森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒7-12「逃亡者」

2009-01-22 09:34:57 | ドラマ(相棒)

 所轄の左刑事の去り際にイタミンが
「いつか本部にあがって来い。お前のようなバカ! 
・・・、嫌いじゃない。」

この時、イタミンの脳裏にはあの男の事が、かすかに浮かんで消えた。

・・・・・、なんちゃって。

 

今回の「逃亡者」。テーマは犯罪引渡し条約の矛盾みたいな感じで重かったですが、内容は二転三転という言葉の通り、ワンツースリーステップと言う感じで、なかなか面白かったです。

 

内村刑事部長の真っ黒クロスケ振りが、目立ちましたね。果たして彼は右京さんに、何回「出て行け。」と言ったのでしょう。
アッ、ごめん。クイズではないです。だって私も数えるのを忘れちゃったから、答えがないもの。

ええと、4回ぐらい?

だけど無視。

三浦さんがいつも形ばかり困った顔をして
「警部殿~!」と言うけれど、それも無視。

もう無視の仕方が、達人の粋に入っています。だって、そうでもしなければ、警視庁の検挙率が下がってしまいますよ、もう~。

草木染のミサンガは色が綺麗でした。でも、あんなに色移りが激しいのでは、右京さんのスーツの袖の淵が危ないぞと、余計な心配。

そのミサンガの彼女エリ(英玲奈)には同情してしまいました。国外退去だったら、自分の国に帰らなければいいのではなんて、ふと思ってしまいました。そうじゃないだろう!!
でも彼女が自分の国に帰ってまで、マルコを説得しようと思ったのは、ルベルタ人がみんな同じとは思われたくないと言っていましたね。

ルベルタまで行った、被害者女性の恋人、志茂川(山下徹大)はそこで日系ルベルタ人にとっても親切にしてもらい助けてもらったと、右京さんに語っていました。この一言はあまりストーリーに関係のないセリフで浮いていたように思えたのですが、そこに作者のメッセージがさりげなく込められているのかなと思いました。

ともすると、一を見てすべてと思いこみがちな私たちではありませんか。

その志茂川の最後の涙には、ウッときました。
「愛していました。」
事件が解決して、初めて泣けた男の涙が切なかったです。

 

そういえば、真犯人かと思われた左刑事の取調べ中、犯行を否認している(だってやっていないから)彼に
「よし、それでいいんだ。」と内村刑事部長が見守っている所に、中園参事官が
「右京が・・・もにょもにょ」と伝えに来るシーンは面白かったし、ちょっといい気味でした。

真っ黒クロスケだったのは、内村刑事部長だけではなく小野田さんもかなりでしたね。いつか来るこの「相棒」の終わりのときのラスボスは、やっぱりこの人がいいなあとか妄想しちゃいました。

回転寿司では、お茶の入れ方を知らなかったけれど、お皿を返さない分成長してましたね。ラスボスとか言っているけれど、もちろん好きなんですよ、とっても。

その小野田さんと右京さんのシーンで、日比谷公園のあのカフェが出てきましたね。
それも何回も。しかも、今回は座っているシーンばかりではなく、そこから出て行くシーンもあって、全体が写っていました。

あのカフェの訪問記事はこちらです。→「秋をあなたに<その1>

 U様、出たよー!  

 ・・・・って、お化けみたい?

<オマケの呟き>

 「相棒」の話ではないのですが、「トライアングル」見ています。「相棒」でも音楽の入れ方が、結構最初の頃話題になっていたのですが、その「トライアングル」の音楽の入れ方・・・・
全篇クライマックスみたいな音楽の入れ方なんですよね。もう辞めてほしいな。たいしたセリフではないのに感動バージョンなんですよ。「相棒」で音楽の事を気にする習慣が付いてしまったから、そういうこだわりを持つようになってしまったのかな・・・

 昨日から「不可能犯罪捜査官キイナ」が始まりましたね。面白かったです。こういうお話好きなんですよ。でも彼女が言う
「あの一つだけいいですか。」
「アッ、もう一つだけ」と言うセリフ、右京さんと被りますね。

来週は「相棒」は子供の予知能力、「キイナ」は女子中学生の憑依。

なんか楽しみです。

 米沢さんのショートドラマの事書き忘れました。王様ゲームで「主役」を引いちゃった米沢さん。いろいろ考えているんだなと感心しちゃいます。

コメント (4)
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