お正月恒例、長いタイトル。
タイトルの続きは「死体が握っていた数字と、消えた幻の茶器の謎…東京~京都・連続殺人と420年前の千利休の死の秘密が繋がる!?」
タイトルが長いのは、テレビ欄を埋める為ってなものでしょうが、この長いタイトルがいつも嫌いです。なんだか安っぽく感じると言うのが、その理由なんですが、今回はちょっと良いかな。
さも「許してやる。」みたいな偉そうな言い方ですみません。でも、今回確かにスペシャルなんですが、さらに特別なスペシャルに感じてしまいました。
歴史ミステリーって、米沢さんが言っていましたが、ちょっとそんな感じ。歴史ミステリーって本当に面白いですよね~。
尊がいくつも正解のあるパズルと最後に言っていましたが、上手い事をいうなぁと思いました。
ある仮説に基づいた壮大な物語に引っ張っていき、実は屈折した気持ちから出た欲のためのトリックだったわけです。かなり手が込んでいましたよね。
<再放送時を意識して、事件の概要は出来るだけネタバレナシで書きますが、実はいろいろネタバレしています。>
冒頭から心惹かれました。
凄く綺麗な水辺の風景。京都にはあんな場所もあるんですね。最初、上高地かと思ってしまいました。秋の山の中の土蔵。ワクワクしました。
数字の紙を握っていた死体に、米沢さんが杉下右京好みの事件だと思って呼んだといっていましたが、それってどんな事件と思いつつ、事件に絡ませるのが上手いなと思ってしまいました。 都合よく休暇までいただけちゃうし。
殺された男は、なぜ桐の間を嫌ったのか。右京の考える顔を覗きこむ尊の顔が可愛いかったです。 それは太閤桐の家紋だったから。そりゃ、利休信望者だったら、彼を切腹させた太閤は敵に思えるかもしれませんね。何か、いろいろな意味で凄い。
今回のライターさんは戸田山雅司さん。気合が入っているなと感じました。
京都の街並みが素敵でしたし、その秋を堪能させていただきました。紅葉が美しかったですね。その風景も楽しみましたが、右京さんの得意げな顔も堪能しました。凄く満足げでしたね。茶器の仮説が本当なら、本能寺から光秀の行動まで、いろいろ見方が変わってしまうわけですよ。でもどんなに仮説を立てても、本当の真実には容易にはたどり着けないのですよね。
良かった言えば、近頃トリオじゃなくて、そちらも相棒関係のイタミンと芹沢君もいい味だしていて良かったですね。暇か課長のパンダカップ、右京さんのティーカップもすっかり定着していました。そう言えば、ラムネも出てきて小野田さんも出てきて、なにげにオールスターでしたね。流石にお正月です。
たまきさんも出てきましたが、京都駅での尊と右京さんの会話は面白かったです。
「何か頼んでもいいですか?」と尊。
「もう出ます。」とムキニなって答える右京。
夜の旅館での会話で、右京とたまきが別れた理由は、本当はなんだったのかしらとふと思ってしまいました。仕事に夢中になって家庭を顧みなかったとか言うのじゃなかったかしら・・・。でも二人を見ていると不思議な関係の様な気がしてしまいます。
尊と 唯子のラストのシーンも綺麗でしたね。
雪がちらつき冷え切った街の中で、行きましょうかと右京が尊を「花の里」に誘います。どんどん距離が近づいていく二人、そんな感じがしましたね。
ちょっと前の平和な我が家の話題。
正月のたびに、なにげに大きな事件に遭遇しちゃって、まるでダイハードみたいだねって言っていたんですよ。
だからお正月にお話を持っていかなかったところも、新鮮な感じがして良かったです。
監督:和泉聖治
ゲスト・檀れい 橋爪淳 いしのようこ
たまきさんですが、何故右京さんに誘われた京都旅行に尊君を同伴させたのでしょうかね?
どうせ、捜査で、、ならば彼もとでも思ったのでしょうかね?どっちもどっちの偏屈者同士と思いました。結果、たまきさんの選択が正解だったわけで賢い女性過ぎるとさすがの右京さんも疲れるのかな?
唯子さんはなんかミス・グリーンみたいな人生を過ごして行ってしまいそうな印象を受けました。
壇れいさん、最初に登場してきた時、宮沢りえさんかと思ってしまいました。
ラストシーンで「花の里」に唯子さんがたまきさんに招待され暖簾をくぐって入ってくるというシーンで終わってくれたら、とも思いましたが、それでは砂糖を入れすぎたエンディングになってしまうかとも思い、まあ良しとするかといったところです。
右京さん自身が言っていたように地味目な相棒スペシャルだったかな今年は。
なんかぶつぶつ切れ切れの文章になってしまい纏まりが無くてすみません。
今年もよろしくお願いいたします。
>ラストシーンで「花の里」に唯子さんがたまきさんに招待され暖簾をくぐって・・・
そうすると、また二人の仲は再びと言う事で、準レギュラー化決定と言う所ですね(笑)
でも正直に言うと、ちょっと彼女、苦手です。
美しいから・・と言うわけではないのであしからず(爆)
でも私も妄想してしまいました。金庫の設定番号が尊の西暦からの誕生日で、金庫を開けるときにはっと気が付き、尊は激しく動揺する・・とか。
派手さはなかったのですが、楽しめました。
また繰り返しの挨拶になってしまいますが、今年もよろしくお願いいたします。