミアゲハのお客さんを迎えていた。
ユキノシタ科 バイカウツギ属
別名「サツマウツギ」
撮影2012年5月11日
画像クリックで原寸

 
 


  ナミアゲハのお客さん

 
 



ナミアゲハの吸蜜は動画でどうぞ


昨年の  バイカウツギ(梅花空木)の花  撮影2011年5月8日


シャガ(射干)の花

2012-05-10 | 植物

シャが(射干)の花は盛りを過ぎてはいたが「樹の下で舞う花」を見ることができた。橙色と青紫色に彩られ、外周辺部にギザギザな切り込みが入る花びらに見えるものは萼で3枚。その内側に先端が二つにくびれた内花被片が3枚。3個の雌しべは花柱を伸ばし柱頭部で2裂しさらに先端がふさふさになった、非常に凝ったつくりになっている。
アヤメ科 アヤメ属
別名「射干・コチョウバナ」
撮影2012年5月8日
画像クリックで原寸


  旅先の別所温泉前山寺境内で見かけたシャガ
雨に濡れて、せっかくのフリルも台無し?

 


  近所のお寺さんで見かけたシャガ(射干)、こちらは咲き始めで葉も元気。
撮影2012年4月28日

 
 


  お洒落はシャガ(射干)の花
外花被片(萼)3枚、内花皮片3枚、雌しべ3個。雄しべは雌しべの裏側につくが、
遺伝学的に種は出来ないそうだ。


テッセンの花満開

2012-05-09 | 植物

近所のUさんから、テッセンが満開になったので、写真を撮るならどうぞと声をかけられたので、早速撮らせていただいた。
キンポウゲ科 クレマチス属
撮影2012年5月6日午前6時半ころ
画像クリックで原寸

 
 


  開花し始めのテッセンの花とツボミなど

 
 


  テッセンの葉は、葉柄を伸ばしてその先端に3枚の小葉をつける三出複葉。


参考サイト  ヤサシイエンゲイ クレマチスとは



メモ

・クレマチスは世界中で250種~300種ある。
・花びらの部分は萼が色づいたもの。
・花びら(萼)の色や枚数は様ざま。4枚、6枚、8枚と偶数のものが多い。
・代表的な例外は、雄しべや雌しべが花びらに変化した八重咲き。
・花後は、雌しべが長く伸びて、タネを付ける。
・タネは羽毛状の羽を持ち、風にのって飛ばされる。
・テッセンはクレマチス属の仲間の一つ。
・クレマチス属には、テッセンのほかに、カザグルマ・ハンショウヅル・ボタンヅル・センニンソウなどがある。


サクラの花満開の別所温泉で見かけた景色 その5 前山寺

2012-05-08 | 旅行とダム

安楽寺参拝のあと、前山寺(真言宗智山派獨股山前山寺)へ。
独鈷山麓にある古刹で、本尊は大日如来。弘仁年中(812)空海上人が開創したと伝えられる。「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財に指定された三重塔がある。
くるみおはぎの接待があるが、予約してなかったので頂けなかった。
冠木門から続いて三重塔に向かう約150mは、「前山寺参道並木」として市の指定記念物になっている。
撮影2012年4月28日
画像クリックで原寸

 


  冠木門裏手の大きなケヤキ


  参道の途中にある大きなケヤキ

 


  参道の途中から満開のシダレザクラが目を引いた。
シダレザクラの左に客殿、右に本堂の裏側が見える

 
 


↓   階段の上にある医薬門へ向かう

 


  医薬門から参道の方を見下ろすと


  「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財に指定された三重塔
左手の建物は明王堂。
左にイチョウの若芽、右に満開のソメイヨシノ。

 
 


  針供養塔


  鐘楼


  明王堂


  本堂

 


  茶室の前の池。この近くにカタクリの花が咲いていた



参考資料

 
 
 



今回の旅行に出るとき、我が家の近くのサクラは殆ど葉桜になっていたが、旅先で、満開のサクラにあえて、お花見が二度出来た。アルが術後であったので、長時間の散歩が無理で、殆ど車の中で留守番だったのがちょっと可哀想だった。長い記録になりましたが、お付き合い有難うございました。


サクラの花満開の別所温泉で見かけた景色 その4 安楽寺

2012-05-07 | 旅行とダム

常楽寺お詣りのあと、満開のサクラ並木を戻って、安楽寺(曹洞宗崇福山安楽寺)へ。
安楽寺は天長年間(824~834)に開かれたと伝えられる禅寺。
国宝八角三重塔がある。
安楽寺境内の入口「黒門」
撮影2012年4月28日
画像クリックで原寸

 


  山門は長い階段の上


  山門から見た安楽寺本堂


  山門を入って眺めた、正面に本堂と右手前に鐘楼


  本堂


  鐘楼、手前にみえるサクラのツボミがふくらみ始めていた。


  こちらで八角三重塔の拝観料(一人300円)を納めて中へ


  重要文化財の像は、ガラス戸はまった建物の中にあるので、
ガラスで反射して見えなかった。


  階段の途中から見えた八角三重塔


  国宝「八角三重塔」

 

   


  国宝「八角三重塔」の説明



解説など

 

 



このあと、宿の駐車場に戻り、前山寺に向けて出発。
この日、長野県は気温が27度にも上がり、一挙にサクラの開花が進んだようだ。
車の中で留守番していたアルは、危なく熱中症になるところだった。
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サクラの花満開の別所温泉で見かけた景色 その3 常楽寺

2012-05-06 | 旅行とダム

北向観音から市街地をぬけて、満開のさくらの遊歩道を常楽寺に向かった。。
撮影2012年4月28日
画像クリックで原寸

 
 
 


  良く晴れていたので、遠くにうっすらと浅間山が見えた。


  常楽寺本堂
北向観音を御護りする本坊。今の本堂は江戸中期の享保年間(1716~36)に建立。
別所三楽寺『常楽、安楽、長楽(消失)』の一寺。

 


  重要文化財「石造多宝塔」へ向かう


  (重文)石造多宝塔と(市指定)石造多層塔

 


  本堂前の御船の松。
樹齢300年、長さ08.2m、幅10.3m、高さ6.2m、幹周り12.5m。

 



参考説明板

 
 


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サクラの花満開の別所温泉で見かけた景色 その2 北向観音

2012-05-05 | 旅行とダム

宿のチェックアウト後、車を宿の駐車場に停めさせてもらって、先ず北向観音へ。
遊歩道のサクラ並木は満開。
撮影2012年4月28日
画像クリックで原寸

 


  北向観音
常楽寺が本坊。
善光寺に詣でて「未来往生」を、北向観世音に参詣して「現世利益」を祈願するとそうだ。

 


  横から見た北向観音。


  カツラ(名称を愛染カツラ)の大木と鐘楼
樹齢1200年、樹高約22m、目通り周囲約5.5m、枝張り約14mの雄株。
昭和14年長野県の天然記念物に指定。
川口松太郎氏が「愛染かつら」を書かれたことでも有名。


  満開のサクラと新芽のカツラとのコラボ

 



解説板など

 
 



このあと、満開のサクラの花に導かれるように、常楽寺へ。
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サクラの花満開の別所温泉で見かけた景色 その1

2012-05-04 | 旅行とダム

別所温泉の歴史は古く日本武尊が東夷東征の際開湯したと伝えられる。平安時代中期には別所温泉は"七久里の湯"と言われ、枕草子では、七久里の湯・有馬の湯・玉造の湯を三名泉と記している。天長2年(825)には慈覚大師が北向観音堂建立にあたり入浴したとの伝承が残る。鎌倉時代に入ると塩田北条氏に庇護され、安楽寺(国宝:八角三重塔)や常楽寺(北向観音)が造営。このころ別所温泉は信濃御湯として、名取御湯(宮城県秋保温泉)、犬養御湯(長野県野沢温泉)又は三函御湯(福島県いわき湯本温泉)とともに三御湯に数えられた。江戸時代には上田藩が庇護し石湯・大師湯・大湯・長命湯(玄斉湯)・久我湯などの共同温泉が賑った。現在多くの古寺が存在するところから「信州の鎌倉」と呼ばれ木曾義仲縁の大湯や弘法大師縁の大師湯、真田幸村縁の石湯の3軒の共同温泉があり、多くの観光客で活気を呈している。
宿泊した旅館のつるし飾りが印象的だった。江戸時代後期の上田藩では初節句の祝いにつるし飾りを贈る風習があったが、幕末期に途絶えてしまった。この習慣は、伊豆稲取の「雛のつるし飾り」酒田市の「傘福」、柳川の「さげもん」が三大つるし飾りとして有名。
今年7月には、「第2回全国つるし飾りサミットin別所温泉」が開催される。そのプレ飾りとして、別所温泉の旅館でも展示してあった。
撮影2012年4月27日
画像クリックで原寸

 


  弘法大師ゆかりの「大師湯」(クリックで解説)


  真田幸村隠しの湯「石湯」


  北向き観音近くのさくらのライトアップ


  宿の駐車場にあった大きな道祖神。



翌日チェックアウト後、車は宿の駐車場に置かせてもらって、
北向観音・常楽寺・安楽寺参拝
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上田城址公園のシダレザクラと櫓

2012-05-03 | 旅行とダム

上田城跡公園にある上田城の遺跡を見学。特に上田城西櫓は、江戸時代初期の寛永3~5年(1626~1628)にかけて真田氏のあとの城主仙国氏によて建てられ、上田城で建築当初のままにのこされている唯一の建物。昭和になって、南櫓・北櫓が復元され、平成になって櫓門や塀も復元された。駐車場から芝生広場に入ると、満開のシダレザクラと右に南櫓、左に西櫓が向かえてくれた。
撮影2012年4月27日
画像クリックで原寸


  南櫓


  南櫓下の石垣は上田城の南面を護る天然の要害「尼ケ渕」より切り立つ断崖に築かれている。中段石垣は一部崩落したことから修復された。クリックで詳しい解説。


  シダレザクラの向こうに見える西櫓。
小さく見えるボンボリの斜面をのぼって行く。


  急な上りから振り返ってみると


  見上げると、大木の新芽の間から西櫓


  西櫓
クリックで西櫓についての解説


  東虎口櫓門


  真田神社


  大きな赤兜
クリックで解説


  真田井戸
この井戸が抜け道に使われたとか・・・


  ボランテァの真田城甲冑隊の方々と。


  左から南櫓・東虎口櫓門・北櫓
一週間ほど前、上田千本さくら祭りでは、この前広場が大変賑わっていたらしい。
北櫓の前の大きなソメイヨシノはすっかり葉桜になっていた。


  南櫓と東虎口櫓門


  北櫓


  散ったサクラの花びらで埋め尽くされたおほりと北やぐら



おまけ画像
駐車場で迎えてくれたお仲間と一緒に


  上田公園史
いつの時代にも先見の明がある人が居られる。有り難いことです。



参考サイト フリー百科辞典ウイキペディア 上田城