森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒7-15「密愛」

2009-02-19 00:03:46 | ドラマ(相棒)

「相棒」のHPのストーリーの所に

相棒史上最高の一騎打ちがいま始まる!

とあったけれど、本当に一騎打ちでした。

登場人物は6人。右京さんと大学の時のフランス文学の恩師悦子、殺された榊、不審な男、向かい側の布団屋のおばちゃん、榊の前の妻。(とってもこの国最高の、学校の生徒には見えない大学生達は抜かして)

だけど岸恵子さんの存在感が凄かったです。
寒々しい冬の風景と、素敵な別荘、そしてハイセンスの岸さんのファッション。そこで繰り広げられる愛の物語。かつての優秀な教え子である窓際刑事と、美しかった初老の元教師の対決。今日の「相棒」そのものが、フランス文学のようでした。さながらフランソワーズ・サガンティストと言った所かしら。

私は岸さんの事を今まで、そんなに素敵だと思ったことがなかったのです。なぜなら彼女が演じた役で知っているのは、「悪魔の手毬歌」の犯人役だったり、特攻隊の物語の宿屋の女将だったりで、衣装もそれなりでした。でも今日は、いったい何着着替えたのと言うくらい素敵でしたよね。

岸恵子さんと国広富之さんの配役がぴったりだったのが良かったのだと思います。

密室殺人のトリックの鍵は「愛」だったとは。

真面目な顔をして、猿とかリすとか氷とか言っている右京さんには笑えました。もちろんわざと言っているのは分かっているのですが、あれはある意味ライター様(今回は古沢良太)の密室殺人トリックの日頃から思っている皮肉みたいなものでしょうか。

 

右京に分かってもらいたいから、彼を呼んだ。
でも、その理由は良心の呵責からではなく、自分が愛されたことを、ただ一人でいいから知ってもらいたかったから。

右京はその選ばれた一人だったわけですね。

恋人の為にブレンドされたハーブティに、謝る悦子の姿にちょっとジワーッと来ました。

 

今回がしっとりだったので、来週は賑やかにやってもらいたいですね。なんと来週の相棒は芹沢君ですよ。彼に相棒の役が回っていくなんて、実は微塵にも思っていなかったので、そこから「やられた~」と言う嬉しさがありました。来週も期待しちゃいます。

米沢映画のミニドラマは「マージャン編」。
「何だこの役は~!」
「敢て言わせていただくなら、主役かと。」って何時もこれは面白いですね。

 


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