昨日〈16日水曜日〉は夜から始まる「ST赤と白の捜査ファイル」の為、竜也君岡田君による電波ジャックdayでしたね。
と言っても、ちょっと出かけなければならなかったので、私が見る事が出来たのは「zip」と「ミヤネ屋」だけ。
時間もほんのちょっとだけ。だけど、ワタクシ、ニヤニヤして見ていました。テレビのこちら側で笑顔です。
好きな役者を持つと言うことは、昔も今も幸せな贅沢な事なんだと思います。
昔の御大尽様は金銭的にも役者をバックアップし、庶民は錦絵などを買って「いい男だねぇ。」と誉めそやす。
今だって、もしも私がセレブだったらお芝居も毎日通って追っかけますわ。だけれど現実には庶民なので、一枚チケットをゲットしてクフフと喜んでいるのです。
と果てしなく話は逸れていくわけですが、「ZIP」では最後に山口達也さんに〆てと言う意味で桝アナウンサーが「最後にたつやさんどうぞ。」と言うと竜也君がびっくりして「ええええ」と焦った場面が、チョーツボでした♪
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と言うわけで、ドラマの感想ですがちょっと前のスペシャル版の事に触れたいと思います。スペシャル版の感想は→こちら「ST警視庁科学特捜班」
何が変わったかと言えば、タイトル。
見りゃ分かると言われそうだけれど、「ST警視庁科学特捜班」の感想の中で
>ひきこもりの元科捜研の優秀な分析官赤城に藤原竜也、エリートでありながら経験が浅く自信がないから〈?〉メモ魔になっている百合根に岡田将生。なんだか面白い設定です。
HPの書き方や宣伝から、この二人の相棒的お話かと思ってしまったのでした。
と、書きました。
それが、今回はタイトルを変えてそのイメージ通りに修正されていました。もちろん、こちらは二人だけの相棒的なものではなく、STの個性的すぎるメンバーとのチーム戦です。
志田未来さんが個性的で面白い役をやっていますが、ちょっと引いてサポートに回って構成がスマートになりぐっと面白くなったと思います。
STのメンバーは警察の面々を見下した物言いをして、それが少々鼻に着くような気もしますが、彼らこそそれぞれに秀でた天才でありながら、それぞれかなりのハンディを持っているのですよね。
それゆえに優秀な人材の集まりでありながら、成績はイマイチで存続の危機を招いていたのです。
だけれど終盤になって、なぜSTが解散の危機に追い込まれているのか、その真相が明かされます。
モンスターを制する者はモンスターになりうる最も近い者。
それゆえに恐れられていたのだと。
思わず頭の中で、あの映画とあのドラマを連想してしまいました。
あの映画と言うのは、「モンスターズ」←めんどくさいのでカタカナ。
モンスターを倒す者はモンスターでしかなかったと言う、ずばりそのもの。
あのドラマと言うのは「ボーダー」←面倒くさいのでカタカナ。
いつしか境界を越えてしまうかもしれないと言う危うさ。
藤原竜也ならあっちの世界に引き込まれてしまう人かもしれないと言う役どころに説得力があるなと思って、思わずニヤリとしました。
とは言っても、コメディ調でお気楽です。
その割には事件の真相も二転三転するような面白さがありました。
そして最後にたっちゃんが出て来て畳みかけるように推理して、おお凄いねで終わる・・・・・じゃなかったんですよね。
完璧と思われた推理も作戦も、ラストに女性の複雑な心の前にとんでもない方向に行ってしまったのでした。悪くすれば犯人が自殺で終わると言う最悪のパターンを見抜いていながら見逃す結果になってしまいました。
「馬鹿な女だ。」とそれをののしる赤城だったけれど、百合根に人の心が分からないのかと殴られ諭されます。
赤城にとっては黒星のようなものだったと思います。
元参事官の店に、引きこもりだった時の心の支えだったガッキー君を着て現れる赤城。
「今日、彼と別れるために来ました。」と言う赤城でしたが、それはもう大丈夫だと言うことではなく、ちゃんと向き合うと言う赤城の決意の表れのような気がしました。
謝らない男、赤城がぼそりと言った「悪かったな」は、良かったですね。
と言うわけで、そこにまるで岡田君がいないかのような書き方をして申し訳なかったのでしたが、さわやか岡田の笑顔に癒されました。他のキャストも豪華なのでこれからも楽しみにしていきたいと思います。
視聴率は13.6
あらすじなどはHPで→ここ
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「藤原竜也のセリフが多くて大変だって言ってたよ。」と昼間「zip」などで仕入れた情報を夫などに披露していたら、
「大丈夫さ。彼は舞台の人だから鍛え方が違うだろ。何の問題もないよ。」などとのたまう。
ふふふ。
日頃の私の洗脳が効いて、すっかり彼はこちら側の人!