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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒Eleven第19話最終回2時間スペシャル「酒壷の蛇」

2013-03-20 23:19:17 | ドラマ(相棒)

ああ、とうとう最終回になってしまいました。

私の幸せな水曜日はしばしのお休みです。〈と言っても4月10日は藤原竜也くんのドラマがあるから、それは別〉

今シーズンも感想を書こうと思っていたのに、諸々と気もそぞろになることが多くて、あまり書けませんでした。先週なんかは特に書きたかったなあ。だって右京さんがとうとう願いを叶えて幽霊に会ったのですから。でも気がついていませんでしたよね、きっと。

 

先週もじわっと来たけれど、最終回の今回もうるっと来ました、ワタクシ。

最後の右京さんが恋文みたいだといったあの手紙に。

「ずっと君が嫌いだった。これからも君が大嫌いだ。」

ああ、愛を愛を感じる。あの男にも愛はあったのだと涙がほろりと零れたのでした。

そうしたら右京さんが、言葉通りに取る人がいたら困ると思ったのか「恋文のような」と解説を入れました。

そりゃそうですよね。

この部分、ライターさんが、たぶん「えい、やー」っと力を入れて書き、そしてご自身も悦に入って読み返していたりしそうなところですものね。私なんかはドラマに対しては素直なものですから、そういう部分にはちゃんと反応して涙なんかを流してしまうわけなのです。

今回のお話は全体に愛が溢れていましたね。

殺されてしまった刑事恩地の妻は、あまりの悲しみに、本当に魂の抜け殻のようになってしまい言動もおかしくなっていました。

罪を犯した企業側の我孫子と言う男も、妻と母親との確執を収め二人で新しく進むために、悪魔の誘惑に手を染めてしまったのかもしれません。

恩地の葬式も悲しかったです。

角田課長の「刑事の骨を拾う。」
なんか良かったですし、イタミンが葬式に来たのも良かったです。

大まかなあらすじ等はHPにてチェックして下さい。→こちら

 

しかしカイトパパ、ダークで良かったですよね。しかもあんなに右京に言われ放題なのに
「惜しいねえ・・」なんて微笑んじゃって、器、大きいじゃんと妙な感心をしてしまいました。ラスボス感が漂っていた小野田さんがいなくなった穴をばっちり埋めましたね。

カイトパパが好んで語った「酒壷の蛇」の逸話も、パパから聞く話と右京さんが語る話とでは全く視点が違っていて趣深かったです。

酒に見えるか蛇に見えるかではなく、誰が酒に変えるのか・・・・

それは優秀な者ではなく純粋である者。

 

文の脈絡がないのですが、このドラマの感想のメモとして書いておくべきことはやっぱり、自由に考える事が出来るのに自分の脳で考えることを止めてしまった者達に対してのメッセージが、やはりこのお話には含まれていたのかなと思ったことです。

 

もう一つ、脈絡ないのに、ふとある言葉が浮かんできてしまいました。

「蛇でいてくれてありがとう。」

さて、何のセリフでしょうか・・・なんちゃって(笑〉

 

でもこのドラマを見終わった後、アメリカの軍人が機密を中国の女子学生に流してしまったニュースを聞いて、思わず
「今日の『相棒』みたい。」と思った人は、私だけじゃないんじゃないかしら。

 

ラスト、右京とカイトの会話。

「二人だけの特命係なんですから。」と右京さんが言った時、私、ちょっとなんでかジーンとしてしまいました。

「相棒」には昔、このサブタイトルが付いていたじゃないですか。

ここに帰ってきたんだなあって思いました。

「新相棒」って本当にそんな感じがして、また次のシーズンが楽しみになりました。

 

「相棒」のほんとうに素晴らしいところは、薫ちゃんは薫ちゃん、尊は尊、そして享は享でキャラがかぶらないでしっかりしてるところですよね。

土曜日は映画にも行きますよ。そっちも楽しみです♪

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます。 (しゅう)
2013-03-21 07:16:59
書いてくださってありがとう(笑)。

実は先週の感想、書かれないのかな、と気になっていたのです。途中から、今回の良くできてるなぁ、脚本誰だろう?と思っていたら、さすがの古沢さんだったので、なるほどね~、でしたから。
昨日の最終回については、kiriyさんの感想、いちいち頷きながら読ませていただきました。あの手紙も、最後のセリフも、そして現実のアメリカのニュースについても。そして何気に、次の舞台でご一緒される角田課長(ノンキャリアで警視って偉い方でした)が活躍されていたのが嬉しかったです。
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こんばんは ()
2013-03-22 03:30:54
終わってしまった相棒11。
ご感想アップ、お疲れ様です。kiriyさん。

甲斐亨。馴染み過ぎて、新相棒だという事をうっかり忘れるくらいでした。若いって、やっぱ凄い。しかも、右京さん大プッシュの、筋金入りな純粋さの持ち主で、右京さん節にめげず、素直にどんどん状況を受け入れて行くもんだからか、観てるほも、あっさり受け止めさせられちゃう。TVの枠越えて、皆んなに好かれちゃう、見事なアイドル誕生。うん。アイドルすなわち偶像。
その所為かどうかはわかりまへんが、今期、どこかピュアな物語や、ファンタジーな物語が多かったように思うし、カイトくんによく似合っていた。哀しくて切なくて、また仮に悲惨でも、フレッシュな視聴後感が残るから、人の死ぬ刑事物に不謹慎ではありますが、観ていてとっても気持ちよかったです。
ああ・・・、それ故、尚のこと気をつけねば。
考える自由を享受せんとなあ。。は!享受のキョウってば、亨ら。。些細な奇遇に更に気分良くして、また来週~、いや来期!
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しゅう様 (kiriy)
2013-03-25 13:54:51
>書いてくださってありがとう。
ふふふ。
そんなふうに言ってくださって嬉しいというのもあるけれど、文中の言葉に呼応してくださったのですね。思わずニヤリ。

まるで合言葉みたい〈笑〉

18話の「BIRTHDAY」、私も途中で「今日の凄く面白いね。」って思わず言ってしまいました。そして泣けました。

だけど感想を書いていたら、まっさきに幽霊のことを書いたと思うし、「あんなに息をしてなかったら、脳に障害が残るってことはこの際、気にしないことにしよう。」ってな文も書き込んだかも〈笑〉

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ま様 (kiriy)
2013-03-25 14:02:38
>ご感想アップ、お疲れ様です.
などとおっしゃってくださって、ありがとうございます。だけど今季は、メッチャクチャアップ率が悪くて、気分的には「おもさげながんす。」というような感じです。

>考える自由を享受せんとなあ。。は!享受のキョウってば、亨ら。。些細な奇遇に更に気分良くして

うふふ。
これ読んでいて、私も「あっら~?」って思いました。
カイトの享って、字の如くの人なのかなあって。

本当に彼、今シーズンから出てきたとは思えないほど馴染んでいましたね。しかも彼に似合ったお話、たしかに多かったように思いました。このシリーズも気に入りました。来季も楽しみです。
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