森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「風林火山ー非情の掟」

2007-06-28 09:31:34 | ドラマ (大河)
 何か始めると、粘る頑張るしつこく続くが、ある日突然終了すると言うのがB型人間の特徴らしい。これは血液型の話。
 ある日、突然「大河の感想書くのはもう止めよう。」と思った。(理由はあるにはあるが、だいたい何かを止めるとかいう理由など意味もないことなので書かないが。)なんとなく、その旨も書いておいたが、ひっそりと書いておいたので一人の方を除いて、誰も読んでくれていないみたいだ なんか、いじけてるような書きかたしているけれどそんなことは無い。本当のこというとこれ幸い。だって、あれから結局ずっと書いてるんだよね、私。だって面白いんだな、ドラマが。



 「甲州法度次第」と言う分国法制定までの話が、サブでありましたが、私の心にはかなり食い込みましたね。そのことはさらりとした部分だったのですが。この「甲州法度次第」は武田信玄自身も、この法度に拘束される、つまりいかなるものも法の下では同じであると言う特徴を持っていました。それを進言したのは駒井です。真剣に進言する場面は、胸を打ち感動しました。

忠義と言うと、どうしても主役ですので「勘助!」になってしまうのですが、もっと前から晴信の傍にいて、良いとき悪い時をずっと見続けてきた、聡明な家来が傍らにいたわけです。

その忠義の人勘助は、、今川義元にひどいことを言われていましたね。
義元が勘助を嫌いな理由。
―野望が強すぎる。忠義を盾に隠している。ゆえにそなたは醜い。―みたいなこと。
でも、それゆえ醜いかどうかは知りませんが、そうそうと頷いてしまった私です。
強き野望―自分の子供に、もとい、自分の子供と等しい者に天下を取らせたいという夢でしょうか。

しかし、義元、見抜いているよなと思いつつ、明らかに勘助を嫌っているものの所へ、なぜ毎度訪れるのか良く分かりませんわ、私。言い出したのは勘助でも、お屋形様の決定事項なのですから、他の義元好みの家臣をつかわせたほうがいいと思います。私の好きな寿桂尼などは勘助を気に入っているので、冷静に物事を考えていますが、義元はあまり冷静に考えられないようです。それで、あの暴言。このお芝居の流れが必要なことなので仕方がありませんね。ところであのシーンの三分割には笑えました。これからも出てきそうな技ですね。


ところで前にも書きましたが、歴史の世界では、寅王丸は母の死と共に歴史の表舞台から消えていってしまいます。記録が何処にもないそうです。歴史の真実はいざ知らず、小説と言う、又はドラマと言う仮想空間では、このような方を使わない手は無いですよね。いつか母ネネの遺言を持ってきて巧く処理するのかと、高を括っていましたら違いましたね。しかも雪斎に預けてしまうのですよ。
私はいざと言う時には、寅王丸を大将に諏訪に攻め入っても良いのだなと言う寿桂尼の言葉が、心に残りました。いざと言う時にはそうなるように子供を育てる、と彼女は言ったのと同じです。

この大河では、常にさりげなく伏線が張られていくので、この先のことを思うと、なにやらわくわくしてしまいます。これは、ある方がブログの中に書かれていたことですが、雪斎に預けると言う事は、彼ががその気になればそれなりの男が出来上がる可能性が高いわけですよね。

晴信も叫んでいましたが、どうなるかは「胸先三寸」なのですよね。晴信のシーンは今回の感想を書くところで外せない所かなと思いますが、長くなるので次の展開を待ってからにします。


外せないのは、やっぱり勘助でしょう。雨の中で眼帯を外し自分の心を語る勘助。私は複雑な思いで、それを見ていました。
そしてラストのシーン。一人夜の庭で四郎をあやす勘助。「姫様~、今四郎様が笑われましたぞ。」。もちろん、姫は「まあ、そうなの。」なんて出てきません。出て来ては困ります。
なぜなら、勘助は夜の闇の中で、一人四郎を抱きながら自分の夢をあやしているのですから。


だんなが「ゲーっ」と言いました。私は「ウワーッ」と思いました。
嫌な予感がします。だんなとは視点が分かれて行き、いつか「何で、こんなシーンで泣いているんだ。」と言われる日が来るという予感です。(くだらないですね)

正直に言ってしまうと、勘助の陶酔している姿を受け入れがたく15%ぐらいはだんなと同じく「ゲー」と思ってしまいました。でも、残りは「うわー」です。なんだ、そのわかり辛い表現は・・・ですか。
「ウワー、凄い。」と言う意味ですよ。この「風林火山」は私が思っていたようなお話ではありませんでした。予想外の面白さです。

―私、腰が浮いてきてしまいました。もう時間切れです。ゴミ屋様が行ってしまう。。。。

で、こんな中途半端。でも、ドラマはまだまだ続いていくわけですからね。何処が面白く感じたかはまたお話しする機会があると思います。


コメント (2)
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