―犯人、全く思いがけない人であの人だなんて思いもよらなかったわ~。
と、もしも私が言ったなら、右京さんに
「案外、あなたはシニカルな人なんですねぇ。」と叱られてしまうかも。
だけどあまりにもフツーだったので、えっー!!となったのは確かなんだな、これが。
と言うか、メガネぐらい、翌日に買えよ。
貧乏の研究命って言う描写はなかったじゃん。らでっしゅ食べて飢えをしのいでいるシーンもなかったじゃん。
だったら、メガネ買えよ。
すみませんねぇ。細かい所に拘っちまうのが右京さんと10年以上も付き合ってきた私たちの癖なのよ。
彼女は目が悪そう→眼鏡をしていた→あのメガネは。。。
なーんてところでは、うなれないわけで、逆に「ちっ!」って思う所なのよね。
実は私、彼女が犯人と分かった時点で時間的に寝落ち〈一番眠い時間なので〉しちゃったんです。
でも寝ぼけた頭でチラチラは見ていたかもしれません。その寝ぼけた頭で感じたのは、なんかこれ批判が多いだろうなって思ったんです。
でも今日、はっきり目が覚めている時にちゃんと見直してみたんです。
すると、「ああなってこうなって」の部分が凄く面白い。
教授が昆虫学者だったから、あの箱を見つける事が出来たと言うのは、凄く納得です。上手いじゃない。そして常に見かけより本質を大事にする教授は常に「先生」であったのですね。
失敗しても何度でもやり直せるとある時はかつて傲慢だった男に説き、一人研究に没頭する女性にはヒントを与えて助けようとする。
素晴らしい(ノД`)・゜・。
だけれどわけのわからないような研究女に殺されてしまったのですよ。
「相棒」のなんだかちょっとかわいそう的な音楽を掛けられても、馬鹿じゃないの、この女って思っちゃいますよ。
思うに、人を殺そうなんて思う人は、どこかおかしいのですよ。
そのおかしいよと言う部分を書かなくちゃダメだと思うのです。
この女性も、相当おかしい人だと思いますよ。だって人を衝動的に殺した後も、同じように図書館で勉強しているなんてありえないと思います。
なんでか図書館から大学の談話室とかで勉強をするようになったとかー。
そう言う変化があったって良かったと思います。
フェイクのためのネットの危険性エピは、いたって軽く、この感想を書くにあたってもすっかり忘れていたほどです。
フェイクを作ったと言うことは、刑事ドラマだから「犯人当て」と言うものに拘ったのかもしれませんが、「相棒」はそこは無理しなくても良かったのになあって思いました。
主軸のお話は、本当に良かったです。
ラストシーン。
連行される女性が同じように教授にかかわって、人生やり直し中の男性を教授と見間違えて立ち止まるシーンなどは、はっとしました。
私の妄想演出ですが、
「せんせーーー!!!ごめんなさーーーーい!!!!」と泣いて取りすがり、はっと我に返って違う男性だと気が付きガクッと膝を落とす。それを右京とカイトが優しく立たせ連れ去っていく。
間違えられた男も、静かに頷き本の前に立ち尽くす。
と、このぐらいのシーンがあったら、教授も少しは報われたかなって思ってしまったのでした。
ところで私、このライターさん「相棒」でお見かけしないから、また新人さんかなと思っていました。だから次回を期待して少々辛口だったかも。でもよくよく見たらさ・・・・
「インシテミル」とか…あとさぁ、びっくりしたんだけれど「るろうに」書いてた!!!
私、藤原さんが関わってるものに関わってる人は、あまり悪く言いたくないので、もう止めときます。
あとひとつだけ。
松の行列毛虫って、本当に凄いのよ。
ここに写真載せると、「閲覧注意」になってしまうから載せないけれど、
興味がある方は検索してみると良いですよ。
移動する時に、本当に一列になって行列するのですが、結構長いんです。
実際には見た事がないし、本当に見たら「げっー」ってなりそう。でも画像は平気なんです。
それで見ると、やっぱり虫の世界も侮れないなって思います。
そう言えば・・あと一つだけって言ったけれど、しつこくもう一個。
ツイッターで「今日の月はとっても綺麗です。」って私も良く書き込んじゃうし、そしてよく見るけれど、あれって世界に向けて「愛してる」って言ってるようなもんだね。
いつも、拝見しています。
ドラマレビューは、視点が鋭くて、時には辛辣ですが、私と違い“叱咤激励”の愛を感じます。
常々、共感することは多いのですが、今回は激しく同感。
教授は、現存してほしいと思わせる“学者”で、探究心を持った者には惜しみなく応援、さらに、宝探しのように本を道標にするような遊び心も持っている。
準レギュラーとして、今後も登場してほしいとさえ思いました。
そんな教授を殺害したのは、訳の分からない女子学生。おっしゃる通り、恩師を殺害した後も、普通に勉強している。しかも、衝動的に殺害したのにもかかわらず、証拠隠滅の為、学生を脅すズル賢さ。
動機もおかしいです(殺害される直前の彼女に向けた教授の言葉も変でしたが)。
最近の『相棒』は、意外性を持たせるあまり、殺害動機や登場人物の言動に納得のいかないことが多いように思います。
夏目漱石の「月がきれいですね」に関する伝説は素敵ですね。
私も、いつも英さんの感想を全部読んでいるんですよ。
褒めて頂いたから褒め返しではないのですが、私こそいつも感心しています。
本当に理論的によく見ていらっしゃるなあと思っているんです。そして結構「本当よねぇ!」と共鳴しているんです。
ただ私は最後は甘っちょろく「よかった」でくくることが多いので、時には真逆の雰囲気。それでTBを送ったら
「おのれ、ケンカ売ってるのか。」と誤解されたらどーしよって、読み逃げが多かったのですが、これからは堂々と、私の甘々感想を送ってもいいですか^^
〈もちろん、喧嘩なんか一度も売ったことなどありません!〉(笑)
今回の「相棒」はお話の流れは、意外と面白く感じました。要するに欲張っちゃった感がしたのと、犯人の女性に魅力がなかった点に問題があったような気がしました。
英さんと全くの同意見ですね!
「月が綺麗ですね。」が気に入った模様。是非奥様にお使いください ニヤニヤ
>私も、いつも英さんの感想を全部読んでいるんですよ。
褒めて頂いたから褒め返しではないのですが、私こそいつも感心しています。
ぜ、全部ですか。それはうれしいです。
>本当に理論的によく見ていらっしゃるなあと思っているんです。そして結構「本当よねぇ!」と共鳴しているんです。
理屈っぽいだけかもしれません。
>時には真逆の雰囲気。それでTBを送ったら
「おのれ、ケンカ売ってるのか。」と誤解されたらどーしよって、読み逃げが多かったのですが、これからは堂々と、私の甘々感想を送ってもいいですか^^
ええ、お待ちしています。
白状しますと、相棒の「ママ友」の後半部分の感想(安易な呼称で“ひと括り”にするのはどうか)には、≪うん、そうだ≫と共感したのですが、≪私より手厳しいかも≫と思いました。もちろん、他の記事を読んでいるので、それがkiriyさんの印象ではありません。
でも、今回私もコメントを送る際、ドキドキしました。
あと、「喧嘩を売る(それはちょっと違うんじゃない)」と言う意味でトラックバックを送ることはたまにあります(今回は違いますよ)。ほとんど、無反応ですが。
今回は面白かったとは思います。今回担当された脚本家の藤井清美氏は、「ママ友」の原案者でした。新参の脚本家さんは、頑張り過ぎるきらいがあるようですね。
「月がきれいですね」を妻に使っても、100%と「何を言ってるの?」と理解してくれないと思います。
長々と、失礼しました。
>≪私より手厳しいかも≫と思いました。
ええ、そうかな~、思わず読み返しちゃいました(笑)
>「月がきれいですね」を妻に使っても、100%と「何を言ってるの?」と理解してくれないと思います。
確かに。私も「愛している。」の代わりには思えないかも(笑)
だけど、
「ねえ、見てごらん。月が綺麗だよ。」って言われると、なんだか嬉しい・・・・ふふふ
やっぱしやってみぃ ニヤニヤ