森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「吹割の滝」に行きました。

2024-10-26 09:48:24 | お出掛け日記

10月24日に、ちょっとお出掛けしてリフレッシュしてきました。

最近ちょっと気になっていた「吹割の滝」。

そう思っていたら、妹の名都さんが先日、夫さんとドライブで行ってきました。

思わず「いいな。」と思いました。夫さんがお出掛け好きだと羨ましいなと言うこともありますが、うちみたいに「どうぞ、ご自由に。」と言うのも、実は助かります。

ちょっと距離はあるけれど、以前は日帰りバスパックで、そこに行くツアーもあったのですよね。

でもその微妙な距離で、今はなかなか見つからなかったのです。

で、電車で行くことにしました。家の近くの駅からだと4時間ちょっとかかります。

でもその途中の旅も楽しい。

 

着いてみれば、あっという間に来たという感じがしました。

水の音と流れに、いっぱい癒されてきました。

今回は、その水辺の風景の写真日記です。

お出掛けレポは、ドラマの感想なども書きながら少しずつ書き進めていく予定です。

 

岩肌の素敵です。

赤いコーン、この場所にそぐわなくて、消してからアップしても良いのですが、この渓谷の道には手すりがないので、実は重要なアイテムだと思いました。

友達が「X」があると言いました。

「あっ、本当ね。」ってなりました。

そして吹割の滝

 

 

 

私、ずっと「ふきわりのたき」と言っていました。

お友達もそう。

ここに来たのは20年以上も前に、バスツアーで来ただけなのですが、その時もみんな「ふきわり」と言っていました。

でも此処は「ふきわれ」だったのですね。

今更知る真実。

最近そういう事、たくさんあるような気がします。


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皇居三の丸尚蔵館にて「花鳥風月ー水の情景・月の風景」

2024-10-23 01:12:03 | お出掛け日記

「日本伝統工芸展」に行きました。】と言う記事に書きましたが、9月19日、そのイベントが行われている日本橋三越を離れて、皇居にある「三の丸尚蔵館」に行きました。

ちょっと失敗したと思ったのは、この「花鳥風月ー水の情景・月の風景」展もとっくに終わってしまったと思い込んでいたのですが、実際は20日まで開催されていたのです。もっと早くに記事を書けば良かったなと思いました。

だけど私的にはこの皇居にこんな場所があることを、つい最近まで知らなかったので、「こんなところがあるの知ってた?」と言う気持ちがメインだったので、ちゃんと把握してなかったのですね。

次回は ↓

これはこれで、なんか魅力的。

いや、いつもなら、こう言うのは良いやと思う方なのですが、ちょっと興味深くなることがこのイベントの中であったのです。

それはこのコーナにての出来事。

    

いつもなら、このような文書のコーナーは「ふーん」とか言って、早々立ち去るのですが、この時あるご婦人がそこに居た人たちに紙の説明をしていたのです。

あまりに詳しく面白いので、思わず聞き耳を立ててしまいました。

何かのツアーのガイドさんかしら。

それとも、ここの学芸員かしら。

なんとその方は、紙について詳しいマニアックな方だったのです。

思わず私は「ご一緒にお聞きしていても良いですか。」と聞いてしまいました。

その方は是非にとおっしゃってくださったので、その興味深い説明を聞いていたわけですが、平安の時代から色褪せない魅力を放っている紙に対して、急に興味が出てしみじみと見入ってしまいました。その方に出会わなければ、わざと染められた紙を古さゆえのシミなのだと勘違いをして立ち去ってしまったかもしれません。

 

その時に、その日にご一緒していた友人が、次回のイベントについて説明を聞いていて、「文書」と言うのも面白いものだなと感じたのでした。

 

では、

この先は順を追っての写真日記です。

この日もめちゃくちゃ暑くて、全身汗のシャワー状態でした。

でも美術館の中は涼しくてホッとしました。

    

   

  

  

  

  やっぱり若冲は、見覚えがあるって感じですね。

 

  

「雪月花」、上村松園作なんですって。

美しいですよね。

 

あとは皇居の中をウロウロと散策して帰ってまいりました。

  

 

江戸城に天守が再建されたら・・・・

本音を言うと、今更要らないのではとか思ってしまうわけですが、もしも復元されたら、きっとワクワクして行くかもしれません(笑)

 

 暑くてぐったり。

でも楽しい一日でした。

 


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「日本伝統工芸展」に行きました。

2024-10-21 09:28:19 | お出掛け日記

※ ひとつ前の記事更新と、あまり間が空いてません。

侍・アラタ・9月に見た映画」もよろしくお願いします。

※           ※         ※

なーんだ。

9月にとっくに終わってしまっているイベントの記事かぁ・・・・と、思われても仕方がないことなのですが、今の私はこんなテンポ。もうちょっと何とかしなくちゃと思いつつ、きっとこんな感じで行くと思います。

それにですね、とっくに終わったイベントと言っても、なんとこれ「71回」なんですよね。

つまり来年の同じころ、このイベントがあるわけですよ。

しかも大盛況。多くの人たちで賑わっていました。

 

何かを始めると、また新しい何かを知るのだなと、しみじみと思います。

毎年やっていたこういうイベントを、私は今まで全く知らなかったからです。

 

また確か「日曜美術」だったか、これの特集があって賞を取った方のインタビューや作成中の映像などが流れました。

今回は陶芸の方にはスポットが当たらなかったので、お仲間は少々がっかりしたみたいですが、私はそのお話はかなり心に残るものがありました。

「美は細部に宿る」

本当にコツコツコツコツ・・・・・・。

 

お馬さん日和 その2」と言う記事の中で、

「そして私は思いました。畑でも陶芸でも、そしてお馬さんのレースでも「ローマは一日にはならず」だなと。」と書き込みました。

それは、このテレビ番組での作者様たちのインタビューを見てからの影響があったからなんですね。

まあ、伝統工芸の作中インタビューを聞いて、それをお馬さんがドドドと走る場所で、しみじみと思うような人はあまり居ないとは思いますが。

 

以下は写真日記。

名前を載せた方が良いのかいけないのか、正解が分からないので賞を取った以外の方はお名前は無しにしました。

実は写真も良いのか悪いのかも悩みます。でもこれ撮影が許されている公開展示なので雰囲気が伝わる程度に載せさせていただくことにしました。

いずれも素晴らしい大作でした。

 

(日本橋三越、行ったことがあったかなぁ。)

 

 

 

↓ 好きだった作品。

 

そして花より団子タイム

1階「ザ ティールームス 日本橋三越店」

アフタヌーンティーを楽しんでいる人たちもいました。


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侍・アラタ・9月に見た映画

2024-10-21 01:53:49 | 映画

※ ここ数日、ちょっと忙しく、またもブログ放置になってしまいました。

テレテレとやってます。

9月は映画館で2本見ました。

最近の私には珍しいことのような気がします。大作ではありませんが、2作品とも凄く見たかった映画です。

その他3本。海外ドラマなど見ているとどうしても映画を見る本数は少なるのは仕方がないことだと思いますが、もっと見たいですね。

 

2020年から☆なども付け始めました。

☆☆☆☆ (あくまでも私が)大好きな作品

☆☆☆ は普通に面白く見る事が出来る。

☆☆  は、私には合わなかった。(あくまでも私にはで、他の人の事は関係のないことです。)または見なくても良かったかも・・。

☆  はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?

★ 0.2 ちょい上と言う意味です。

またリンクは「映画 .com」に飛びます。諸々の情報はそこからどうぞ。

 

1.「侍タイムスリッパ―」☆☆☆☆

侍タイムスリッパー : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

14日、大ヒットを記念した舞台あいさつが都内で行われたせいか、やたらネットニュースでこの作品の事が流れてきました。

たった1館から口コミで評判が広がり、153館上映に拡大されました。

私はそう言う映画、すぐに応援の気持ちも含めて、すぐに見に行きたくなってしまいます。

見に行けて嬉しかったです。

幕末から現代に落雷によりタイムスリップしてしまう男。

設定も面白かったのですが、彼のセリフから、なんだか今の日常の「当たり前」がいかに大事な特別であるのかが、しみじみと感じることが出来てジーンとしました。最後の殺陣は圧巻です。

ただ私・・・・

ここからは私個人の感想でしかないことをはっきりさせたうえで、はっきり言ってしまうと、131分と2時間越えは少し長いと感じました。見ていて、ふと脳内を「映画大好きポンポさん」が浮かび上がってきたのです。

まだ切れる、この映画。切ってすっきりさせられるのにと思ってしまいました。

でも切れない気持ちも分かります。どのシーンも思いがこもっているので切れるシーンなど作りてから言わせれば、無いのですよね。

特に流れてきたネットニュースを読むと、さらに「そうだろうな」と思いました。製作費2600万のうち2000万は監督の自腹なのだそうです。

それを思うと掛けた時間、掛けたシーンへの思い入れ、すべて同じ重さに感じてしまいますものね。

 

2.「夏目アラタの結婚」☆☆☆★★★★

夏目アラタの結婚 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

この作品も、とっても楽しみにして見に行きました。

実は原作を途中まで読んでいました。この連続殺人鬼と言われている少女と、その少女が隠した被害者家族の首の場所を聞き出そうともくろんだ児童福祉士の夏目アラタの攻防が、本当に面白くて、そしてそれをどんなふうに描くのか気になり映画館に出かけたのでした。

原作でのエピソードを拾って、そしてそれをうまく使い繋いだサスペンス&ヒューマンドラマに仕上がっていたと思いました。

なかなか良かったです。ただこちらはもう10分長くても、もう少し男たちの心情などを丁寧かつネチっと描いてほしかったなと感じました。

これ、その日に我慢が出来なくなって、ラスト巻だけ漫画サイトで買って読みました。

やはり丁寧に描かれている分、原作はもっと面白かったです。

 

 

3.「怨霊の森」☆☆★★

→https://www.kinejun.com/cinema/view/47066

日本人にとっては、悪魔以上に魔女って何かのキャラ以上にはならない存在で怖くないような気がします。

怖くはなかったけれど、それなりにぼんやり見てる分には楽しめます。

しかし、森のそばの女子高校ってだけで、なんか美しい雰囲気があるのは良いかも。

ああ、そうそう。典型的ないじめの少女が、実はそうではなくってところは良かったです。

 

4.「シェイプ・オフ・ウォーター」 ☆☆☆★

シェイプ・オブ・ウォーター : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

現在版おとぎ話。

こういうお話好きだし、なんでか半魚人がかっこよく見えちゃったりもするのですが、ラストはいろいろと考えちゃったなぁ。

元々ヒロインは、たぶんそちら側の人だったのだと思うんです。

だけど人生は愛だけで成り立っているわけではないのではないかとか、余計なことを思ってしまったりするわけです。

人は文明・文化をまとい、その世界の中でその恩恵を受けながら生きていると思うのです。海の底に帝国でもない限り、「あなたが居れば他は何もいらない。」なんてことにはならないのではないかと・・・・・って、この話には要らない発想なのでしょうね、きっと。

 

5.「ナイル殺人事件」☆☆☆★★★

ナイル殺人事件 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

多くの人が知っているお話を、後から作っていくのは辛いものがあるような気がしていました。

何となく無意識に1978年の「ナイル殺人事件」と比べたくなってしまうわけですが、

これは上手く諸々を変えて、その変えた部分が「何となくどこか変わってる~。」のように溶け込んでいて、ちゃんと面白く最後まで見せている作品になっていました。

出てくる人たちのキャラが、際立ってないところがむしろ良かったです。

1978年度版は、本当にもう皆濃かったからね。

ナイル殺人事件(1978) : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

 


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「全領域異常解決室」#2

2024-10-18 01:23:25 | テレビ・ラジオ

《例によって、ネタバレ配慮なしなので、未見の方はお気をつけて。》

雨野小夢が踊っていた時、興玉は見守るような優しい目をして見つめていました。

そして「相変わらずですね。」と言いました。

えっ、何それ?

二人の過去にどのような繋がりがあるのかと、思わず思わざるを得ない一瞬のシーンでしたね。

 

さて今回は「キツネツキ」と「ケサランパサラン」。

だいたい高校の名前が「葛乃葉」と言うからには、お狐様ゆかりという感じがビンビンしますよね^^

だけど全校生徒の前で、今回の集団失神の原因はキツネツキですと真顔で言われても、たいがいは「はぁ !?」ってなりそうな気もしちゃいますが、そこで生物教師の山杉が、まるで狐に憑りつかれたような振る舞いをするのですね。

だから怯えた女生徒たちが、バンバンといろいろな情報を目安箱に入れちゃうという流れになるのですから、やっぱり先生いいお仕事をしました。

これって冷静に考えると、かなり勇気がいることだと思うんです。

憑りつかれてないのに憑りつかれた振りなんて、あなた出来ます?

まあ、台本に書いてあったら出来ると言われてしまったら、「素敵なドラマを見る」と言う魔法から覚めてしまうので、それは無しにしましょう(笑)

 

だからこの山杉先生は、本当に良い先生だったのですね。

要するに人は見た雰囲気のみで判断しちゃいけないということなんですよね。

アッ、ちょっと矛盾しちゃうような事を言っちゃうと、人相には出るよ、その人が。(長年生きてきて学んだよ。)

あの死んだイケメン先生はちゃんと悪人って表情をしていましたよね。で、あの方が他の番組で「良い人」をやったとするの、良い人の表情になるんですよね。役者様は凄いです。

 

それからこれって毎回雨野小夢が推理して、それが覆されて真実に向かうという流れになるのでしょうか。

でも雨野の推理って意外と説得力はあるんですよね。

だけど彼女がキメ顔で推理している時、思わず時計を見てしまう私(笑)

これはもう一つ裏がありますねと言う推理を時間でするという「ドラマあるある」ですよね。

 

ケサランパサランについては、ドラマの感想を離れてもっと熱く語りたいので、別記事に書きますね。

 

で、結局は「キツネツキ」は関係のないような解決になっていくわけですが、そうはならないんですよね。

全決の局長、宇喜乃は謎の女性に不思議なことを言いましたよね。

気になります。また次回も楽しみです。

 

ところで「ヒルコ」がなぜ捨てられてしまった神なのか調べてみました。

ちょっといろいろと想像すると切ない話なのかもしれません。→ヒルコ - Wikipedia

 

それからお友達が教えてくれました。

「ムー」が全面的に押してくれていますね。

見た? 「全領域異常解決室」 オープニング MUTube(ムー チューブ) 2024年11月号 #1

 

「全領域異常解決室」#1


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相棒season23第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」

2024-10-17 02:44:51 | ドラマ(相棒)

初回拡大スペシャルで9分だけ延長でした。

珍しく、延長が嫌だなと思いました。なぜって、10時からの「全決」に食い込んでしまうからです。

ダラダラとした感じだったら変えちゃおうかなと思っていましたが、これ残り数分だからと言って、変えてはいけないやつでした。

結果的には最後まで見ていたわけですが、ラスト、吃驚しました。

キーンとマイクがなった時、アッ、そうなんだ、もしかしてと思いましたが、それでも爆破シーンは吃驚したのです。

現役総理の暗殺。

現役ではなかったですが、あの事件を思い出し、ちょっと怖かったのです。

果敢に攻めた台本だなと思いました。

 

右京が警視庁の150年記念の「警視庁150年史」の編纂を任されていたわけですが、大地震に疫病の蔓延、腐敗為政者たちへの不満・・・・

今も昔も何ら世の中は変わっていないのですね。

だけど…、ドラマの感想を離れてしまいますが・・・どんな状況の中でも庶民は、時には泣きながら時には苦しみながらも、それでも生き抜いてきたという所が大事なポイントなのではないかしら。

で、またドラマの感想に戻りますが、大久保利通って警視庁を作った立役者だったのですね。勉強になります。

 

そして今回の大きなゲストさんは、あの時の「少年A」の加藤清史郎君でした。

「少年A」、覚えていますよ。

良いお話でした。

その時の感想は、→相棒16/第19話「少年A」

2018年の作品で、あれからもう6年も経ってしまったのですね。

少年Aだった高田創も今では立派な青年で、警官になりました。

しかも美しい顔立ちで精悍です。

果敢に敵に立ち向かう様は、思わず準レギュラーで頼むと思ってしまいました。

 

次回は右京と薫、そして創はいかに、要人暗殺の首謀者をあぶりだし解決していくのか楽しみですね・・・・・・・。

 

だけど私、それは止めて欲しいなと思っているのですが、「警察官A」の正義の暴走って言うのも、もしかしてあり?

なんかタイトルでドキドキしちゃう私の心臓は蚤のそれですね、きっと(;^_^A(;^_^A(;^_^A


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嬉しいニュースと悲しいお知らせ

2024-10-13 00:24:45 | 梢は歌う(日記)

11日、映画館のロビーでスマホを開けると、そのお知らせが入っていました。

とうとうドラえもん、力尽きたんだなと思いました。

ドラえもんの声で知られる大山のぶ代さんが、

9月29日午後、都内の病院で老衰のために亡くなられたのです。

たまたま今年の3月に「娘になった妻、のぶ代へ」という本を読みました。←感想の記事にリンクしています。

その記事内にも書きましたが、なぜ今頃その本を読んだのかと言えば、母が認知症になってしまったからで、看護していた夫の砂川さんの話を読んでみたかったからです。

無念にも砂川さんは2017年に、彼女を残して亡くなってしまいました。

それから7年、彼女は今、砂川さんに再会して微笑んでいるのではないでしょうか。きっとそうだと信じたいです。

今になって知ったことですが、のぶ代さんは、私の母と同じ学年の人だったのですね。6月に誕生日を迎えた私の母は91歳になりました。のぶ代さんは10月が誕生日だったので90歳だったのですが。

母と同じ時代を生きた人だったのだなと、なんだかしみじみとしました。

 

あっ、そう言えばですね、前にその本を読んだときに、彼女の本を持ってるなと探してみたらちゃんと本箱にあったのですよ。

 

私の本はカバーが無くなってしまいましたが、中がとっても綺麗でした。まだ結婚したばかりの時に買った本ですがおつまみのお料理中心だったので、2個ぐらい作ったきりになっていたのかも知れません。私の持っている本は、昭和56年の1月に発刊されて、10月には18刷発行。ベストセラーだったのですね。

ルート君はたくさんドラえもんに子守をしてもらいました。

素敵な時代をありがとうございました。

安らかにお眠りください。

 

同じ日、もう一つ飛び込んできたニュースは嬉しいものでした。

日本原水爆被害者団体協議会(被団協)がノーベル平和賞を受賞しました。

68年間、被爆者の立場から核廃絶を訴えてきました。

日本は唯一の被爆国だというのに、核兵器禁止条約に参加していないことを、ずっと苦々しく思ってきました。

だからこの核廃絶を訴えてきた人たちが受賞と聞いて、心から嬉しく感じたのでした。

 

それなのに

石破さんは「核共有」だなんて、言っちゃうし・・・・

日本と言う国は、どうなっていくのでしょうね。

 

 

 


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「全領域異常解決室」#1

2024-10-11 02:59:02 | テレビ・ラジオ

(ドラマの感想は、あらすじは書きませんが、ネタバレ配慮していませんので未見の方はお気をつけて。)

楽しみにしてた藤原竜也主演の「全領域異常犯罪解決室」が始まりました。

期待通りの面白さでした。

私の推しが藤原竜也さんだからというのもありますが、元々、摩訶不思議案件が大好きなものですから期待値も高まると言うものです。

そう言えば、近頃、私、「推し」と言う言葉に抵抗がなくなりました。

以前は、あまり好きな言葉ではなかったのです。世の中に蔓延しすぎて、慣れてしまったということもありますが、「推し活」と言う言葉は逆に好きかもしれないので、抵抗がなくなったのですね。

「推し活」って良いと思うんですよ。世界の片隅で本を買ったり、映像見たり、CDを買ったり、グッズを買ったり・・・・・

なんか元気が出たりしますよね。

だけど世の中には、トンデモナイジャンルの推し活もあるじゃないですか。

ホストに入れあげるなんて言うのも、ダークな方のそれじゃないかしら。

今回のお話も、少しそれに近いものを感じました。もし、その「推し活」と言うものを、普段からあまり反応できないという方にとっては、少々感情移入しづらいものもあったかもしれませんね。

ラストに手を汚さずに華麗なる復讐を遂げた妻に、明日から寂しくなりますねと告げた興玉は、罪に問えない犯人に最大の罰を言い渡したのかも知れませんね。

 

妻、最初から怪しいって思っていた人は多かったと思います。私もその一人。理由は興玉が告げた事と一緒なのですが、「光る君」などを見ているからか、妻の生霊がシャドーマンなのかと思ってしまいました(笑)

いくら好きだからと言って、人間には許せない感情ってあるものなのですよね。

「俺にとっての一番はお前」なんて言っても、ゆるしては貰えることではないんですよね。

 

事件自体も残酷で恐ろしいなと思いました。

 

しかしなぜ雨野小夢(広瀬アリス)は全決に移動になったのでしょう。

才能があるから。

なんの?

なんかいろいろ「そうなのかな」と言う雰囲気が出てきましたが、まだまだ謎ですよね。

 

刑事の荒波(ユースケ・サンタマリア)は、なぜボードの一人の女性を特に意識していたのかしら。

いつかその謎ときの回があるのかしら。

 

デリバリースタッフの芹田(迫田孝也)の本当の正体は何なのかしら。

 

ヒルコって本当は何?

 

イザナミたち両親に捨てられた、最初の子供。

何で捨てられたの・・・・・って、そこは後から検索してみようかな。

 

ヒルコが捨てられた神なら、この興玉雅の興玉もあまり聞かれない名前だし、何か関係があるのかなと思って調べてしまいました。

やっぱり神の名前で、そう言うのがあるのよね。しかも移動するので社殿を持たないという怪しさ。

なんか面白いですね。

 

と言うわけで、また次週も楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 


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「金箔のコウモリ」と「失敬な召喚」

2024-10-08 09:41:18 | ユーモレスクを聴きながら(book)

続けてエドワード・ゴーリーの本の紹介と感想です。

横須賀美術館にて「エドワード・ゴーリーを巡る旅」展」と言う記事の中で、「不幸な子供」の事を書きました。

その本のアマゾンの紹介文に「一人の少女の不幸を悪趣味すれすれまでに描いた傑作!」とあることも書きました。

 

この「金箔のコウモリ」も一人の少女の一生を描いた物語です。

「ずぶぬれの木曜日」と「音叉」」と言う記事の中で「ずぶぬれの木曜日」の感想に、『読後感』と言う言葉を使いました。

それをここでも使うとすると、「金箔のコウモリ」は静かな何とも言えないような感動が残ります。

 

この本は絵本。言葉も多くはないし、途中でヒロインの気持ちを綴った言葉も一言もありません。淡々とあった事だけが語られていきます。

だけどもしも映画好きの人ならば、読後にはまるでフランス映画やハリウッド映画か何かを見終わったような気持ちになるかもしれません。

エドワード・ゴーリーは、相当なバレエ好きな人だったらしいです。だから描くことが出来た物語だったのかも知れません。

 

ある日死んだ鳥を道端でじっと見ていたモードは、マダムにスカウトされます。

マダムの用意した部屋に住み、明けても暮れてもバレエの練習。

わびしい生活です。

そのマダムは、モードへの異常な関心に精神病院に入れられ、バレエ団は解散してしまいます。他の団に入れても2年間のドサ回り。だけどドンドン才能のを花開いていくのです。裕福なバレエ団からもスカウトされ、彼女に恋をしてくれる人も現れます。

しかし・・・・・

その後も紆余曲折。

ただ彼女のバレエ生活は華やかになっていきます。そしてシックでミステリアスで時代の寵児になっていく彼女の毎日の生活は、実はずっと変わらず侘しく退屈なものだったのです。

だけどとうとうさる国の王族の前で踊ることになって、彼女は飛行機に意気揚々と乗り込みます。

 

これは彼女の一生の物語。

サクセスストーリーなのか、それとも悲劇の物語なのか・・・。

タイトルの「金箔のコウモリ」は作中に出てくるバレエのオリジナル演目のタイトルなのですが、何かそこに意味があるようにも感じてしまうのでした。

 

そして次に感想を書くのは「失敬な召喚」です。

美術展ではこの本の絵は3枚しか(確か?)掲示されてませんでしたが、その3枚目の絵を見て、どうしてもその続きが気になって、いつか必ず読むと思ったわけです。それが今の私のゴーリーブームに繋がったと言えるでしょう。

「悪魔来りて 宙に舞い  スクィル嬢を蹴り見舞い」で始まる物語。

悪魔はブンブンと彼女を振り回し舞います。その夜、彼女の胸には悪魔のしるしが・・・・。

その後に彼女は不思議な力を身につけてしまうのです。

その3枚目は、彼女が蛇を引き裂いているという絵だったのです。

恐ろしい絵なのですが、「凄いな。この人どうなっちゃうの。」と私は思ったのです。実はルート君も同じ気持ち。

だけどこの本を手に持ってみると、やはりその蛇のシーンはありません。「音叉」にも同じことがあったので、やはり編集の段階で止めた絵だったのかも知れませんね。

 

ゴーリーと言う人の本を読んでいると、あまり道徳的なことを言っているような雰囲気はないのですが、もしかしたら、これは「惡の誘惑」について、かなり真面目にメッセージを出しているのかも知れないなと思いました。

読めて満足しました。

本の紹介の下に、ネタバレの雑なあらすじを置いておきます。

彼の本は、確かに癖になってしまいます(;^_^A

 

 

その後彼女はどんどん魔女化していき、気持ちの悪いクッキーを作ったり、「九十と二のまったき悪徳」と言う本を熟読したり、とうとう近隣の人達を・・・・

まあ伊周(光る君)のやっていることをやりだすわけですが、彼女の場合は効き目が頗るありました。そこに戻ってきた悪魔が「やりすぎなんだよ!!!」と言ったか言わなかったか、容赦なく彼女の髪を掴み、彼女を地獄の業火の中に突き落とすのでした。

 

雨の一日。素敵な時間をお過ごしください。


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「ずぶぬれの木曜日」と「音叉」

2024-10-07 02:29:51 | ユーモレスクを聴きながら(book)

8月にエドワード・ゴーリーの本を知ってから、他の作品も気になって仕方がありませんでした。(横須賀美術館にて「エドワード・ゴーリーを巡る旅」展」 )

それで何冊か読み始めました。

彼の作品は、心にやすりがかかるような何かザラっとする感覚があったり、ちょっとした怖さがあったりすると思い込んでいましたが、案外そうでもないなと思えてきました。

特に今から紹介する「ずぶぬれの木曜日」などは、なんて言うか、読後感がさわやかです。

ある終日雨の木曜日。

ブルーノと言う犬は、飼い主がどこかに忘れてきてしまった傘を探しに街に出ます。

 

絵本でありながら、ちょっとした群像劇。

奥様達は雨の中で立ち話。

傘屋では、男がずっとイチャモンをつけてます。

子供はふらふら水遊びで溺れかけ、だけど・・・・・(ちょっとネタバレ回避)

一日の終わり、傘を見つけた犬は飼い主に褒められて、そしてそれぞれの木曜日も終わるのです。

成るようになって。

ある意味、ハッピーエンドだと思います。

―ゴーリーをいち早く評価した文芸評論家の大家エドマンド・ウィルソンはゴーリーにあてて「『ずぶぬれの木曜日』は君の最高傑作の一つだと思う。素晴らしい掘り出し物だ。」と書いています。―とあとがきにありました。

読後感を思うと頷けます。

 

 

もう一つの作品は、先に紹介したものとは違って、それこそまさに「心にやすりがかかるような何かザラっとする感覚があったり、ちょっとした怖さがあったりする」作品だと思います。

「シオーダみんなの鼻つまみ、ただいるだけで不快の極み」で始まる物語。

服も話し方も嫌われて、見ても聞いても、みんなが嫌悪で頭を抱えます。

世を嘆いて海に飛び込むシオーダ。

だけど彼女は死にませんでした。

海の底に潜む怪物が、彼女の話に聞き耳を立てます。

怪物は彼女の声にも見た目にも、何にも嫌悪の感情を抱きませんでした。価値観が違うのです。

嫌われない世界にたどり着いたシオーダはホッとして、今までの嘆きを語るのでした。

怪物はシオーダの話に驚愕。

 

そして地上では、シオーダが居なくなってホッとし幸せに暮らし始めた家族が居ました。

だけどその家族は一人また一人と不幸が迫って来て、みなお風呂場で順番に溺れて死に絶えてしまうのでした。

 

家族が死に絶えたことを知っているのかいないのか、それでもシオーダは自由な気持ちに解き放されて、髪をカールしパールで飾るのです。そして時には夜に沖に出没して、地元の人を震え上がらせたのでした。

なんか奥が深いお話だと思いませんか。

それにこの物語は、ちゃんと韻を踏んだ詩の形で成り立っているのです。私が書いた雑なあらすじでは申し訳ないと思います。

 

 

ルート君が言うには、美術館に展示された絵の中には、怪物にしっかりとお風呂場に引きずられていくお父さんの絵もあったそうです。

 

それは勘違いと考えることも出来るのですが、別の作品で美術館にあって本にはなかったと言うのが他にもあったので、一概に勘違いとは思えないのです。

原画はあっても、残酷さ回避ゆえに編集の時点で外したのかも知れませんね。

 


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