森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ゴミ捨て♪ フォー

2006-05-04 10:53:56 | 家族スナップ
うちのマンションは、不燃ごみの日にゴミ置き場に資源ごみを運んでいいことになっている。

それで、日常のプラごみやペットボトルごみと一緒にろうかに埋まった本、服、ダンボール、それに靴にバッグに壊れた電話、張り切って捨てに行きませう。

だけど、がばっと掴んで階段2往復、ごみの重さプラス自分の体重じゃあ体力が持ちませんって。しかも、なんでしょ、どの部屋のぞいても幸せそうに皆さん夢の中。

ええ、そうよ、私は心の狭い女なの。自分だけせっせと働くなんてそんなこと許せるかい
「やい、オヤジー、とっとと起きてごみ捨てに行かんかい」と言ってみたいが、そこは言わない、我慢して。
寝起きは人格違うラッタ君の部屋は素通りで、ここはやっぱりお頼みしやすいルート君でしょう。


彼は「No」とは言わない男。運んでくれましたよ、寝起きでがばがばと。男の子を産んでよかったなあ

「まだ、こっちの本とダンボールはくくってないから」というと、
「じゃあ、・・」と言って彼は夢の中に戻って行った。

まあいいか、たぶん次がそろそろ・・・  
「ラッタくーん、珈琲飲めるよー。」と本をくくりながら呼べば、がらりとだんなが起きて来て
「起きてやったぞ。」とのたまう。

フフフ、予定通りじゃ・・。はなから、朝のラッタには何の期待なんかもしていないのよ。

「捨ててきてやるから早くくくれ。」

ここでかわいく「ありがとう、あなたん。」とか言えれば、私は策略妻にもなれるけれど、そんな気持ち悪いものにはなりたくないので、ご挨拶はしっかり返さなくてはね。

「くくってやるから、さっさと捨ててきな。」

そんなこんなの夫婦の会話の隙間をくぐってラッタ君は教習所なるところへ出かけて行ってしまった。・・・・・・ヤッパシ

だけど、このごみ捨てで今日と言う日はもう終わっちゃった感じだ。
そんなこと言ってられない。

朝風呂入って復活じゃ   今日も一応


本を捨てに行ったルート君、なかなか帰ってこない。結びが甘くてほどけちゃったのかなと心配してたら、戻ってきた彼の手には一冊の本が。
「兄貴、大変だ、うっかり捨てられるところだったぞ。」
「そんな本が大事だったの
「俺が金出して買った本は一冊たりとも捨てない。」と、今起き立てラッタが言う。・・・ええー、わたしゃ捨てたいよ、この「うめぼしの謎」。

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