森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

篤姫「将軍の母」

2008-07-27 23:25:19 | ドラマ (大河)
 「母上」
家茂がそう言った時、私は不覚にもまた泣いてしまいました。
どうもここの所、毎回「篤姫」を見てはウルウルと泣いてしまいます。泣くと言うことは心を洗い流す意味でもいい事なんですよ。でも、それはうつつの世界では遠慮したいこと。このように物語の世界でハラハラ涙を流し、明日への英気を養いましょう。

 
 こうなってみると、慶福こと家茂が将軍になったことは、家定の
「慶福が未だ若年ゆえに、見識備えた篤姫がその後見になれる。」と思い残した以上のものを、夫は妻に残していったのだと思いました。


 家族―処女妻篤姫には望むことも叶わなかった「母」と言う名前。

ハラハラと涙する篤姫を優しく見守る幾島の目にも涙が滲みます。


だけれど、こうなって良かったのだと思ってしまう自分が許せないのだと、幾島は大奥を去ることを篤姫に伝えます。


 家定を失って篤姫は、生きていくための希望が必要なのだと幾島に語っていました。
自分の役割を果たせなかった挫折感を抱えて、幾島にも、その後の生きていく希望が必要なのでしょう。その希望は篤姫の希望とはイコールではないのかも知れません。

何時だって傍にいてくれる、どんな時だって去っては行かない、そう篤姫は信じきっていたと思います。そのような者が去っていこうとする時、心の中はきっと大きな風穴が開いてしまうような、そんな気持ちになるかもしれません。

でも、さよならだけが人生さと言っては寂しすぎますが、その別れを乗り越えた時に篤姫は本当の意味でひとり歩いていける道に立てるのかもしれません。
ちょっと思うことあって、感情移入度大です。


 今回は男達の幕末物語も熱かったのですが、いつも一時間ぐらいすると、もうあまり心に残っていないのです。困ったものです。

西郷の悲劇は斉彬の手足となって働いていたからばかりではなく、下級武士ゆえに斉彬と言う直属上司を失ってしまったからと言う、土台の脆さみたいなものを感じてしまいました。

「安政の大獄」
ポンポコタヌキの井伊よ、おっみぇはやり過ぎなんだよ、とテレビと会話をしてしまいました。

こんな書き方しているからなのでしょうか。gooのブログ通信簿で、私の性別は「男」になっていました。まっ、いいけどね。

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4 コメント

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こんばんは♪ (ミチ)
2008-07-28 22:20:12
前回まで家定関係で盛り上がっていたせいでしょうか、今回はあまり書きたい感想がなかったです。
家茂と篤姫が妙に夫婦のように見えたことと、西郷と月照がまさかの入水ってことに驚きすぎたかな(笑)

>処女妻篤姫
やっぱりそういうことなんでしょうかねぇ?
ちょっと気になる部分です(笑)
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母上~ (ぴえる)
2008-07-29 23:31:30
家茂サマは,実際はもう少し幼い方なのかもしれませんが,今回の篤姫では処女妻を熱くさせるのに家茂サマは十分すぎます!
まあ,ここで変な方向に行ってしまうとNHKではなくなってしまうので,あくまでも「麗しき母子愛」を貫き通しましょう!

しかしブログ通信簿で「男」になっていたとはいったい…!?
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ミチ様 (kiriy)
2008-07-30 12:31:17
こんにちは~。
家茂と篤姫が夫婦に見えたと言う方が多数ですね。だけど、なぜか私には素直に「母」と「子」に見えてしまったのですよ。
確かに家茂は13歳には見えないし、見えたとしても実際にも年齢差はあまりないのですよね。実際の年齢差は、昔の事でもありますしその感覚には分からないものもありますが、どうも私は設定どおりに登場人物を見る習慣があるみたいです。あまり違和感を感じませんでした。
西郷さんの入水が事実だったことには驚きました。彼は一途な人だったんですね。ピュアな魂の人と言うか、この先も大変そうですね。


>処女妻篤姫
見ていた限りではそうだったのかなと思いましたが・・・・、どうなんでしょうね?  
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ぴえる様 (kiriy)
2008-07-30 12:37:04
こんにちは~。
ミチ様のお返事でも書いたのですが、私には「母上」が素直に響いてしまったので、皆さんが思っている方向には思いも寄りませんでしたヨ(笑)
確かに若く聡明で美しい、そして歳も近い息子が出来たなら「生きる希望」も湧いて来るかもしれませんよね。・・・ちょっと不謹慎かな。

そう、ブログ通信簿で、何で「男」なんでしょうね。やっぱり、文体でしょうか?
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