画像は記事には関係がなく、冬枯れの公園の木々。
謎の男は、盗賊(だろうか?)であり散楽の人でもあったわけだけれど、どうも最初から道長の正体を知っていたように感じました。だからいつも
「弟よ、弟。どうすれば・・・」の所で彼に迫って来ていたのだと思います。彼がその弟だと知っていたから。
最後に彼に近づいたのは、彼がここにいると、まひろに伝えるためで、あの時助けてくれたことに対しての、ある意味恩返しだったのではないかと感じました。
姉のために真剣に三郎を探す弟君が可愛い。
いや、もしかしたら「謎の男」って、道長のことかしら。
確かに彼は、今の段階ではどこの誰かもわからない、まひろにとって一番の謎の男ですものね。
連れてこられた男たち・・・・・まるで警察の首実検みたいでしたね。
しかし私はやっぱり切ない。
まひろが弟の太郎に三郎は貴族でないと言うと、凄く驚かれ、それでは釣り合わないからダメでしょうと言われてしまう。
この「つり合い」と言うのは、この時代の絶対的なものなんだと思いました。そしてその天秤は本当はどちらに傾いているものなのかと知っているテレビ前の人(つまりワタクシ)は切なく思うのでした。
弟君の名前って何だっけとHPで確認したら、幼名「太郎」。「三郎」は「三郎」にあらずだけれど、今のところ、「三郎」と同じくらい覚えやすい(笑)
次回からは「惟規」(のぶのり)。一回じゃ読めませんでした(/_;)
しかしのこの高杉真宙氏、見ていると、どうも
「あーた、何しちゃってるんですか !!?」と女らしいことが出来ないお姉ちゃんの代わりにテキパキと家事とかやりそうで怖い(笑)
(「私のお嫁くん」見てた?)
でも私が本当に怖くなってドキドキしてしまったのは、倫子の家で空気読まずに、一人勝ちしてしまうところかも。
または、赤染衛門が何かの歌(小野小町でしたっけ?)を詠むと、
「合ってます。」なんて言うのですものね。
空気読めっていうのも、大人の感覚でイヤラシイとは思うのですよ。
むしろ私は、そういうのは嫌いです。
でもそんな私でも、ドキドキしてしまいました。
だけど笑顔でその場を和ませ、または丸め込んで、倫子、立派じゃないですか!
また藤原実資は、かなり優秀な人だったのですね。女たちの圧には負けていましたが。
道兼は父の信頼を得たと思っているので、ほんのちょっとだけ丸くなった感じがしました。
公任や斉信など、道長の友人たちはみな優秀な人が多いと思いました。
だけど私たちは既に知ってしまっているわけなのですよね。
誰が一番の出世をしていくにかってね。
無欲に見える道長が、どんな風にして望月の人になっていくのかと、この先も目が離せませんね。