昨日は地域のシニアと小学生のふれあいのイベントがあって、自治会役員の私はお手伝いに行ってきました。
私はまだ一応、招待客の資格対象ではないのですが、わずかばかりのお手伝いの後に招待客と一緒に席についてしまっては、子供たちから見ればみんな似たり寄ったりにしか見えないわけで、同じように接待していただきました。
子供たちががんがんと質問してきます。
「好きなものは何ですか。」
「今、気になっていることは何ですか。」
「はまってることは何ですか。」
言葉は違うけれど、皆、類似質問です。(しかもなんで今ブログに書いているテーマを知ってるわけ ? と言うのは考えすぎ・(笑))
最初は
「いっぱいありすぎて分かりません。」と言ったのですが、子供と言うのは、聞けば必ず答えが返ってくると信じている生き物なのです。
仕方がないので、答えを考えました。
ええっと・・・・
ー藤原竜也のあれやこれや・・
は、答え的にはどうかと思うし、
― 森の風を感じる事よ・・・
って、それはどうかな・・
― ピアノの練習・・・・
は、ちょっと嘘だし・・・
ー 吉田拓郎って知ってる?
― 萩尾望都を知ってる?
いやいやいや、ムリムリ。知らないって言われたら、私の独演会になってしまう可能性が・・(^_^;)
― 気になっている事って言ったら、やっぱり日本丸の今後よね・・・
も、ダメだよなあ。
めんどくさいので
「映画よ。映画を見る事が好きなの。」と無難な事を言っておきました。
嘘じゃないしね。
「最近、見た映画は何ですか。」などと言うものですから、そこはいろいろ考えないで
「『22年目の告白』よ。」と言ったら、しら~っとされました。
― ハイハイ。何も考えずにはしゃいで言った私がおバカちゃんでした。
質問されるよりする方が楽ってもんだと、こちらから質問返しをしてやりました。
アニメが好きと言うので、
「ジブリ作品では何が好きなの。」
「『ラピュタ』かな。」「『耳をすませば』」「やっぱり『千と千尋』かな。」
まあ、皆さんと話が合う事! (違った見方をすれば、同じレベル。)
チョー自慢気に、先日行った四万温泉の『千と千尋』のモデルになったと言われている旅館の写真を見せてあげました。旅行も好きですから。
すると我が家の猫ちゃんたちの画像も出てきて、これまた自慢げに
「うちの猫よ。」と言い、お決まりの
「キャー、可愛い~。」と言うほめ言葉を頂きました。猫も好き。
「そう言えば、『君の名は。』も見たよ。」と言いましたら、
「何回ですか。」と、思いがけない質問をされました。
「い、いっかいだけど (^_^;)…。だけどあれ、良かったよね。」と言いましたら、少年が張り切って「前前前世」を歌ってくれたのでした。
楽しいひと時でした。
好きなものがたくさんある私は幸せな人だと思います。
好きなもの・夢中になれるものが見つからなくて寂しく思う人も、毎日の暮らしをぐるりと見まわしてみると、本当は既にそんな好きなものに囲まれているのかもしれません。
いやいや、迷ったり悩んでいる人はそう言う事を言っているのではないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そうかもしれません。
だけど方程式のXやYは式を見ただけでは解けません。順々にひいたり足したり、そして移行したり掛けたり割ったり。そして答えにたどり着くと言うものです。
それにしたって私はやはりしあわせな人です。なぜなら、こういう事をしたいなと思うと必ずそれを助けてくれる人が、今までは現れてくれていたからです。この先は分からない事なので「今までは」と書きましたが、いつだっていろいろな人に助けられているのです。
「まあまあまあ」と言う記事の下の方に、2013年のマイブームの事を書きましたが、今度の「大人のためのピアノの発表会」で私がやったものは、その創作の発表だったんですよ。
はっきり言って「よくやるよ。」と言うレベルですが、それを後押しして下さったり楽譜に起こしてくださったりする先生と巡り合えたことも、私は運がいいと思います。加えて私が作った歌を代わりに歌ってくださった方の歌が素晴らしくて、「いい歌だなあ。」って自分で思ってしまいました(^_^;)
と言ってもですね、自分の作ったものを発表したというと、なんか素晴らしいような想像をしちゃダメですよ。
さっきも言った通り「よくやるよ。」レベルなんですからね。
あまり良い反応とは言えなかったし、なんたってカリスマ性がないものだから人を引っ張る力もないわけで、分かっていたけれどちょっと落ち込みました。
だけど私はめげないのだ!! ←今の気持ち。
ところでね、昨日小学校を訪れた時、思わず心がタイムトラベルをしてしまいました。
誰もいない通路で、私は子供の名前を小さな声で呼んでしまいました。
「ラッタ君。」
可愛かったラッタ君が、軽く手を振って私の横を走り抜けていきました。
「ルート君。」
「あっ、ママー。」と向こうで一年生のルート君が手を振りました。
ほんとうはね、君たちが生まれてきてくれた日から、私はずっとしあわせだったんだー。。