森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「メトロポリタン美術館展☆西洋絵画の500年」に行きました

2022-04-24 00:20:31 | お出掛け日記

4月22日に国立新美術館にて、鑑賞してきました。

この美術展、強くお勧めできます。

本当に見応えがありました。

メトロポリタン美術館は、ルーブル・エルミタージュ・プラド美術館と共に世界四大美術館と言われているそうですね。

この美術館を一日で回るのは、かなり厳しい300万点の美術品を所蔵しているのだそう。今、その美術館は大規模改修中だという事もあって、多くの作品の貸し出しが実現したらしいです。

 

この「メトロポリタン美術館展」に行ったら、フライヤー(チラシ)は絶対に貰って来た方が良いですよ。表はポスターと同じですが、裏はドガの「踊り子たち、ピンクと緑」

そして中を開くと、なんと65点の絵が !!

 

もう永久保存版じゃないかしら。こんなフライヤー♪

何も考えずに、分けてちょっと撮ってみました。

そしてフライヤーにも書いてありますが、日本初公開作品が46点もあるんですよ。

知らない画家さん、画家は知っていても知らない絵画がたくさんあって嬉しかったです。

素晴らしい絵はたくさんありましたが、好きだなと思った絵の話がしたいと思います。たぶん他の人はあまり取り上げないのではと思います。

下の真ん中にある絵は、ヒューホ・ファン・デル・フースの「男性の肖像」です。

人物の絵もたくさんありましたが、こんなにもリアルに感じた人はいませんでした。もしもこの絵を自分の部屋に飾られたら、

「おはよう、ピエール。今日も一日結構忙しいのよ。」なんて、話しかけたくなりますよ。

ピエールって誰じゃ、というのは置いといて・・・^^

するとピエールが言います。

「今日もあなたのために祈ります。」

「えっ、良いよ。宗教が違うから。」

夜になるとまた

「ああ、ピエール、今日さ、こんな事があったのよ。どう思う ?」

「私はあなたのために祈りますね。」

「あっ、だから、それは良いや。」

って、美術館で、絵の前でこんな妄想をしている人はいないだろうなぁ、私以外は(笑)

 

それから下の絵は、ヤン・ステーンの「テラスの陽気な集い」。画家は昼間から飲んだくれる人々に、教訓として何かを訴えているかような事が、横の解説に書いてあったように思うのですが、私はこの絵に楽しさしか感じませんでした。確かに自堕落と言っちゃあ、自堕落。だけどみんな本当に楽しそうですよ。

時には、少々つまらないルールをちょっと破って、心の底から笑ったらいいんじゃないかと思ったりもするんですよ。

 

あっ、だけど、まだまだ人のいる場所ではマスクはしましょう。

それに !!!

横断歩道で人が待っていたら、車はちゃんと止まれって !!

それ、つまらない少々のルールじゃないからね。

とどさくさに紛れて、最近本当に不愉快に思っていることをさりげなく言いました。

片方が止まっているの見えると思うのよね。そこを「あっ、良いよね。」とか言う顔をして、止まらずに行く人を見ると、怖く感じるの。子供は片方が止まったら、考えずに歩きだすからね。危ないって!!

 

と言うわけで、話を元に戻すと、

また少々絵葉書を買ってきました。

シスレーの「ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌの橋」。

シスレーって、絵が優しい感じがして好きなのよね。

モネ「睡蓮」

ゴッホ「花咲く果樹園」

ちょっと驚いたのが、下の絵。

フェルメールの「信仰の寓意」

たぶん音声ガイドなどを聴きながらの人たちは、この絵の解説を詳しく聴いたのではないでしょうか。何が何を表しているとか。彼女が踏みつけているものはとか、背景の絵はとか・・・・。

私はあまりそういうのって好きじゃないんですが、だけどそこは少し気になりました。

この作品はフェルメール晩年の作品らしいのですが、テーマの選び方からしても、なんとなく彼らしくなくて、またそこが新鮮にも感じました。

 

そして、ターナー。

彼の絵って、本当にいいですよね。

この美術展は、撮影禁止です。

だけど最後の絵画を年代別に並べて見せてくれる映像の部屋は、okでした。

絵葉書があればと思っていた絵がなかったので、仕方がなく一枚だけ撮りました。美術館を出てからフライヤーを開いたのですが、そこでの扱いも、私のピエールの(笑)、横の横の豆粒みたいな扱いで、綺麗には撮れませんでしたが、撮って良かったと思った作品は下の、サルヴァトール・ローザの自画像です。この人は17世紀の画家であり詩人。

この方、とってもハンサムだと思いませんか?

私がこの絵の事を星子さんに言うと、彼女も

「思わず見とれちゃった。」と言ったのです。やっぱりこういう所が同じなのよね~と思い嬉しく感じました。

彼が手にしているのは、死を思わせる骸骨。そこに書き込んでいるのが「いずれいずこかを見よ。」とかなんとか。

カッコいい~!!

と、思ったのに、正確な言葉を三歩歩いたから忘れてしまいました(^_^;)

追記:調べました! 「見よ、最後には何処へ」でした。

 

こんな風にひとつひとつに感想を述べていたら、きりがありませんね。

とにかく見応え十分です。

5月30日までですが、予約制です。

 

外に出たら、新緑の風景が広がっていました。

 

 

そして、この日の花より団子タイムは、「シシリア六本木店」にて。夕食ですね。

ウニのスパゲティは分ける前の物を撮り忘れてしまいました。

グリーンサラダと、オニオングラタンスープ、ミックスピザと、そのウニのスパゲティねです。

 

 

 

その後、ちょっと珈琲が飲みたいなと駅に向かう道で探したのですが、チェーン店を避けたらなかなか見つけられず、「あった~!!」と入ったお店は、なんと奥がバーバーだったのですよ。

バーバーの待つ人のためのカフェだったのかと思い確認しましたが、大丈夫だという事で、そこで楽しいお喋りをして帰途に就きました。

また、そこの珈琲が美味しかったんです。

 

 

と言うわけで、4月22日は充実の一日でした。

が、明けて23日、私は絶不調。体の左半分がメチャクチャ痛い。思わず膵炎とかすい臓がんを検索したくなりました。だけど耐え難い痛みにはならなかったので、違うと思いホッとしています。

「観よ最後には何処へ」って呟きたくもなるけれど、それ、今じゃなくて良いですか。

ねっ、ピエール。


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