今回の「相棒」、面白かったですね。
右京さん、体形が違うから気がつきにくいのですが、ますますポワロ化。そんな所も好きな「相棒」なんですよ~。
でも自分を自慢しない所が、違うかな・・・・
しかしテーラーでスーツを作るとお高いのですね。振袖並みのお値段なのが凄い。
銀座だから顧客がたくさんいるのかなと思ってしまいました。
子供の頃、自分の住んでいた町にもテーラーがありました。しかも同じ町会に二軒も。一軒は大きな息子達も手伝って家族でやっていました。そこはお友達の家で、もう一軒は親達の知り合いでしたが、いつも裁断していたりミシンの前にいたり・・・
いつの間にか無くなってしまいましたが、懐かしかったです。あのおじさんたちも、今日の「相棒」で言ったようなことをしていたのかしら。
もちろんテレビほどの高級なスーツを作っていた訳ではないと思いますが、町会に二軒存続できると言うことは、昔は男の人の多くはテーラーを利用していたのだと思います。
いろいろ思い出に浸ったり、勉強になりました。
あらすじは→こちら
やっぱり今回の見所は、スーツを語るときの右京さんのポワロ的演技だったように思うのですが、
300億と1億の捜査の値段の違いで勝ち誇ったようなイタミンとか、新しいスーツを自慢しに来る暇か課長もツボでしたね。だいたい課長ったら、オーダーメイドが生地代だけで30万と聞くと、代えのズボン付きなんだからと妙な自慢をするところも可笑しい。
米沢さんも「一課に見つからないようにコレを持ってくるなんか、未だに心臓に悪い」と言いながらも、資料を優先して持ってくる所が心憎い。
―男は過去から逃れる事は出来なかった・・・・
とか、書いてしまいそうだけど、確かに、自分の過去からは逃れられない。でも、この事件が起きてしまったのは、テーラーがやってはいけない禁を犯してしまったから起きてしまった事件だと思いました。
男は禁を破らなかった。たとえ自分の過去が暴かれて店の未来が閉ざされても。だけど女は優しさゆえにその禁を破ってしまった。結局はそこに破滅の原因が生まれてしまったのだと思いました。
しかしスーツが如何に上等であっても、何がそれを着ているかは分からないと、副店長を見ていてしみじみと思いました。一軒上品な社会的地位もある男。だけど、そのスーツの下にある者の本性は下衆な脅迫者でありました。
しかし、右京のスーツ、完成はされるのでしょうか。
勝手な妄想ですが、彼のスーツを仕上げていく事によって、彼女が復活していくようなそんなシーンを思い描いてしまいました。
ところで「相棒」アイコンがツイッターで呟いていましたね。
「昨日の放送ででてきたイギリスの地名「サヴィル・ロウ(Savile Row)」は日本語の「背広」の語源になった言葉だそうです。サヴィル・ロウ→サビルロウ→セビルロウ→セビロウ→セビロ→背広、って感じですかねぇ。」
相棒トレビアですね。
来週はお休み。次は2月16日ですからね、お間違いなく。