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とりあえず「九尾狐伝」のシーズン2。
前作の感想は→「九尾狐〈クミホ〉伝~不滅の愛~」
この作品でも、イ・ドンウクはかっこ良くまた頗る綺麗ともいえるし、キム・ボムもさらに良くなってたし、キム・ソヨンは強く魅力がいっぱい。リュ・ギョンスも何となく日本のある俳優さんを連想させ、良いなと感じていました。これはファンタジードラマなので、過去の時代に紛れ込んでも、タイムトラベルのあれやこれやのルールなどないし、とにかくSF的な思考はナッシングで見なければならないと思います。そこをクリアすれば、かなり楽しめると‥‥と、書きたいところなのですが、アマプラでの評価で☆が一つが30パーセントを占めています。
30%ですよ、30。
☆5の人もいるので、トータル的には3.5ぐらいの評価になっています。
でもこれは、仕方がないことだと思っています。
アマプラの説明によると、
「混迷の時代の1938年に“不時着”したイ·ドンウク演じる九尾の狐が現代に戻るために奮闘するファンタジーアクション。」
「混迷の時代の・・・」
思わずそうかそうかと見始めるじゃないですか。
だけどセリフの中に「日本の植民地時代の朝鮮に来た。」みたいなのがあって、私は吃驚しました。
単なるお気楽なファンタジードラマだと思って見始めたのに、複雑な深さがあり、自分の中に宿題のようなものが生まれてしまいました。
もちろんこのようなドラマの感想の中で、そのようなことは同列には語りたくはありません。
このドラマレベルで思ったことを書かせていただくと、「RRR」という映画を、少し連想してしまいました。あの映画はインド人はこん棒で頭をたたかれた人さえ死なないのに、訳も分からず命令されて、戦いに参加している端の端の人もイギリス人ならバンバンと殺されていきます。あの映画、イギリスではどのような評価を受けているんだろうと、少々気になったと、確かその映画の感想で書いたと思うのですが、このドラマも同様に、日本兵は虫けらのように殺されてしまいます。(考えてみたら韓国の人もたくさん死にますが・・・・。)
そう。このドラマでは日本の統治者たちが敵です。
酷い描かれ方です。
だからかもしれませんが、1話2話3話あたりで脱落した方も多かったようです。
私自身も、正直不愉快でした。
でもこのようなファンタジードラマで、先にも書いたように歴史観の相違とか教育論とかを論じたくもない事なので、そこは棚の上です。
第一、たぶん日本人だと設定されている人の(「たぶん」と付けたあたりで、かなり過激になったような気がするので、少しやんわり書きますね。)日本語が尋常じゃないレベルで下手なので、これは日本語をしゃべる韓国妖怪と、韓国語を話す韓国妖怪の妖怪大戦争なのだと認識してしまえば、かなり楽しめると思います。(やんわりじゃなかった(;^_^A)
そう認識して見ていたので、私はかなり楽しみました。
一つ一つのエピソードも、結構面白かったです。もともと妖のドラマは好きですから。
ただ日本語しゃべる軍団が、意外と見掛け倒しでそんなには強く感じなかったのでイマイチだなと思いました。「さとり」なんだから、もうすこし強くても良かったような気もしました。
この世界観では、三途の川の番人たちも、国ごとに分かれているらしい・・・・
あまり細かいことに拘らないのが、このドラマの楽しみ方だと思います。
最後にシーズン1のヒロインが出てきて、再会できたのも良かったですが、何よりも今回の世界では、ランが幸せになったのが一番じゃないかなと思いました。
このドラマ、シーズン3はあるのではないかと思います。
なぜならもともとは一人だった山神が復活して、何かのアイテム(ちゃんと覚えていなくてすみません。)を揃えてしまったら、世界は滅亡すると言っていたと思います。そこの部分が解決していないので、またやるのではと思うのですが、その時は再び三人の元山神に集合してもらいたいし、もともとラン復活のために動き出したヨンなので、その時は現代で復活したランも出てくるのでしょうか。
その時はどこの国でも、☆4以上が付くような作品であればいいなと思います。