森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

玉置浩二 ビルボードクラシックス2018カーテンコール

2018-03-14 17:56:42 | 観劇・コンサート日記

たまには、人が「大好きだ。」と言っているものにも耳を澄ますべきだよ。

 

※         ※         ※

ある日、姉が

「『玉置浩二』のコンサートに行かない?」と言ってきました。

なんか言葉に微かな強制のニュアンスが・・・・。

確かに私の方こそ、今まで自分が好きな人のお芝居やライブに、どれだけ姉に付き合ってもらったか分からない事です。

一緒に行ったそれらを姉はみんな喜んでくれました。

だけどその姉からの「玉置浩二」と言う名前は、私にとっては、ある意味青天の霹靂・晴天に雷のような感じだったのです。

だけど姉は言いました。

「私、本当は彼の歌が一番好きなの。」

なんと衝撃の告白。

私はてっきり、今ではライブチケットは宝くじが当たるような感じになってしまった拓ちゃんを、私と同じように一番好きなんだと思いこんでいたからです。

それじゃあ、行かなきゃなと思いました。

 

私は彼の歌をほとんど知りません。

「ワインレッドの心」も正式名を知らずに「ワインレッドの何チャラ」と言っていました。ただ「田園」は知って居ました。

ドラマ「コーチ」は大好きなドラマでしたから。そして私はどちらかと言うと、玉置さんはそのドラマの中の役者さんのような気がしてしまっていたのです。

それからまた、彼はスキャンダルで…と言っても離婚結婚の話題なので、それをスキャンダルと言うのかは分からない事ですが、とにかくワイドショーを賑わす人と言うイメージ。

以前、たくさんのヒット曲を持っているシンガーだけれど、それらをまったく歌わないで新しい知らない曲ばかり歌われたコンサートに行った事があるのですが、けっこう苦痛だったのを覚えています。

その経験から予習して行こうと思い、何曲か聴いてみました。

数曲聴いて、「あっ、この人、予習なんかいらないわ。」と思いました。

 

玉置浩二は大丈夫だと、はっきり分かりました。

どれだけ知らない曲を歌われても、みんな耳にちゃんと入って来て、しかも心に届きました。

 

いや、普通はそうですよね。

新しい歌を知らないで苦痛に感じてしまったコンサートは、そのシンガーに聴かせる力がなかったからなのだと。

と、そんな事に今更気が付いた私なのでした。

 

だけどその予習は無駄ではありませんでした。

この人の歌は、意外と人生エール。生きる事の応援歌なのだと感じる事が出来たからです。

 

3月11日、会場には男の人もたくさん来ていました。

MCなし。1部も2部もずっと歌いまくります。

感動的な歌唱力です。もう聞惚れ、その歌の世界に取り込まれてしまいました。

言葉はなくても、歌詞の中に「東日本のために」と言う言葉が入ったり、場所がパシフィコ横浜だったので「横浜」と言う言葉が入ったりで、完全に歌が会話になっていました。

2部の終わりには、姉が涙を流していました。姉の大好きな歌が歌われたからだと思います。

ちらりと横を観てそれが分かった時に、私は違う感動を覚えたのでした。

好きな人がいる幸せ。好きな事がある満たされた想い。

ここは「いい空間だなあ。」と思えたのです。

 

バックがオーケストラなので、皆静かに最後まで座っていました。

だけど嵐はアンコールの時に起こりました。

 

会場は総立ちです。

そして嵐のような拍手。

私はその光景に感動してしまいました。

彼が出てくると、またみんな静かに座って歌を聞くのです。

 

そしてまた嵐。

そして静寂。

アンコール後に2曲は歌ってくれたと思います。3曲だったかしら。

 

繰り返される嵐のような拍手とアンコール。

素敵な時間だったと思います。

 

トップ画像は、姉が買ったファイルを一枚貰いました。

私のお土産は、Tシャツ。

夏はそれを着て、新しい事にチャレンジしたいと思います。

入場する時

 このDVDを貰いました。まだ見ていないので、見る楽しみもあります。

私は最後に姉に言いました。

「もし来年もチケットが買えるなら、買ってくださいね。」って。

 

下に貼った歌が、私のベストと言うわけではないのですが、この歌詞を聞いて、これは好きな人とそうでない人に分かれるかもと思いました。だけどどんな歌詞でも、歌いこんでしまう彼はやっぱりすごいと思います。

因みに私は、意外と素直に頷いて励まされるタイプです。

玉置浩二 ♪清く正しく美しく ♪

コメント (2)
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