広島・山口・萩・津和野の旅の最終日は秋吉台に来ました。
唐突ですが、水谷豊って言ったら?
そう、今はやっぱり「相棒」ですが、彼はその他にも主演作も代表作もたくさんある人で、15年ぐらい前に同じように、「水谷豊って言ったら?」と問われたら答えが分かれるところかもしれません。
でも私は、「熱中時代」とは答えずに「ヴァンパイヤ」って答えちゃうかもしれません。
ああ、「ヴァンパイヤ」は昔なので「バンパイヤ」ですね。彼は13歳の時にこの作品でデビューしたのです。
この作品は手塚治虫の漫画が原作のドラマで、バンパイヤは吸血鬼ではなく狼男の事なんです。
なぜこの話を書いているかと言うと、私が子供の時の作品ですので、あまりと言うかほとんど内容を覚えていないのです。ただ唯一覚えているのは、秋吉台が舞台になっている回があったと言うことなんです。
手塚氏の漫画に出てくる、常連の脇役たち。その中でイケメンながら悪役担当のロック。彼が秋吉台の岩の上でギター片手に(記憶はうる覚えで確かかどうかは分かりませんが〉
「ロック、ロック、ロック、俺はロック♪」と歌うシーンがあったように思うのですがどうでしょうか。歌詞は相当怪しいのですが、「バンパイヤ」は水谷豊の変身シーンと、歌を歌っていたロックのシーンしか記憶がないのです。
だから10代の時に、ここ秋吉台を訪れた時には、
「うわぁ、バンパイヤだ!!」とはしゃいでいたと思います。
あっ、そう言えば・・・・・今はネット社会なのですから・・・・・と言うことで検索してみました。
わお。
便利です。書いてありましたよ。「バンパイヤ」と秋吉台の事が。
因みにロック役をやっていた方はフォークシンガーだったそうです。
だから歌ったんですね。納得です。
「バンパイヤ」→ここです
なんでこんなに遠景ばかり撮ってきたのか分かりませんが果てしなく続く石灰岩の山の眺望が美しいと思いました。
そして次は秋芳洞です。
ここは一度訪れておくと、いろいろな映画やドラマを見る時
「ああ、ここ、ここよ、知ってる。」なんてことが増える場所だと思います。
とにかく洞窟が出てくる冒険ものにここは欠かせない場所なのでは・・・・。
と言いながら、例えばと言うと「八墓村」しか思いつかないのですが。
大昔のショーケンのも藤原竜也君の「八墓村」にも出てきた場所ですね。
暗いので上手く撮れないと思いましたが、雰囲気だけは伝わると思います。
最初、ここは穴が開いていて、その下にも洞窟があって上から見下ろせる場所なのかと思ってしまいました。この画像からは全くそれが分かりませんが、水が本当にきれいだったので鏡のように上の風景を映していたのでした。
有名な百枚皿です。
ツアーで仲良くしてもらったお友達が
「こういう所、好きじゃないの。早く出たいわ。」と言いました。
しばらくして別の場所で、夫が全く同じことを言いました。
「出たいわ」とは言いませんが、「こういう所、あんまり気持ちのいいところじゃない。」と。
えっ、そうなの。ふーん、そうなの。
私は大好き。なんかワクワクしちゃう。
でもそれは、必ず光のある外へ道が続いているから、そう思えるのだと思います。
↑ 加工せずに取り込んでしまいました。クリックすると凄く大きくなります。
昔見た風景と違うなと違和感を感じていました。風景なんか昔と違って当たり前。
でも夫が、記憶と言うのは脳内で違った風に変化していくものなんだよと言ったので、逆にこだわってしまいました。
夫殿が言っていることもあながち間違いではないと思います。
だけれども、過去の記憶と言うのは脳に入力されたデーターのようなもので、それをもとに新しい思考を形成したりするわけだと思うのです。勝手にすり替えがあっては、私的には許せない感じがします。
でもそれはここに隣接していた売店の掲示板のようなところに張り出してある写真で解決しました。
秋芳洞の推移と言う数枚の写真が、そこに貼ってあったのです。
そしてそこには私の知っている風景の写真がありました。
家に帰ってからもその写真を出してきました。
人々が渡っていく橋の角度が違うだけでも印象ってかなり変わるものですね。
次回はこの旅行記のラストです。