森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒8‐11「願い」

2010-01-14 09:46:23 | ドラマ(相棒)

あらすじなどは→テレビ朝日|相棒season8

久し振りの相棒、「時効なんかいらないよキャンペーン」作品。
因みにそんなキャンペーンは本当にはありませんからね、あしからず。
時々「相棒」にはそんな風に感じる作品がある様な気がします。
時代は変わり、昔ほどはデーターの保存に場所もとらないはずだし、捜査の縮小、または積極的捜査の打ち切りは止むなしとしても、逃げ切った者にご褒美のように無罪放免を与えるのは絶対に間違えていると、私は思います。

さりげなく自分の主張を書いてしまいましたが、以下からドラマの感想です。

ある民家から盗聴器が出てきたことから、このドラマは始まりましたが、右京さんの頭の中は未解決事件のデータ-が詰まっているんでしょうかね。普通のおばちゃんが持ってきた盗聴器でしたが、その出た家が問題だったのです。右京さんは住所を見て気がついた?

かつて起きた未解決誘拐事件。

―だけどこの事件、その時から右京さんが関わっていたら、解決したんじゃ・・・とか、その時に警察はその盗聴器を見つけたんじゃ・・なんて事をチラリと思ってしまった事は棚の上に上げておこう―

実は昨日は極度の睡眠不足の上に映画に行ったり、運動に行ったりで、「相棒」の時間は危ないなと思っていました。やっぱり眠さがきてしまいました。CM明けとかの数分とか、意識が飛んでいたみたいで最初の事件がぜんぜん把握できなかったのです。次の事件の犯人が捕まったとき、思わず時計を見てパッと目が覚めました。早い解決、と言うことはそこから物語の真相部分が始まるわけですから。

単純ーそれは「相棒」には許されない言葉。

<ネタバレしていますよ。>

こんな風に犯人から連絡が来ることなんかあり得ない、と我が夫が言いました。だけど、それこそが時効を過ぎた心黒き者の傲慢だったのでしょう。

14歳で誘拐されてしまった遥が無事に帰って来ることを、ずっと待っていた人々の願いは打ち砕かれてしまいました。

新たな誘拐事件の動機は、遥を取り戻す事だったのですね。

連絡してきた男は過去の誘拐事件の共犯で、その時の真犯人を脅迫する為の保険として連絡してきたのです。真相を語ってやるから謝礼をよこせという理不尽な要求でした。でもその男はもう一人の主犯の男に殺されてしまい、真相はまた闇の中に葬られそうになりました。

なので時効が過ぎてしまった犯人に新たなる事件を起こさせて、捕まらせて自白させる・・・

この新たななる誘拐事件の犯人は、突然消えてしまった家族を会う筈だった友人を、ずっとその帰りを待っていた人々なのでした。そして、この事件の犯人と疑われた男の家族にとっても、その少女が無事に帰って来ることは切なる願いだったわけです。

少女は少女のままで冷たい土の中にいました。でも彼らは遥を取り戻しました。お墓の前で真相を語る彼ら。

その中で右京さんが、一枚の絵の事を語りました。犯人と間違われて破滅し、一年後に自殺してしまった男は絵本作家でした。サインのない絵を見て、その作家に気付き彼らの繋がりを知ったのです。その絵は、少女が消えた境内の桜の木で桜の花が満開に咲いていました。そして、次にはその絵に遥の姿が描かれていた物が、映し出されました。

ジーンとして涙がジワーッと出ましたよ。

「あんた、『相棒』で泣いているわけ?」と、夫。

でもこのシーン、ちょっと来ましたよ。

 日本では、日本でもと言うべきでしょうか、未解決の少女の失踪事件はかなりありますよね。桜の木の下の少女は、その家族にとっての願いのようなそんな気がしてしまったのです・・・・。

 

と、重く終わってしまったので、違う事を一言。
誘拐事件担当の刑事さんたち、特命係が入って行くと、チョー嫌そうな顔。その顔のウンザリの仕方がリアルで冷たい~。
そう思うと、捜一トリオのウンザリの仕方は結構ラブリーよね。

 

 


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